もう、手元にあるチャンネルストリップ、まとめて終わらせてやろう。
と、思ったのだが、もしかしたら、現時点で持っているやつはこれで終わりのような気がする。
気がする、というのも、なぜか入っているやつって、結構ありませんか?
これも、買った記憶がないから、無料配布でもらったんだろうなぁ、きっと。
定価349ドルだって(笑)
ちなみに、Plugin Allianceって、頻繁にセールをやっているので、定価で買わない方がよいですよ。
今、パッと見たら、bx_console SSL 4000Eってやつも、定価同じだけど、現在、39.99ドルらしいし。
そうそう、Plugin Allianceといえば、サブスクがよいらしいですよ。
というのも、Plugin Allianceのサブスクは、月々払った額と同じ額のバウチャー(商品券)をもらえるらしいし。
プラグインを自由に使えて、最終的には気に入ったものを購入できる、というすばらしいもの。
・・・と思って、今、見ていたら、システムが変わったようですね。
月々の支払いを行って、1年で3個~10個(プランによって違う)のプラグインがもらえるようです。
手に入るのは、3~10個ではあるが、サブスクだから、プラグインの使用自体はいくらでも可能なんだから、得といえば得。
まぁ、ボクはサブスクが嫌いだから、やっていないんだけどね。
前置きが長い。
いや、チャンネルストリップって、エフェクターの塊だから、正直、面倒くさいんだよ、まとめるのが。
その面倒くささが、前置きの長さになっております。
SSL Native Channel Strip2はSSL 360を使える、SSL EV2はプリセットが膨大、という特徴がありました。
bx_console Focusrite SCの特徴はなんだといえば、やっぱりTMTでしょうか。
チャンネルストリップって、でっかいミキサーの1つを取り出したものです。
で、実機は当然、いろいろな部品の集合体なわけで、どうやったって、それぞれのチャンネルで微妙に違いが生まれるんだとか。
それを、プラグインでも再現したそうです。
これにより、音に深みというか、奥行きがでるんだそうで。
まぁ、そのあたりも後で見ていきましょうか。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
Plugin Alliance Installation Managerというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
コンプ
Threshold、Ratio、Release、Attack、Gainあたりはコンプの通常のつまみですね。
Mixがついているので、パラレルコンプです。
上のComp Inがバイパスのスイッチです。
Linkをオフにすると、左右でそれぞれにコンプがかかります。
左右で音量差大きい場合は、コンプのかかり方が変わってきます。
逆に、オンにすると、左右で同じようにコンプがかかるようになります。
この場合は、左右の音の大きい方の音量を基準にして、左右両方にコンプをかけるみたいです。
マニュアルには書いていないけど、動きを見ている限り、そんな感じです。
ゲート・エキスパンダー
こちらも、おおむねコンプと同じつまみです。
Link、Gate Inもコンプと同じですね。
Thresholdで、音量を小さくする基準を決める。
Rangeでどれだけ小さくするか。
Holdはスレッショルドを下回ってから、ゲートを閉じるまでの時間。
Holdの時間を過ぎたら、Releaseで設定した速度で閉じていきます。
Fast Attackは50msになるようです。
Attackはないので、デフォルトでは自動のようですね。
Expandはエキスパンダーへの切り替え。
Ext Keyは外部サイドチェーンへの切り替え。
Key Listenは、外部サイドチェーンの設定をしているときに、外部サイドチェーンの音だけを確認するために使用します。
毎回書くけど、ゲートはこういう使い方ではない。
ディエッサー・エキサイター
このチャンネルストリップはディエッサー・エキサイターもついていますね。
Sensitivityのつまみを左に回すとディエッサー、右に回すとエキサイターとなります。
Freqで周波数を設定。
De-Essがディエッサー/エキサイターのバイパス。
小さいボタンかLEDかわからんようなListenで、設定する周波数の音を確認できるようです。
ダイナミクスフィルター
内部サイドチェーンっぽいです。
ローパス、ピーク、ハイパスと並んでいます。
赤いボタンを押す回数で、設定が変わります。
1回・・・コンプのサイドチェーン
2回・・・ゲートのサイドチェーン
3回・・・コンプとゲートのサイドチェーン
4回・・・通常のローパス、ピーク、ハイパス
5回・・・オフ
4回押したときは、通常のローパス、ハイパスになりますが、EQセクションの方のローパス、ハイパスを使うと、カットが大きくなります。
EQ側が無効になるとかではないようです。
×10のボタンは、ピークの周波数を10倍にするということですね。
60のところが600に、600が6000になるようです。
フィルター
こちらは通常のフィルターですね。
LPF、HPFと書かれた上にあるボタンがバイパス。
/3、×3は、ダイナミクスフィルターの方の×10と同じ仕組みですね。
EQ
LF、LMF、HMF、HFですね。
Band Inがバイパス。
右下のAll EQが4つすべてのバイパスです。
あとは、見たままですね。
HF、LFはハイシェルフとローシェルフで、ピークとの切り替えはないようです。
EQ Postがオンのときは、ダイナミクス → フィルター → EQとなっているようです。
オフにすると、フィルター → EQ → ダイナミクス。
マスターセクション
In Gainはインプットゲインですね。
V Gainは、アナログ回路に存在するノイズをシミュレートしているのだとか。
さらに、つまみとは思えないTHDと書かれているやつがスレッショルド。
サチュレーションのつまみのようです。
Phaseは位相の反転。
Muteはミュートですね。
TMT
最初に書いておいて、やっと出てきました、TMT。
最初のところでもちょっと書きましたが、ミキサーって、こんな感じなわけです。
これは、前に紹介したSSL 360の画像なので、実機ではないですが。
で、この1つ1つ、同じ部品を使っているのですが、やはり、実体のあるものというのは、微妙な差異が出てくるそうです。
例えば、上のSSL 360はプラグインなので、同じ設定にすれば、まったく同じ効果となります。
それを実機のように、微妙な差異を生み出すのがTMT。
LとRに1、2と書いています。
EQをいじってみると、こんな感じ。
微妙にずれていますよね。
LとRでEQの設定に微妙なずれがある。
これ、3と4、13と14では、また微妙なずれがある。
最大72チャンネルまであるそうです。
こんな感じです。
つまり、36トラックに全部挿したら、それぞれのLとRの72の微妙な差異を含むようになる。
これが、深みを生む・・・らしいです。
ちなみに、左右でずらしたくない場合は、Analogというボタンを押すと、Digitalと表示され、左右のずれはなくなります。
もちろん、チャンネルごとのずれはあります。
うーん、どうなんでしょう。
数字は直接入力するか、赤い矢印を押すかで変更できますが、Random ChannelのOneを押すと、適当に決めてくれます。
隣にあるALLというのは、このチャンネルストリップを複数挿している場合に、全部のチャンネルストリップをランダムに設定しくれます。
すごいですね。
チャンネルストリップ・・・、大変です。
価格
【定価】
349ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2022年4月 無料配布
2022年11月 5400円
2022年11月 29.99ドル
2023年3月 39.99ドル
2023年4月 24.99ドル
2023年5月 19.99ドル(クーポン使用時)
2023年6月 24.99ドル
2023年8月 29.99ドル(2つ買うと2つ無料)
2023年11月 49.99ドル(Plugin Allianceさん)
2024年2月 29.99ドル(Plugin Allianceさん)
2024年5月 39.99ドル(Plugin Allianceさん)
2024年6月 29.99ドル(PluginAllianceさん)
2024年8月 2つで39.99ドル(PluginAllianceさん)
2024年9月 29.99ドル(Plugin Allianceさん)
2024年11月 29.99ドル(PluginAllianceさん)
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