680.有料プラグイン IK MULTIMEDIA社のTape Machine 24を使ってみよう♪ ~テープシミュレーター~

テープシミュレーターです。
MCI JH24をプラグイン化したものらしいです。

どうも、このテープシミュレーターというのが苦手で・・・
苦手というのは、使うのが苦手ではなく、紹介するのが苦手って感じで・・・

なんというか、違いがわかりづらい(笑)
まぁ、デジタルの音にアナログ感を加えるプラグインってことらしいんですけどね。

しかし、T-RackSが6になって、改めて、T-RackSで紹介していないものを全部紹介せねば、という使命感が湧いてきたのだ。

ということで、どんどんいってみよう♪
「どんどん」って書きましたが、T-rackSにはテープシミュレーターがやたらとあるんですよね・・・

基本情報

ダウンロードはこちら。

インストール方法

IK Multimedia Product Managerというソフトからインストール

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

INPUT・OUTPUT・電源・RESET

基本的なところを先に。
INPUT・OUTPUTはインプットゲインとアウトプットゲインです。
当然INPUTを上げると、エフェクトが強くなります。
音量も上がるので、OUTPUTで下げます。

電源は一番右で、ON/OFFができます。

RESETで設定をリセットできます。

TAPE

テープが4種類あります。
これは、本家さまのページに書いてあるのを、そのまま引用しましょう。

250: 3M/Scotch 250をモデルとしています。このテープは全モデルの中で最もダイナミック・レンジが狭いため、アグレッシブな味付けとサチュレーションを特徴としています。
456: Ampex 456をモデルとしています。250に比べ余裕のあるヘッドルームが特徴で、最も広く使用されているテープといえるでしょう。歪みの少ないキャラクターを特徴としています。
499: Ampex 499をモデルとしています。このモデルは最も透明なレコーディングが可能ですが、低速にすると心地のよい低域ブーストを加えることができます。
GP9: Quantegy GP9をモデルとしています。250や456よりさらにレンジが広く、最小限の歪みと穏やかなパフォーマンスを特徴としています。

らしいです。

IPS

テープスピードの設定です。
IPSは、inch per second(インチ/秒)のことで、単位のことのようです。
15と30があります。

スピードが速いほど忠実度が増し、スピードが遅いほど温かみのある丸みのある音色になるそうです。

INPUT/REPRO・TRUE STEREO・TRANSPORT MODELING

デフォルトでREPROになっていますが、INPUTとの切り替えができます。
INPUTにすると、テープ部分を通らないということで、バイパスみたいなものですね。
ただ、完全なバイパスではなく、倍音は負荷されるみたいなので、アナログ感は生まれるようです。
でも、それならテープシミュレーターを使わなくてもよいのでは?と思ってしまいますよね・・・

TRUE STEREOは実機における左右の差異を実現したものです。
オフにすると、左右同じようにエフェクトがかかります。

TRANSPORT MODELINGは実機における左右のゆらぎを実現したものです。
これもオフにすることで、安定します。

まぁ、とりあえずは、TRUE STEREO、TRANSPORT MODELING・REPROをオンの状態、つまりはデフォルトからあえて変更する必要はないと思うんですけどね・・・

RECORD(BIAS・LEVEL・HF EQ)・PLAY(LEVEL・HF EQ・LF EQ)・AUTO CAL

RECORDとPLAYはたぶん、録音段階と再生段階ですね。

BIAS(RECORD)は、録音信号のバイアス量の調整。プラス側はよりウォーミーで緩やかなサチュレーション・サウンド、マイナス側は高域ブーストとディストーション。

LEVELはRECORDにもPLAYにもあり、どちらも音量ですが、RECORDはテープの前、PLAYはテープの後。
だから、RECORD側は上げると倍音が付加され、PLAY側は倍音は付加されない。
いわば、RECORD側はインプット、PLAY側はアウトプットぐらいの認識でよいかと。

HF EQは高域のEQですが、RECORD側は高域を上げつつ(下げつつ)、それ以下を下げる(上げる)ようです。
PLAY側は、高域だけを調整するみたいです。

LF EQはPLAY側にしかなくて、低域を調整するつまみです。

AUTO CALは、RECORD、PLAYでの調整をリセットするスイッチのようです。

まとめ

テープシミュレーションって、あんまりはっきりと音が変わるわけではないんですよね。
とは言え、音が変わらないかと言えば、変わるんですよね。

じゃあ、どう変わってるのか、というと、うーん・・・って感じで、どうも紹介しにくいんですよねぇ。
が、しばらく、これが続きそうです。

価格

【定価】
99.99ユーロ

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2024年9月 29.56ユーロ(PLUGIN BOUTIQUEさん)

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