576.有料プラグイン UNIVERSAL AUDIO社のManley VOXBOX Channel Strip使ってみよう♪ ~ボーカル用チャンネルストリップ~

最近、UAD(UNIVERSAL AUDIO)がものすごくセールをしている。
正直、そこまでUADに対して魅力を感じていなかった(・・・と言いつつ、いくつかは購入)んだが、1つだけ、どうしても気になっていたのがあった。
それが、このVOXBOX。

MANLEY社のVOXBOXという実機をUADがプラグイン化したものです。

LA2Aとか1176とか、Pultecとか、UADのは持っていなくても、他のメーカーのを持っているから、まぁ、別に・・・って感じ(・・・LA2Aも1176もPultecもなぜか(?)、DAW内に鎮座している)なんだけど、このVOXBOXは、他のメーカーで見かけなかった。
いや、あるのかもしれないけど、ボクは持っていなかった。

まぁ、持っていないからといって、購入しないといけないわけではないし、ボーカル用のプラグインは他に持っているものもあるんだけど、なぜか魅かれた。
この短期間で何度かセールをやっていて、その度に価格も違ったんだけど、何度も買い物かごに入れては、いやいやダメだ、と思って削除するというのを繰り返した。
が、今回の39ドルには負けてしまった。

何に魅かれたのか、自分でもわからないんだよなぁ。
ただ、何故か、今後ボーカルにはこいつをずっと使い続ける感じがしたんだよなぁ。

果たして、どんなものですかねぇ。

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

電源

電源が二か所。
どちらでも一緒みたいです。

デフォルトの設定で、すでに少しコンプがかかっている状態のようです。
とはいえ、音量は変わらないようになっているみたいなので、とりあえず、オンとオフで聴き比べてみましょう。

音量は変わっていないですが、コンプがかかっているというのもありますし、倍音が少しだけ付加されているので、微妙に変わりますね。

SOURCE・ローカット・位相

SOURCEはLINEとMICがあります。
LINEとMICでは、デフォルトで周波数のカーブがやや異なります(MICは低音がやや強め)。
そして、MICの方が音量がやや大きい設定になっています。

ちなみに、つまみの部分ではなくても、LINE、MICという文字をクリックして切り替えることもできるようです。

また、UADのハードウェアを持っていると、このプラグインのLINEとMICの切り替えで、ハードウェアの切り替えもできるみたいなことをマニュアルに書いていますが、ボクは持っていないので、よくわかりません。

ローカットは、表示にある通りです。
ちなみに、FLATにしていても、

0°、180°と表示されているのは、位相の反転ですね。
これは、他の楽器などの音と一緒に聴いていないと、単独では変化はわからないですね。

INPUT・OUTPUT

INPUT・OUTPUTは、単純な音量の調整です。
単純な音量の調整ですが、INPUTを上げると、コンプなどのエフェクトのかかり具合が強くなります。
最終的な出力の調整がOUTPUTですね。

プラグインの音量調整って、いろんなところに出てきて、最初のころは違いがよくわからなかったんですよねぇ。

コンプがかかっているので、INPUTを上げると、やや変わってきますね。

コンプレッサー・プリアンプ

GAINと表示されているのがプリアンプのゲインです。
プリアンプですが、音の流れ的には、コンプレッサーの後ろになっているようです。

コンプレッサー → プリアンプです。

THRESHOLDは、スレッショルドですね。
右に回すと、より強くかかります。

レシオは、表示されているように3:1で固定のようです。

ATTACK、RELEASEは、数値固定で選択する形のようです。

LINK・SEPARATEは左右で同じようにコンプをかけるか、別でコンプをかけるかの切り替えです。

ディエッサー・リミッター

THRESHOLDは右に回すと、圧縮が強くなります。

LIMITに設定されていると、ディエッサーではなく、リミッターになります。

3K、6K、9K、12Kを選択すると、ディエッサーになります。

EQ

EQはそのままですね。
LOWとHIはブースト、MIDはカット方向です。
全てベルカーブになっています。

XFMR INはトランスフォーマーというものらしく、周波数設定が微妙に変わるらしいです。
デフォルトでは、INの方になっていますので、BYPASSにした方がよければ、ここで、設定を変えます。

EQははっきり違いがわかりますね。
XFMR INは、それほどの変化はないです。

まとめ

とりあえず、全部使っていじってみたのがこちら。

うん、よき感じです。

他のものと比べて、ものすごくよいかどうかまではわかりませんが、結構気に入りました。
実際に使っていって、どうなるかですねぇ。

価格

【定価】
299ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2023年11月 39ドル

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