478.有料プラグイン GLITCH MACHINES社のCATARACT2を使ってみよう♪ ~セグメント マルチプレクサ~

変態的(ほめ言葉)プラグインを開発しているGLITCH MACHINES社、まだ紹介していないのがあったので、紹介してみる。
一時期、がんばったんだけど、変態的である上に、性能が高すぎて、複雑怪奇で、紹介するのが面倒なんですよね(笑)
で、ついつい敬遠してしまったが、バンドルがセールしてたりするので、改めてがんばってみよう。

今回のCATARACT2はCATARACTのバージョンアップ版。

しかし、本家のページを見ると、2と書いていないので、正確にはCATARACTなのかもしれない。
1の方はページから抹消されていますし(笑)
しかも、アップグレードも本家のページには見当たらないという状況。
ボクが見逃しているだけかもしれませんけど。

では、見ていきましょう。

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

プリセット

何はともあれ、プリセットで音を確認してみましょう。
このプラグインは、DAW側で再生を押せば、自動的に音が出るという、なかなか面倒なプラグインです。
せめて、MIDIに反応してくれるとよいのですが・・・

はい、これを聴いて、もう必要ないと感じられた方は、ここから先は必要なしですね。
さすがのGLITCH MACHINESクオリティです。

XMOD

真ん中のつまみがAとBのどちらの音をどれだけ出すかの設定になります。
左に回すとAの音が、右に回すとBの音がでます。

で、黒い蹄鉄みたいなやつを上げていくと、LFOが割り当てられます。
LFOの形はWAVEで、動く速度はRATEで設定します。

メトロノームのマークは、RATEをDAWに同期させる、つまり、1小節や1/4小節などで設定できるようになります。

GLOBAL

 

PANはパンですね。

MORPHは、スロットAの2つの音を出す量ですね。
左に回すと1(上)の音が、右に回すと2(下)の音が出ます。

隣の双葉(?)のようなやつは、オンにするとランダムになります。

真ん中の線(一体、これらは何を表しているんでしょうか?)は、MORPHの双葉とつながっています。
これがオフのときは、1と2をランダムに交互に再生。
オンのときは、1と2をランダムにブレンドするらしい。

とりあえず、Aだけ音を出して確認します。

SLOTS・GLOBAL RATIO

RATIOは再生速度。
LVLは音量です。

SLOTSの方は、1が上の音、2が下の音の設定ですね。

GLOBAL RATIOの方は、1と2の両方の設定です。
RATIOは再生速度。
しかも、こっちは、モジュレーションがあります。
DEPTHでモジュレーションの割り当て量。
RATEがモジュレーションの速度。
WAVEがLFOの波形ですね。
メトロノームはDAWに同期。

真ん中のLINKボタンをオンにすると、再生が一番左にいくたびに、LFOが再トリガーされます。

SCANNER OUT

3バンドEQとコンプとアンプです。
EQはLOWが100Hz、MIDが1100Hz、HIGHが11000Hz。

下段はコンプ、スレッショルド、レシオ、アタック、リリースですね。

AMPはアンプ。

SCAN

左上の「/16」と表示されている部分は、サンプルをいくつに分割するか。
GATEは分割したものの長さの調整。
WAVEは分割したもののどこの音を出すか。
RATEはLFOの速度。
メトロノームはDAWと同期。

ループマークは、新しいセグメントがトリガーされるまでループし続ける・・・らしいが、つまり???
結果として、音の数が多くなる。

双葉マークはGATEのランダム。
丸に三角マークは、再生をスムーズにする。

はい、こんなの実際に見ないと言葉ではわかりませんね。
で、マークが多すぎて、文章に表しにくいんですけど・・・

SCAN SEQUENCE

SCANで触れなかった左下をオンにすると、シーケンスが適用される。
左上の「1BAR」は当然長さ。
ループマークは、進む方向、ランダムから選択。
右の×マークは消去。
その隣のボタンみたいなやつは、ランダム。
右クリックすると、コピーやペーストが選べる。

FLT/DLY

フィルターとディレイです。
個々の設定は省略。
双葉マークがいっぱいですね。
Φみたいなマークは、フィルターのバイパス。

FX・FX SEQ

エフェクター各種がそろっておりますが、実は、ここで調整しても何も適用されません。

で必要なのが、FX SEQ。

どのエフェクターを使用するのかをこちらで設定します。

ここでも複雑さがすごいですね。

MOD

モジュレーションですね。

SCANのWAVEとRATE、RATIOのWAVEとRATEに対してモジュレーションをかけられます。

PARAM SEQ

ここで、追いシーケンス。
PARAM SEQはパラメーターに対するシーケンスで、自分で何にシーケンスを割り当てるかを決めて、適用するんですね。

左上に✓に〇のボタンがありますが、これをオンにすることで、複数のパラメーターに適用することができるそうです。
割り当てられたところは、紫に変わるようですね。

右上の指を出した手のボタンは記録ボタンらしいです・・・が、何に使うのか、よくわかりません。
記録したのをどうするんだろう???

RANDOMIZER


最後にランダムを加えます。
%を選んで、どれかのボタンを押すと、その部分がランダムに変更されます。

はい、間違いでした。
最後にランダムを加えると、今までの設定が、全てパーになりました(笑)

これは、逆ですね。
最初から、ランダムに割り当てて楽しむためのものですね。

最後じゃなく。

まとめ

なかなか、面白いですね。
ボクもこれをまとめながら、やっと理解ができました。
不可解なプラグインですが、一つずつ見ていくと、なかなかよくできています。

ちなみに、今回、ほぼほぼAだけを使っていたわけです。
これを、最初にとりあげた、XMODを使って、AとBを混ぜるわけですので、そりゃ、最初に確認したプリセットみたいなことになりますよね。

ランダムを楽しむのも良し、全てを一つずつ設定していくも良し、なかなか楽しめるプラグインですね。
さすがはGRITCH MACHINESのプラグインです。

価格

単体
【定価】
79ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2023年8月 29ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2023年11月 31.9ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)

CATARACTからのアップグレード
【定価】
30ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2023年8月 15ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2023年11月 11ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2023年12月 29ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)

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