422.有料プラグイン PULSAR AUDIO社のMUを使ってみよう♪ ~コンプ~

なんか、とにかくよく聞く、PULSAR AUDIOのMU。
なんか有名らしいですね。

当然、ボクは知りませんけど、とにかくSawayaka Trip!さんで「70万円ハードウェアを1/100の価格で再現」というのをよく見かけるわけです。
1/100はすごいですね。
そう考えると、プラグインというのは、高いと言っても、やっぱり安いんですよね。

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

L-R・M-S

このMUはLR・MSで別の設定ができます。
真ん中のL-Rを選択するとLとR、M-Sを選択するとMとSを別に設定できるようになります。
表示があるように、左側がLとM、右側がRとSの設定。

ただし、別の設定をするには、真ん中左のLINKをCONTROLS側に切り替える必要があります。
つまり、別設定をしないのであれば、つまみは半分とプラス少しですね。

DUAL INPUT

DUALと書いているのは、LR、MSの両方のINPUTだからですね。
OUTPUTは別設定ができますが、INPUTは別設定できない、ということです。

で、コンプの場合、INPUTを上げたり、下げたりするということは、THRESHOLDの設定が同じでも、圧縮量が変わってきます。

つまり、THRESHOLDが高い設定でも、INPUTを上げると圧縮され始める音量にすぐ辿り着くわけです。
というように、INPUTとTHRESHOLDというのは、密接な関係があるわけです。

そうなると、THRESHOLDが高めでINPUT高め、THRESHOLDが低めでINPUT低め、というのは、圧縮量が変わらない、ということになります。

・・・なんですが、このMUの場合、ちと異なるんです。
このMUというのは実機は真空管を使っているらしいんですが、そのせいなんでしょうけど、INPUTを上げていくと、音自体が変化していくんです。

例えば、周波数ごとの音量はこんな感じで変化します。

DUAL INPUTを上げると、一定のところから低音、高音が上がっていきます。

また倍音も付加されていきます。

ということで、このMUに関しては、THRESHOLDが高めでINPUT高め、THRESHOLDが低めでINPUT低めは、圧縮量が変わらないけれども、音には違いが出てくるということになります。

極力、圧縮がかからない設定にして、DUAL INPUTを上げていきましょう。
OUTPUTを下げて、音量をできるだけ変えないようにします。

コンプを切ることができないので、INPUTを上げると、やはり途中から圧縮がかかっていますが、それとは別に、音自体も変化していましたね。

THRESHOLD・LIMIT/COMP

先ほども書いたようにTHRESHOLDとDUAL INPUTで圧縮量を調整していく感じになります。

で、MUにはレシオがないんです。
PluginDoctorで見ていると、THRESHOLDやDUAL INPUTの調整で、結構変わるようです。
だから、ここに関しては、耳で確認するぐらいしかなさそうですね。

ただ、THRESHOLDの右下にあるLIMIT/COMPの切り替えで、LIMITにすると、圧縮強めになるのは、はっきりしています。

うん、色々調整のしがいがある感じです。
で、やっぱり、リミッターよりはコンプの方が良き感じがします。

何の説明もせず、IN/OUTを使用しましたが、電源、つまりバイパスですね。
あと、上のメーターもクリックすることで表示が変わります。

ATTACK・RELEASE

なんとなく逆なイメージですが、右側がFAST、左側がSLOWです。
RELEASEは5段階ですが、Ctrlを押しながらだと、間の設定も可能です。

SIDECHAIN

サイドチェーンを使用するためには、真ん中のLINKをSIDECHAINに切り替えます。

INTは内部音源、EXTは外部音源をトリガーとします。
いわゆるダッキングとかをするときに使うやつがEXTですね。
別トラックのキック音源をトリガーにしたりする場合ですね。

LOOKをAHEAD側に回すと、トリガーの音を事前に確認する、という。
事前にってどういう仕組み?
まぁ、仕組みはさておき、先に確認するので、アタックから圧縮をかけることになります。

BEHIND側に回すと、圧縮が遅れるので、アタック感が残るということですね。

SIDECHAIN EQ・LISTEN

このEQはいわゆるEQではなく、トリガーにする音をフィルタリングするためのEQになります。
左のハイパスフィルターを右に回すことで、キックの音をトリガーにしないようにできるようになります。

真ん中、右側については、プラス、マイナスが選択できます。
つまり、トリガーとしてより強調したりすることもできるわけですね。

LISTENのSIDECHAINを選択すると、SIDECHAIN EQで設定した音を確認することができます。

ちなみに、L/M、R/Sを選択することで、L(M)だけ、R(S)だけを聴くこともできます。

MIX

最後にMIXですね。
DRYとWETの割合です。

はい、こんな感じですね。

どうしても、「良いプラグインであるはずバイパス」がかかってしまうのですが、参考にしていただければ。

価格

【定価】
149ユーロ

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2023年4月 59ユーロ
2023年6月 53.16ユーロ
3023年7月 79ユーロ
2023年8月 90.77ユーロ(PLUGINBOUTIQUEさん)
2023年11月 60.57ユーロ(PLUGINBOUTIQUEさん)
2023年11月 59ユーロ(本家さま)
2023年12月 54ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2024年3月 59.4ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)

MASSIVE&MU バンドル
【定価】
249ユーロ

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2023年4月 99ユーロ
2023年6月 118.43ユーロ
2023年7月 149ユーロ
2023年8月 121.36ユーロ(PLUGINBOUTIQUEさん)
2023年11月 132.43ユーロ(PLUGINBOUTIQUEさん)
2023年11月 129ユーロ(本家さま)
2024年2月 129ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)

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