私が真のEQです、と言わんばかりの名前のEQual。
最近、アナログモデリングの紹介が多かった中、ひさしぶりのデジタルEQ。
デジタルEQなんだけど、アナログを融合させようという面白い試み。
まぁ、とりあえず見ていきましょう。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
IK Multimedia Product Managerというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
SHAPE
EQカーブも9種類あります。
カーブも見ればわかる。
非常にわかりやすいEQですね。
10バンドまで追加できるそうです。
何の変哲もない、EQです。
これがあれば、EQとしては、十分とも言えます。
が、これで終わらないのが、EQualの面白いところ。
TYPE
TYPEってのをクリックすると、こんな感じなのが出ます。
これ、何かというと、アナログEQのカーブを選べるんです。
アナログのEQって、あまり細かくカーブを設定できないんですが、逆に、このカーブが好きとかいう場合があるんですよね。
それを実現するわけです。
しかも、アナログEQってのは、逆に設定できる周波数が固定されていることが多いんですよね。
固定というか、いくつかの中から選択するという形ですね。
こんな感じですね。
低音は、35、60、110、220から選べ、と。
アナログの機器っていのは、それぞれ、この周波数をこのカーブで上げたり、下げたりするといい感じになりますよ、という提案をしているわけです。
このEQualは、アナログのカーブだけをもらってきて、周波数は自由に動かせるという、アナログの良さをデジタルでさらに良くしたとも言えますし、アナログの良さを放棄してしまった、とも言えるかもしれません。
ちなみに、アナログのカーブを選んでも、倍音は付加されません。
UK Classic1はSSL4000、UK Classic2はSSL9000、UK ModernはNeve1073/81、US Classic1はAPI550A/B、US Classic2はAPI560とマニュアルに書いています。
T-RackS Classic、Mastering SS、Mastering Tube、Classic Passiveは、マニュアルに載ってないんですけど・・・
そして、アナログカーブが選べるのはBELL、LOW SHELF、HI SHELF、LOW CUT、HI CUTだけです。
だけって言っても、だいたい選べるということですね。
こうやって見ると、使い方云々もだけど、単純に勉強になりますね。
また、一つ一つは確認していませんが、選択したTYPEによって、つまみも変更されますね。
L/R・M/S
T-RackSですからね。
当然あります、L/R、M/S。
まとめ
最近、T-rackSを中心に紹介していたんだけど、EQualって面白味がなさそうで、あまり興味がなかったんですが、ちゃんと調べてみると、これ、なかなかよいプラグインなのではないかと思います。
ない機能としては、ダイナミックEQじゃないことぐらいなんじゃないでしょうか。
価格
【定価】
99.99ユーロ
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2024年9月 29.67ユーロ(PLUGIN BOUTIQUEさん)
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