Intel 第13世代CPU 奮闘記 その4〜core i9-13900Kの爆熱問題 さようならEngine27〜

その3はこちら

ブログの更新が滞っている。
現状復帰に時間がかかっていると言いたいところだが、違うのだ。
不具合と戦い続けています。

ある程度、アプリやプラグインのインストールが終わってきた頃に、エラーを起こすようになる。
そもそも13世代、異常なほどの高熱を発するのだ。
何度か、温度が上がりすぎて、起動すらできなくなる。

これはやばい。
簡単に80度オーバー。
90度に近づく。

調べてみると、i9-13900kは電力設定が高すぎるようだ。
100%の性能を発揮するのに350Wぐらいいるとか。
これを250Wぐらいにしても、性能は95%ぐらいにしかならないとか。

正確な数字はわからないけど、5%を上げるのに、電力を40%上げる必要がある。
いるか?それ。

ということで、BIOSで電力量を下げてみたんだが、なかなか温度は下がらない。
最終的に、電力量ではなく、CPUの温度を基準にリミッターをかけて、なんとか動くようにはなったのだが。

プラグインを入れながら、不具合が起きず、かつ性能が最大限になるラインを探るという作業をしていたのだが、その間も何度かエラーを起こす。

どうもおかしい。

CPUの温度の問題だと思っていたが、どうも違う感じのエラーが起きてる気がする。

しかし思い当たることが多すぎる。

海外から購入したマザーボード。
BIOSのアップデート。
Raid0の構成。
新規購入したPCパーツたち。
無料で手に入れた怪しいプラグインたち。

エラーコードを元にネットで調べてみたなかで、一番被害が少なそうなメモリから調べてみる。
すると、メモリがおかしいことが判明。
メモリ、壊れてるじゃないか。

ということで、新しいメモリを購入。
壊れてるものをAmazonさんで返金してもらう。

販売元がAmazonだとスムーズ。
Amazonで購入しても、実際の販売元が違う場合もあるしね。
とは言え、Amazonさんも、購入後1ヶ月までらしい。
今回、CPUの販売より前にコツコツとパーツを用意してきたので、危うく1ヶ月を越えて、返金してもらえないところだった。

PCケースに手を突っ込んで手探りでメモリを交換。
これで問題なく動くだろうと思ったが、まだおかしい。

やっぱり、ちゃんとバラして、メモリを交換した方が良かったか?
マザーボードの方を、自分で壊したのではないだろうか。

ここで苦渋の選択。

CPUクーラー、変えるか。
一目惚れで購入したEngine27。
冷却性能は10世代のi9は十分冷やせていたのだが。

現状、リミッターをかけてなんとか動いているが、そもそも、リミッターをかけて使うことが良いのか、という問題もある。

見た目か、性能か。

性能だな、うん。
そうじゃないなら、最新のCPUなんて買う必要もなかったわけで。

基本的にこのレベルは、水冷クーラーを使うべき、と言われている。
が、ボクのPCケースがそれを許さない。
これまた一目惚れで購入したケースだが、やや拡張性に難ありなんですよね。

ケースをいじって導入するという手もある。
そもそも、横は勝手にアクリル板で作っちゃったもんなぁ。
穴さえ空けてしまえば、どうとでもなるんだけど。

とは言え、それよりも水冷は壊れる可能性が空冷より高いというのがなぁ。

これまでも、水冷に変えることを考えたことがあったが、Engine27の存在と壊れる可能性がネックになって、決断に至らなかった。

うん、空冷だ。

ということで、Deepcool社のASSASSIN Ⅲを導入。
どんだけSが好きなんだよって名前ですけど。
しかも訳すと暗殺者ですよ。

とりあえず、温度は・・・冷えてるじゃないか。

13世代、空冷でも大丈夫ですよ。

ただ、どでかいヒートシンクにより、サイドにつけていたファンがつけられなくなった。
つけられるんだが、今の位置と違う。

せっかく、アクリル板を加工して作ったのに。
一番時間がかかったやつなのに。

これで終止符が打たれるかと思いきや、まだダメ。
さらにいじりまくっているうちに、Windowsのクリーンインストールも復旧もできなくなった。

・・・詰んだんじゃないか?

途中、復旧したときにWindows11がインストールされて、ライセンス買わないと使わせねぇ、と言ってきたので、こちとら10のライセンス持ってんだよ、と入れ直したのだが、あの時点でライセンスを買っておいたら良かったのか?と後悔。

そこから2日かけて、ありとあらゆることを試して、Windowsのクリーンインストールができるようになったときの安堵感といったら、もう。

おかげさまで、コマンドプロンプトのdiskpartもlist diskもselect disk xも、覚えてしまいましたよ。

あっ、でもWindowsがインストールされてない状態でも、インストール用のUSBドライブがあれば、コマンドプロンプトをいじれるということを知れました。

これまで、他のPCに挿してしないといけないと思ってたから、非常にやりやすくなった。
不具合が起きるたびに、理解は深まっていきます。

ボクの持論でPCは2回壊したら、理解できるというのがある。
1回目は何かわからないまま使っていて、自覚もなしに変なことをして動かなくなる。
2回目は、ある程度理解して、意図的にいじっているうちに、致命的なミスを起こして動かなくなる。
そこまでいじるとPCのことはある程度、理解できます。

その先は自作に進むか進まないか、というところでしょうか。

で、cドライブ以外のハードディスクを繋いでみると、読みこまねぇ!
どこまで苦しめてくれるんだ。

途中で嫌な予感がして外したのだが、途中まで、繋ぎっぱなしで色々作業してたからなぁ。

cドライブはいいが、こっちはデータだからダメなやつなんだよ。
で、じゃあ、何が必要か、となると、あまり必要じゃないんだよなぁ。
なくなってみると、まぁ、それはそれでいいかとも思う。
無駄に残しているんですよね、データって。

まぁ、写真だけは別でバックアップ取ってるから良かった。
あとは、面倒がやや増えるが、それほどでもないか。
これまで創った曲も消えたが、一応は完成してYouTube
にupしてるし。
ブログは、そもそもネット上だし。

そう、最近は必要なものは結構、ネット上に存在してたりするんですよね。
とは言え、攫えるものは攫っておきましょう。

さて、そんなこんなで、やっと前に進めそうな感じだが、CPU、今後、どういう方向に向かうんでしょうね。
これ以上の性能を出そうと思うなら、この熱問題をなんとかしないと実用できないんじゃないだろうか。

可能性を追求するのは大事だが、庶民にも使えるようにならないとねぇ。
メーカー製でも、不具合が起きたとき、対応できない人だって多いのに。
まぁ、そういう人はi9とかを選ばないのかな。

で、今回の教訓は、PCをいじるときは、面倒でも、ちゃんとバラせ、です。
まぁ、PCを組んだときは、毎回、そう思ってるんだが、どうしてもラクしようと思ってしまうんですよね。

いつも、いつも、壊してしまったかとビビってしまうんですよね。

もう一つ言えば、意外と壊れない、ということでしょうか(笑)

さて、今から、何度も繰り返しては、ふりだしに戻されていた現状復帰です。
やっぱりダメでした、と書かずに済めば良いのだが。

そもそも、何が悪かったのかわからないし、なんで大丈夫になったのかもわからないのだから。

最後にしたことはわかるけど、それだけで解決したのか、それまで行ったことも必要だったのか、順番や組み合わせとかもあるのか、そのあたりが正確にわからないので、ここには書きません。

とにかくネットで調べたことと、これまでの経験と勘で解決できたので、同じような症状が出た場合は、ネットで調べて、経験と勘を総動員してください。

熱暴走がたった一つの原因だった可能性も捨てきれないんですよね。

とりあえず、core i9-13900の熱を甘く見たら痛い目にあう、ということは書いといてもいいかもしれない。

その5はこちら。

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