Intel 第13世代CPU 奮闘記 その3~RAID0でDTMを快適に~

その2はこちら。

届くのが遅くなったのは残念ではあったのだが、良いこともあった。
パソコンを組む気満々の状態でマザーボードがない状態だと、それ以外にできることを色々調べたり、考えたりしてしまうんですよね。

そこで、初めて知ったのが、RAIDというもの。
普通に有名らしいが、なぜかボクには、その情報が届いてなかった。

RAIDというのは、複数のストレージを連携させる方法らしい。
Nasを導入したときにあったなぁ。

つまり、2つのストレージのうち、1つを完全にバックアップとしてしまう。
Nasでは、その方法をとった。
そもそも、Nasは、なくしたくないデータのバックアップ用に導入したので。

とはいえ、Nasでは有効だが、PCではあまり必要ないと思っていた。
正直、Cドライブのバックアップなんていらないし。

基本的に、Cドライブには、OSとアプリしか入れていない。
つまり、なくなっても、入れなおしたらよいだけの話ですから。

が、これはRAID1というものらしい。

それに対して、RAID0というのがあるらしいんですね。
RAID0というのは、2つのストレージを1つのストレージとして使うものらしい。

1TBのストレージが3つあったら、3TBのストレージというふうに使える。

でも、それだけの話であれば、3TBのストレージを買えばよいじゃないか、という話です。

違うんですよ、これが。
なにが違うって、RAID0の設定にすると読み書き速度が激アップするんだそうだ。

つまり、AとBというデータを保存するとします。
1つのストレージだと、Aを保存して、Bを保存する、というふうになります。

それがRAID0にして2つのストレージを使うと、1つのストレージにAを、もう1つのストレージにBを保存する形になり、単純に言えば、時間が半分になるという仕組みですね。

以前、なんとかDTMを快適に行えるように、OSの入っているストレージとアプリやプラグインを入れるストレージを別にするというのをやってみました。
確かに快適になった面もあるのですが、Cドライブ以外にいれられないアプリやプラグインも多く、不満もあったんです。

しかし、このRAID0設定なら、Cドライブに入れても快適になるのではないだろうか。

ボクの場合はM2.SSDがメインのストレージです。
HDD(ハードディスク)に比べ、読み書き速度が速いSSDというものが新しくできました。
そのSSDより、さらに速いのがM2.SSD。

M2.SSDはマザーボードに直接挿す形になっています。

で、FORMULAくんは、M2.SSDを5つ挿せるとか。
まぁ、5つもないんですが、今回、3つ挿す予定だった。

いや、2つだったんだが、マザーボードが届かないことにイライラして、3つめを購入したのだ。

これをどうやって使おうかと思っていたのだが、この3つをRAID0にすれば、3倍になるのか?

ちなみに、このRAIDの設定というのは、マザーボードが対応していないとできないらしい。
もちろん、FORMULAくんはできる子です。

そして、RAIDの設定は、OSを入れる前にしないといけないということ。

PCを組み立てたら、そのまま使用するつもりだったが、こうなると仕方がない。
M2.SSDを完全にクリーンにして、入れなおしてやろうじゃないか。

ここ数か月の間に、何回、Windowsを入れているんだか。

が、どうせやるなら、徹底的にやってみないとね。

ということで、RAID0の設定をしてみた。
これまた、いろいろとしないといけないことがあって、ややこしいんですよね。
しかも、怖いんですよ、基本的に。

まぁ、最終的には問題なくできたんですけど。

あと、RAID0って安全性が低いなんていうのも書いてありました。
ネットとかで書いているのを見ると、3つあるうちの1つのストレージに不具合が出ただけで、すべてアウトだということ。

とはいえ、これって安全性が低いっていうのかなぁ。
もともと、Cドライブなんて、1つのストレージで、それが壊れたらアウトなわけです。

3つのうちの1つが壊れるリスクと、1つのうちの1つが壊れるリスクって、同じじゃない?

きっと、RAID1とかとの比較での安全性の低さなんでしょうけど。
そりゃ、RAID1はバックアップだから、片方が壊れても、片方が大丈夫という状態なんだから。

その代わり、ストレージは半分しか使えない。
速度も変わらない。

これって、Cドライブでやることじゃないですよね。

だから、RAID0にする場合は、Cドライブにデータを保存しないことが重要ですね。
知らない人がいるようだが、デスクトップやドキュメントもCドライブに保存されますからね。

逆に、消えたら困るデータというのは、OSの入っているストレージと別にすればよいのであって、もっと言えば、速度なんて遅くてよいので、大容量のHDDにすればよいと思います。
SSDやM2.SSDにしてもよいのですが、高いんですよ。

それなら、同じ額を出して、容量の大きいもの買う。
それこそ、いくつか買って、RAID1にして、常にバックアップがある状態にする方がよいかと。

DTMでいうと、
OSやDAW、プラグインはSSDやM2.SSDでRAID0
作った曲や音源ファイルなどはHDDでRAID1
というのがよいだろうと思います。

ということで、びっくりするぐらいDTMが快適になりました・・・と書きたいところなんですが、現状、BIOSをアップデートして、PCを組み立てて、RAIDの設定をして、OSをインストールして・・・という段階です。
今から、消えてしまった(消してしまった)DAWやらプラグインを入れて、アクティベートして、という作業が待っております。

さぁ、RAID0のすごさを感じられるのはいつになるのだろうか。

その4はこちら

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