83.DTMerのためのコード入門 その6 ~4和音のコードネーム~

さて、前回、3和音の種類について書きました。

コードというのは、音を3つ重ねると決まっているわけではありません。
音を4つ重ねたコードもあります。
それが4和音です。

3和音と同じく、4つ重ねる場合も、色々な種類があるわけです。

前回も書きましたが、コードの構成音を知るのに必要になるのが、度数ですね。

もちろん、丸暗記してしまえば、度数がわからなくても大丈夫なんですけどね。

セブンス

ルート・長3度・完全5度・短7度

で構成されます。

表記は

C7(Cセブンス)

になります。

短7度は7がつくんですね。

音はこんな感じ。

C・F・G・Cというコード進行のCを2つに分けてC C7に変えてみましょう。
前半C・F・G・C、後半C C7・F・G・Cで聴いてみましょう。

メジャー・セブンス

ルート・長3度・完全5度・長7度

で構成されます。

表記は

C△7(Cメジャー・セブンス/CM7とも書くようです。)

になります。

長7度は△7がつきます。

音はこんな感じ。

C・F・G・CのCとFをC△7、F△7に変えてみましょう。
前半C・F・G・C、後半C C△7・F△7・G・Cで聴いてみましょう。

マイナー・セブンス

ルート・短3度・完全5度・短7度

で構成されます。

表記は

Cm7(Cマイナー・セブンス)

になります。

音はこんな感じ。

F・G・Em・Amというコード進行のEmをEm7に、Am7/G(Am7の転回形)に変えてみましょう。
前半F・G・Em・Am、後半F・G・Em7・Am7/Gで聴いてみましょう。

マイナー・メジャー・セブンス

ルート・短3度・完全5度・長7度

で構成されます。

表記は

Cm△7(Cマイナー・メジャー・セブンス)

になります。

音はこんな感じ。

C・F/C(Fの転回形)・G/D(Gの転回形)・Cというコード進行の最後のCをCm△7に変えてみましょう。
前半C・F/C・G/D・C、後半C・F/C・G/D・Cm△7で聴いてみましょう。

マイナー・セブンス・フラットファイブ

ルート・短3度・減5度・短7度

で構成されます。

表記は

Cm7(♭5)(Cマイナー・セブンス・フラットファイブ)

になります。

音はこんな感じ。

C・Dm・G7/D・Cというコード進行のG7/DをDm7(♭5)に変えてみましょう。
前半C・Dm・G7/D・C、後半C・Dm・Dm7(♭5)・Cで聴いてみましょう。

  

シックス

ルート・長3度・完全5度・長6度

で構成されます。

表記は

C6(Cシックス)

になります。

音はこんな感じ。

C・F・G・Cというコード進行の最後のCをC6に変えてみましょう。
前半C・F・G・C、後半C・F・G・C6で聴いてみましょう。

マイナー・シックス

ルート・短3度・完全5度・長6度

で構成されます。

表記は

Cm6(Cマイナー・シックス)

になります。

音はこんな感じ。

C・Dm・F・Cというコード進行のFを2つに分けて、F Fm6に変えてみましょう。
前半F・G・Em・Am、後半F・G・E・Aで聴いてみましょう。

ディミニッシュ・セブンス

ルート・短3度・減5度・減7度

で構成されます。

表記は

Cdim7(Cディミニッシュ・セブンス)

になります。

音はこんな感じ。

C・Dm・G7・Cというコード進行のG7をDdim7に変えてみましょう。
前半C・Dm・G7・C、後半C・Dm・Ddim7・Cで聴いてみましょう。

セブンス・サスフォー

ルート・完全4度・完全5度・短7度

で構成されます。

表記は

C7sus4(Cセブンス・サスフォー)

になります。

音はこんな感じ。

Dm・B7・E7・Amというコード進行のB7を2つに分けて、B7sus4に変えてみましょう。
前半Dm・B7・E7・Am、後半Dm・B7sus4 B7・E7・Amで聴いてみましょう。

三和音が四和音になるだけで、複雑な音になりますね。
うまく使いこなせると、楽しいでしょうね♪

つづきはこちら。

一つ前はこちら。

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