300.有料プラグイン Brainworx社のShadow Hills Mastering Compressorを使ってみよう♪ ~マスタリングコンプ~

これも、無料配布していましたね。

これまた、かなり有名なShadow Hills Industriesの実機をモデリングしたプラグインのようです(知らんけど)。
実機をモデリングしているので、挿すだけでも音が変わる(倍音が付加される)タイプのやつですね。

オプトコンプとVCAコンプという2種類のコンプがLRそれぞれにかけられる。
もちろん、コンプを1種類にすることも、全体にかけることも、LはオプトでRはVCAでかける、なんてことも可能。

実機のモデリングとは言え、CPU負荷は気にならないぐらい低め。
マスタリングと名前に入っていますが、トラックに挿しても問題ない感じですね。

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

STEREOとDUAL MONO


つまみがたくさんありますが、そもそも左半分がL用のコンプ、右半分がR用コンプです。
だから、いわば、つまみとしては半分です。

STEREOに切り替えると、全体にかける形になります。
STEREOの場合の設定は、左側のみで行います。
真ん中の部分をDUAL MONOにすると、LとR、別々にコンプをかけることができます。

とりあえず、STEREOの方で説明していきます。

オプトコンプ


オプトコンプはレシオは2:1で固定。
アタック、リリースも固定で、アタックは遅め、リリースは80%が早め、20%が1秒かけて戻るという2段階のリリースになっているそうです。

ということで、OPTICAL THRESHOLDでスレッショルド(圧縮を始める入力レベル)を設定して、OPTICAL GAINでどれだけ音量を持ち上げるかを決めるだけです。
OPTICAL GAINはデフォルトが7で、いわば、ここが0と考えると良いかと思います。

OPTICAL BYPASSをOUTにするとオプトコンプがバイパスされます。

VCAコンプ

こちらは、レシオ、スレッショルド、アタック、リリース、ゲインの設定ができます。
DISCRETE RATIOがレシオ。
1.2、2、3、4、6、FLOODから選択。
FLOODは20:1です。

DISCRETE THRESHOLDがスレッショルド。

DISCRETE ATTACKがアタック。
0.1秒、0.5秒、1秒、5秒、10秒、20秒から選択。

DISCRETE RECOVERがリリース。
0.1秒、0.25秒、0.5秒、0.8秒、1.2秒、DUALから選択。
DUALはオプトコンプの2段階と同じ設定です。

DISCRETE GAINがゲイン。

DISCRETE BYPASSがOUTのときにVCAコンプのバイパス。

ということで、オプトコンプ→VCAコンプという流れになります。

Transfomer Switching Matrix


音色や雰囲気を変えることができるらしいです。

NICKEL、IRON、STEELから選択。

NICKELは歪みが少なく、超高域がやや強調される。

IRONは高調波歪みを加え、低域の中でも高めの部分をブーストする。

STEELは歪みが強く、低域がブーストされる。

SIDECHAIN


このサイドチェーンは、ダッキングとかをするような、いわゆるサイドチェーンではなく、サイドチェーンフィルター(ハイパス)らしいです。

90Hz以下の信号だけコンプをバイパスするものらしいです。
INにすると、作動します。

ちなみに、90Hz以下というのは、右上のSC FILTERで設定できます。
つまり、デフォルトが90Hzということですね。

VUメーター

DUAL MONOにしている場合は、左はLの、右はRのメーターになります。
それぞれ、METER SELECTでOPTICAL(オプトコンプ)、DISCRETE(VCAコンプ)、OUTPUT(出力音量)を選択できます。

STEREOにしている場合は、メーターが2つあると考えればよいので、例えば、左のメーターでオプト、右のメーターでVCAという使い方もできます。

プリセット、Key IN、Mix

ABCDの4種類の設定は保存できます。
Copy、PasteはAの設定をコピーして、Bにペースト、という場合に使います。
Resetはデフォルトに戻す。

Key Inは、こっちこそ、いわゆるサイドチェーンです。
Key InをONにすることで、サイドチェーンに設定した音源の音量をコンプの基準にします。

MixはDry、Wetの割合なので、いわゆるパラレルコンプっていうやつですね。

今回は、DUAL MONOを使いませんでしたが、これらの設定が、左右で別にできるわけですから、色々と使えそうですね。

価格

【定価】
299ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2022年4月 無料配布
2022年6月 30.99ドル
2022年11月 29.99ドル
2023年3月 39.99ドル
2023年4月 29.99ドル
2023年5月 19.99ドル(クーポン使用時)
2023年6月 29.99ドル
2023年8月 29.99ドル(2つ買うと2つ無料)
2023年11月 39.99ドル(Plugin Allianceさん)
2024年2月 29.99ドル(Plugin Allianceさん)

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