299.有料プラグイン OUTPUT社のThermalを使ってみよう♪ ~ディストーション~

MovementやPortalを作っている、ボクの大好きなOUTPUTのディストーションのプラグイン。
これをディストーションと呼んでよいものか・・・

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

プリセット

とりあえず、右上にプリセットがありますので、プリセットを確認しましょう。
Portalと同様、MACRO1とMACRO2で設定を変更できるのですが、左側のXYコントローラーでも設定を変えることができます。

破壊的ですね、相変わらず。
とは言え、設定によって、面白くなります。

設定用の画面

プリセット画面で遊ぶだけなら、この画面で良いのですが、自分で設定するためには、上の画面の黄色で囲んでいるところをクリック。
すると、こんな画面に変わります。

この画面で設定していきます。

ディストーション


このエフェクターの中心エフェクト、ディストーションです。

上にオレンジの電源マークがあります。

DRIVEが入力ゲイン。
つまり、エフェクトのかかり具合が強くなります。
ただし、かかり具合だけでなく、音量も大きくなります。

AUTOボタンを押しておくと、かかり具合だけ強くして、音量が大きくならないようにしてくれます。

OUTPUTは出力ゲイン。

上の画像ではLIGHT SHAPERと表示されていますが、ここでディストーションの種類が選べます。

SHAPEで倍音が付加。
ただし、ディストーションの種類により、設定できないものもあります。

DEPTHは振幅変調量、FREQUENCYは振幅変調の周波数レート、CLIPはビットクラッシング風の効果を引き起こしたり、歪みのタイプに応じて滑らかな波形にステップを追加したりする・・・
らしいのですが、言っている意味がわからない。
とにかく、どれも、歪みがどぎつくなっていきます。
これまた、ディストーションの種類により、設定できないものもあります。

TIMEは歪みフィードバックの遅延時間の設定。
歪みがやや遅れて聴こえるんですね。

FEEDBACKは遅延の量。
遅れて聴こえる歪みの量です。

エフェクトをかける周波数の設定


ディストーション以外のエフェクトもあるのですが、その前に。
このプラグインは、エフェクトをかける周波数を設定することができます。
これは、ディストーション以外のエフェクトも、設定した周波数だけにかかるようになります。

BAND SPLITをONにすることで、周波数の範囲を設定できるようになります。

LOW、HIGHで周波数の範囲を設定できますが、上の部分でも設定できます。

REFILTERをONにすると、その範囲以外の部分にできた不要な倍音を除去するそうです。 

上に、01、02、03とあるように、3つの周波数にエフェクトをかけていくことができます。
それぞれSTAGE1、STAGE2、STAGE3と表示されます。

STAGEごとにかけるエフェクター


各STAGEごとに1つだけエフェクターを追加できます。
1つ1つを解説しませんが、概ね、一般的なエフェクターとその設定ができます。

つまり、3つの周波数に対して、ディストーション、エフェクター1種がかけられるということですね。

WIDTH、TONE


WIDHTは広がり、TONEはローシェルフ、ハイシェルフの設定ができます。

EFFECTS


下段のEFFECTSをクリックすると、エフェクターが出てきます。
2種類の選択が可能。

こちらは、STAGEごとにかけるエフェクターとは別で、3つのSTAGE全てにかかるエフェクターになります。
エフェクターの内容は、STAGEにかけられるエフェクターと同じものです。

MASTER


MASTERの部分でもハイパス、ローパス、コンプの設定ができます。

モジュレーション・マクロ


さて、明らかに目立っているところを無視し続けてきましたが、一番のメインです。

ここまででも、かなり色々な機能があるのですが、ここからがOUTPUTのOUTPUTらしさですね。

モジュレーションが2つ、マクロが2つ。
これらを、今までの設定に割り当てることができるわけです。
モジュレーションは青と緑のプラスマーク、マクロは赤と黄色のプラスマークをつまみに持っていって、割り当てる量を設定していくわけです。

マクロは、プリセットのところでやったように、MACROのつまみか、XY CONTROLで設定します。

はい、もう、楽しくって仕方がナイですね。
良き感じです。

MIX、INPUT、OUTPUT


忘れておりました。
MIXはDRYとWETの調整。
INPUTはインプットゲイン、OUTPUTはアウトプットゲインです。

さすがのOUTPUT製プラグインです。

価格

【定価】
149ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに
2022年3月 104ドル
2022年5月 96ドル
2022年9月 17573円
2022年11月 105.6ドル
2023年5月 105.6ドル 
2023年7月 16271円
2023年9月 THERMAL・PORTAL・MOVEMENTのバンドル 273.9ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2023年11月 74.5ドル(本家さま)
2023年11月 THERMAL・PORTAL・MOVEMENTのバンドル 136.95ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2024年2月 82.5ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2024年月4月 75ドル(本家さま)

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