位相を自動で調整してくれるプラグインです。
前に紹介したMAutoAlignと同じタイプです。
無料に?がついているのは(販売になったようなので有料に変更しました)、2022年2月17日までアンケートに回答したらもらえるようになっているのですが、その後、どうなるのかわからないからです。
どうも既に販売していたプラグインを無料配布ではなくて、新しいプラグインなのだと思います。
普通に考えたら、有料になるのだと思うのですけど。
追記
残念なお知らせ。
2022年3月20日時点で、アンケートは終了しているのを確認しました。
そして、有料での販売もされていません。
いつか、販売されるとよいですけど・・・
さらに追記
販売されるようになったみたいです。
基本情報
見た目はこんな感じ。
ダウンロードはこちら。
インストール方法
インストールファイルでインストール
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
基本的な設定
このプラグインについて説明する前に、位相についての説明はこちらをどうぞ。
使い方は非常に簡単です。
位相を揃えたいトラックに挿す。
今、2つのトラックに挿したので、このように、2つ分表示されています。
Referneceの部分で左側がオレンジになっています。
これはAudio1を基準に、Audio2の位相を調整するということです。
だから、Audio2を基準にするのであれば、Audio2に丸の方を選択します。
あとは音を再生している状態でAlignをクリックするだけで、自動で位相を合わせてくれます。
キックの音を2種類使って、実施してみます。
聴いた通りです。
位相はたしかに合っているみたいですが、位相を合わせるために、拍がずれてます。
どちらを基準に行っても、ずれます。
使えないじゃん・・・
何回かやっていたら当たりが出る時もあるのですが・・・
MAutoAlignでは今のところ起きたことがないので、精度で言えば、MAutoAlignの方が良さそうです。
ちなみに、動画でやったように、各トラックごと、全てのトラックでBypassすることができます。
が、自動を諦めたら、十分使えるのではないかと思われます。
というのも、これ。
Polarityをクリックすれば、位相を反転できますし、Samplesを調整すれば、自分で調整ができます。
これって、意外と便利だったりします。
そして何より、MAutoAlignにない機能が1つあることです。
3つ目のキック音源を加えて、それにも挿したのが上の画像です。
3つの音源なのに、Audioが4つ表れます。
左から3つ目がAudio3[L]となっています。
そうです、3つ目の音源はモノラル音源ではなく、ステレオ音源なのですが、ステレオ音源に挿すと、LとRの2つの音を認識してくれるのです。
だから、ステレオ音源のLとRを別で調整できます。
当たりが出ましたね(笑)
さて、位相というのは、必ずしも揃えないといけないものではないです。
今回の動画でもわかるように、複数の音の聴こえ方は、位相によって変わります。
拍がずれているのは別として・・・
で、揃っているのがよい、ずれているのが悪いではないです。
聴いていてわかったかもしれませんが、音の聴こえ方が異なるということであって、位相がずれているときの方が好き、という場合もあると思います。
となると、自動での調整を最初から捨てて使うのであれば、このプラグインはかなり使い勝手がよいのではないかと思います。
まぁ、今後アップデートされて、自動調整の精度が上がってくれるなら、なお良いのですけれども。
あっ、書き忘れていましたが、Group Aと書かれている部分で、グループを分けられます。
キックはキックだけで揃える、スネアはスネアだけで揃える、とかですね。
まぁ、自動調整をしないなら、グループ分けしなくても良いのですけど。
価格
【定価】
49ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2023年6月 29ドル
2023年11月 30ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2024年9月 39ドル(本家さま)
コメント
このプラグインの解説ほかなかった しかもわかりやすし
手動ずらしにはアリなんですね
他に、位相をずらすプラグインがなければ、アリだと思います。
あとは、有料になったときの金額によるかな、と。