これは唯一無二のプラグインではないだろうか。
タイトルにもあるように、MIDIサンプラーです。
初めて聞いたという人もいるかと思いますが、たぶん、このプラグイン以外にMIDIサンプラーというのはないのではないかと思います。
サンプラーって、音源を取り込んで、その音源を使って楽器のように使うのですが、これはMIDIを取り込んで、楽器のように使えるんです。
そして、このプラグインにより、これまで使い道のなかった無料でもらったMIDIたちの使い道ができた気がします。
無料のものはとりあえずもらう主義なんだけど、
と、これだけではわからないと思いますので、先に進みましょう。
基本情報
ダウンロードはこちら。
※ここがトップページだと思うんですけど、購入する場合は右上のshopというところから。
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
MIDIの取り込み
右側に四角がいっぱいありますが、ここがMIDIファイルを入れるパッド。
左側でパッドに入れるMIDIファイルを選ぶ。
ちなみに、このプラグイン、MIDIファイルが大量についてきます。
今確認したら、2505個入っていた。
ボクはフリーでもらったMIDIを活用したかったんだだけなんだけど、フリーのMIDIをもってなくても、なんら問題がないですね。
プラグイン+2505個のMIDIファイルの価格と考えてもよいのかも。
さて、パッドにMIDIファイルを入れる方法が3つあります。
1.左側のフMIDIファイルの一覧からひっぱってくる。
2.フォルダからMIDIファイルをひっぱってくる。
3.各パッドの右上のスパナマークをクリック。左がわのMIDIファイルをダブルクリック。スパナマークをクリック。
スパナマークを押したままの状態だと、他のMIDIをダブルクリックする限り、ずっと選び続けることができます。
で、実際にMIDIファイルを入れたら、こんな感じになります。
パッドに入ったMIDIファイルの名前がパッドに表示され、パッドをクリックすると、下にMIDIが表示されます。
しかも、このパッドを押し続けると、音楽が鳴り続けます。
動画で見てみましょう。
動画ではMIDIファイルを入れたのは、1つだけで、他のパッドには既にMIDIファイルを入れておきました。
これ、全部、reMIDIについていたMIDIファイルです。
これらのMIDIファイルが手に入るだけでもすごくないですか。
そして、MIDIファイルをクリックすれば、目で音で確認できるというのが、すごい。
実は、これだけでも、このプラグインの価値があると思います。
MIDIの設定
さて、動画を見て気づかれたかと思いますが、元々入っていた分に比べ、動画中に入れたMIDIファイルが短いですね。
これは、元のMIDIファイルが短いのではなく、設定が必要だからです。
先ほどのスパナマークはパッドの編集をするとき用のものです。
スパナマークを押すと、こんな画面になります。
スパナマークを押したパッドが青くなり、下に設定画面が出ます。
SIZEが現在4になっています。
4が1小節分です。
つまり1/4小節単位でSIZE(小節)を決めます。
どんどん数字を大きくすると、小節も増えていき、元のファイル全体が表示されます。
最大が128なので、32小節までになります。
128にしても、元のMIDIが1小節の場合は1小節分しか表示されません。
見やすくて良いように思いますが、この状態でパッドを押しても、31小節は無音です。
つまり、特定の意図がない場合は、MIDIファイルの長さに合うようにSIZEを設定する方が良いです。
SHIFTは再生開始位置の設定です。
1/8小節ずつ再生開始位置をずらします。
TENPO Xは再生速度です。
2にすると2倍速です。
0.5だと半分の速度。
LOOP Xは繰り返し回数ですが、この設定は後で関係してきます。
TRANSPOSEはピッチの変更ですね。
FREEZEというのがありますが、これをONにしておくと、設定に関係なく、最初の音だけがずっと鳴るようになります。
TO PADSというのは、そのパッドより後ろのパッドにSIZEで設定した小節ごとに区切って割り振っていくものです。
全体をSIZEの大きさで割って、パッドに割り当てるわけですね。
で、このMIDIたちは、DAWに貼りつけることが可能です。
パッドの左上にある十字の矢印をクリックしてDAWに持っていくと、そのパッドのMIDIが貼りつけられます。
下のEXPORTのCOMBINED SLICESをDAWに持っていくと、パッドに入っているMIDIが左上から順に並んだ状態で貼りつけられます。
ちなみに左側のEdit a pad to load a MIDI fileと書かれている横にもありますが、これはCOMBINED SLICESと同じ役割です。
同じく下のSEPARATE SLICESは、パッドに入っているMIDIをトラックごとに分けて貼りつけられます。
で、このDAWに貼りつける際に先ほどのLoop Xが関係します。
つまり、1小節のMIDIが入っているパッドのLoop Xを2にすると、2小節分で貼りつけられるということです。
ちなみに、SIZEやSHIFTなども、全て設定されたまま貼りつけられます。
さらに、どのパッドも編集画面になっていない(青くなっていない)状態だと、SLICEの画面はこのようになります。
TEMPO X、TRANSPOSEは先ほども出てきましたが、この場合は、全てのパッドに適用されるようになっています。
ということで、このプラグインを使うと、MIDIの管理がしやすくなります。
これとADSR Sample Managerで、無料でもらいまくった音源とMIDIファイルを活用しやすくなりました。
でも、これでは不十分なのです。
ADSR Sample Managerが無料であれだけの性能、こっちは有料で同じような性能では話にならない。
このプラグインは、ここからが面白いのです。
MIDIのサンプリング
気づいていたかもしれませんが、パッドの左下にC-2とありますよね。
そう、これはC-2の鍵盤に対応しているんです。
これを使って、とにかく遊べます。
まず、音源のプラグインの入力をこのreMIDIにします。
Studio Oneの場合はここ。
で、reMIDIの歯車でSETTINGSの画面。
一番下のSOUNDがONになっているので、OFFにする。
で、適当にMIDIに入力。
まぁ、適当にやったら、こんな感じになりますよねぇ。
で、今は別のものを組み合わせましたが、1つのMIDIを使うという手もあります。
ここで、To PADSを使います。
1小節ずつに区切って、パッドに割り当てた場合、こんな感じです。
この感じ、見たことあるぞ。
STYLUS RMXだ!
まぁ、こんな風にMIDIで遊べるプラグインでした。
価格
【定価】
79ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2021年11月 19ドル
2022年2月 19ドル
2022年9月 19ドル
2022年11月 20.9ドル
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