28.有料プラグイン iZOTOPE社のBreakTweakerを使ってみよう♪ ~Future beat machine~

iZOTOPE社にしては珍しく、エフェクターではなく、音源です。

ドラムマシンと言うべきか、サンプラーと言うべきか。
やはり、Future beat machineが正しいのでしょうね。

基本情報

ダウンロードはこちら。
※正規販売終了

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

プリセット

なんか、かっこいいですね。
なぜ、これを買ったかと言うと、ものすごくセールしてたから・・・

いやいや、一応、理由はあるのです。
後で書きますが。

まぁ、一番の理由は、すごいセールをしてたから・・・
何度も書きますが、プラグインは定価で買っちゃダメです。

とりあえずプリセットから見ていきましょう。

このフォルダのマークをクリックしたら、プリセットが出てきます。

適当に選んでみましょう。

こんな感じ。
上から、Kick、Snare、Bass、Hat、Perc、Clickとありますね。
聴いてみましょう。

とまぁ、何となく画面を見たらわかりますね。
青いところで音が鳴る。
そして、見た通り、6つの音源が使えるということですね。

この音源は固定ではなく、プリセットによって組み合わせが変わります。

基本的な設定

ぱっと見てわかるところから、説明をしていきましょう。

左側。
GAIN(音量)、PAN(左右)は、そのままですね。
SPEEDは面白くって、1/3X、1/2X、2/3X、1X、3/2X、2X、3Xがあります。

基本的に入力できる画面は右端までいって、2小節分になります。
2Xだと2倍のスピードになるので、左端から右端までで、1小節分になります。
逆に1/2Xにすると、4小節分になります。
1/3Xまであるので、6小節分まではつくれるということですね。

適当にSPEEDを変えてみましょうか。

とまぁ、同じリズムパターンにしても、まったく変わりますね。
はっきり言って、わかりにくい(笑)
まぁ、偶発的なものが出来上がる可能性はありますね。

右側、OUTPUT。
パラアウト。
音源ごとに音量を変えられて、エフェクターを挿せる。

パラアウトについてはこちら。

下側、PATTERN。
24種類のパターンがつくれます。
で、この1~24のパターンは、C2~B3までのMIDIノートに対応しています。
だから、実際に鳴らすときは、MIDIノートを打ち込んで、そこに入っているパターンを鳴らす形になります。

ただ、そうなると、例えばフィル用のパターンを創らないといけないのか?という話になってきます。
あるいは、基本このパターンで、ここだけちょっとパターンを変えたいとかいう場合も、その部分だけのパターンをつくらないといけないのか?という話。

これに関しては、もちろん、パターンをつくってもいいんだけど、
C1~F1までの6つの鍵盤に、それぞれ単音が割り当てられてるので、そこだけMIDIノートを打ち込んでも大丈夫。

つまり、C1~F1までが6つの音源の単音。C2~B3が24のパターン。

さて、ここまででは、何の魅力があるのか、イマイチわからない。
ドラム音源、ベース音源、シンセが入ってるってぐらい。
もう少し詳しく見ていきましょう。

音の設定


囲ってはいないですが、まず、入力画面の青い四角。
横の長さは当然、音の長さ。
縦の長さは当然、音量。
まぁ、そこは理解しやすいですね。

で、下の黄色で囲った部分。
これがBreakTweakerの一番の特徴かもしれません。
Stutter Edit2と同じ効果ですね。

というのも、どちらのプラグインもBrianTranseauという方が関わってるらしいです。
ボクはこの人について詳しくないですけど・・・

Stutter Edit2についてはこちら。

青い四角を一つ選んだら、ここに表示されます。
全ては書きませんが、TYPEののところは基本的に音を分割するための設定。
TYPEはDivisions、Pitch、Time、Speedの4つがあります。

これらは分割の数を何で決めるか、です。
Divisions 分割する数を数字で決める。
Pitch 分割した結果、鳴る音の音程で決める。分割する数を増えると、音が高くなるようです。だから、C2の音になるように、などの設定ができる。ただし、元の音源によって、ある程度を超えると音が出ないですが。
Time 16分音符の間隔で、など、音符の長さで分割を決める。
Speed 周波数に合わせて、分割を決める。

これは、どれか一つのTypeで決めます。
16に分割して、音はE3になるように・・・みたいなのはできません。

SLOPEは、分割した音の配置を決めます。
均等に16分割とか、最後の方は細かく分割するとか。
だ・・・だ・・だ・だだだだだだDDDDD
みたいな感じね。

GATEは音と音の間の広げる、狭めるとか、音の間をスムーズにするとか。

COARSE PITCH OFFSETは、元の音源のピッチを変える。

FADEは、フェードイン、フェードアウトなどを設定できる。

このあたりは、自分でいじってもらったらよいのですが、こんな風になります。

スネアの連打などを、打ち込まなくても、ここでちょちょっと設定できます。
このあたりは、ほんとに便利。

音の選択

さて、音源の方を見ていきましょう。

ここのフォルダのマークをクリックすると、音が選べます。

Kickの音もこっちのKickにしようかな、とか、いや、いっそSnareにしてみようか、とか。


さらに、この波みたいなマークをクリックすると、こんな画面が出てきます。
右側にSampleとあって、音の波形が出ていますね。

その下に、Noneというのが2つありますね。

6つの音源と書きましたが、実はそれぞれ3つまで音を重ねることができます。
出せるタイミングは同じなので、音源としては6つまでですが、
同じタイミングに3種類の音が出せるということです。

だから、実際には18種類の音が出せるわけです。

例えば、Kickも低い音、中ぐらいの音、高い音の三種類のKickを重ねることもできます。

もっと言えば、KickとSnareとシンセを重ねることもできます。
タイミングは変えられないので、それがよいかどうかはわかりませんが、PanやGain(時間で変化させられる)の設定によっては、同じタイミングでも微妙にずらせたりできるので、ありかもしれません。
こんな感じ。

適当に音を割り当ててみましたが、まぁまぁ、そんなに破綻はしていないんじゃないでしょうか。
タイミングとしては6つの音源しか出せないですが、18種類の音源を使って、これと同じものをつくろうと思えば、結構な労力が必要です。

そう考えると、まぁ、価値はあるかもしれませんね。

さて、先ほどの画面で、音源を選ぶと書きましたが、選び方はこちら。

wavファイルが書かれていますが、ここをクリックすると、色々なファイルが入っています。
FOLDERの方を見ると、前に数字が入っているフォルダと数字が入っていないフォルダがありますね。

前に数字が入っているフォルダは、元々のプリセットです。
プリセットもとってもたくさんの音源が入っています。

で、数字が入っていないフォルダ、これはボクが無料で見つけてきたフリー音源たち。

そう、音源を入れることができるんです。
ボクは、無料でとってきた音源たちを何とか使えないかを模索しているのです。
これが一つの解決方法です。

Impact XTでフリー音源を活用する方法を前に書きました。

Impact XTとBreakTweakerで、結構、フリー音源を活用できるのではないかと思っている。
あぁ、あとKOMPLETE KONTRO。

KOMPLETE KONTROについてはこちら。

ちなみに、BreakTweakerにフォルダを表示するには、ドキュメント>iZotope>BreakTweaker>BreakTweakerLibrary>Samplesの中に入れると、プラグインの画面の方に表示されます。
ドキュメント内じゃなかったら、すみません。
ただ、iZotopeのフォルダの中にはあるはずです。

さて、最後に、ボクがこれを購入したのは、すごいセールをしていたから・・・なんだけど、もう一つ思っていたことがありまして。

これ、ドラムマシンとしてよりも、ループ創りに使えるんじゃないか?と思ったんですよね。

すみません、あまりにも適当すぎました。

が、こんな感じでやっていけば、イイ感じのループがつくれるのではないだろうか?

ドラムマシンとしても使えるけど、ループ創りにも活躍してほしいものだと思っています。
まぁ、もう少し使っていって、使いこなせるようになったらいいなと思います♪

価格

【定価】
249ドル
販売終了

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2021年11月 9.99ドル
2021年12月 9ドル
2022年2月 10ドル
2022年8月 11.01ドル

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