はい、インサートとセンドのお話。
プラグインって、挿せる場所が2つあるんですよね。
「インサート」と「センド」というところ。
これ、どちらもプラグインを挿せるんだけど、何が違うの?ってことですね。
「インサート」にエフェクターを挿すのはわかりやすいけど、
「センド」にエフェクターを挿すと、これが非常にややこしい。
いや、ややこしくはないですが、「センド」にエフェクターを挿すと、
もとの音源を一度、別のバスチャンネルに送るようになります。
バスチャンネルについてはこちら。
正確には、バスチャンネルじゃなくて、FXチャンネルなんだけど、まぁ、イメージは一緒です。
先ほどの画像で「Chorus」ってチャンネルがありますね。
これは作ったのではなくて、「センド」にChorusってプラグインを挿したら、自動的につくられます。
で、この「Chorus」というチャンネルの音源にエフェクトがかかるようになっています。
つまり、
「インサート」に挿すと、元の音が全て加工され、元の音はなくなります。
だから、加工された音が1つ。
「センド」に挿すと、元の音はそのまま残って、さらに加工された音も作られる。
だから、元の音+加工された音の2つ。
ダブルですね。
で、「センド」の下に青い棒状のラインが横向きにあります。
これは、元の音の何%音量を、エフェクトをかけるチャンネルに送るかを調整するものです。
正確には何%という表示ではないのですが、見た目でいきます。
ということで、聴いてみた方がよいでしょう。
今回は、現時点で一番聴かれているボクの曲のサビに「Chorus」というStudio One付属のプラグインを挿して確認しましょう。
これです。
まず、
Chorusを挿してない状態、
「インサート」に挿した状態、
「センド」に挿して100%送った状態、
「センド」に挿して50%ぐらい送った状態、
「センド」に挿して25%ぐらい送った状態、
の順に流れます。
「インサート」の時は、全体的にコーラスがかかって、元の音がなくなっていて、
「センド」の方は、送る量によって、コーラスの音量が変わりますが、元の音がはっきりと残っているのがわかるかと思います。
だから、コンプとかEQの場合は、元の音が残ってしまっては意味がないので、「インサート」に挿す。
EQでLowをカットしたのに、元の音が残ってたらLowが残りますからねぇ。
ディレイとかコーラスとかリバーブについては、狙いにもよりますが、元の音を残したければ、「センド」に挿すという使い分けをするわけですね。
で、どれぐらいFXチャンネルに送るかで、効果の大きさを決めるわけですね。
ちなみに、FXチャンネルのボリュームも変えられるので、そちらでも調整できますね。
ということで、プラグインを使うだけでも、色々あるものですね♪
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