「そろそろMS処理をしてもいい年頃かなぁって思って。」
ということで、MS処理です。
あぁ、最初の一文は気にしないください。
今回はBC Gain3というプラグインです。
基本情報
ダウンロードはこちら
インストール方法
インストールファイルでインストール
で、実際のものはこんなもの。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
基本的な設定
こちら、ダウンロードすると、他の無料のプラグインもいっぱいついてきます。
BC Gain 3(Dual)という表示がされてるやつです(ボクのDAWの場合)。
BC Gain3(Mono)やBC Gain3(Stereo)というやつは、別の目的で使うのはよいとして、MS処理はできません。
この真ん中の上に「Mid/Side」と書いている部分があるので、これをクリックすると、こうなります。
「Left」「Right」と表示されていたのが、「Mid」「Side」に変わります。
つまり、このプラグイン、最初の設定だと、左の音量、右の音量を個別で調整できるものですね。
で、今回はMS処理のために、使います。
さっきから、MS処理、MS処理と書いていますが、そもそもMS処理ってなんぞえって話ですね。
MSのMは「Mid」、Sは「Side」です。
最初の設定は右と左の音量を個別で調整できると書きましたが、それと一緒で、
「Mid」、つまり真ん中と「Side」、つまり左右の音量を個別で調整できるわけですね。
何のためにするか?
基本的に歌モノでは、ボーカルが真ん中にどんといるわけです。
けど、楽器もだいたい、音が真ん中に集まってます。
パンで左右に振ったりはするけど、右に振ったら右だけで聴こえるわけではない。
右に振っても、そこを中心に左にも音は出ている、つまり真ん中にも音が届くわけですね。
結局、いろんな音とボーカルの声がかぶってしまう。
だから、楽器の音に関しては、真ん中の音量だけをちょっと下げて、ボーカルを目立たせてあげましょう、ということです。
早速聴いてみましょう。
ボクの一番最近の曲でやってみましょう。
サビの4小節ごとに、何もしていない状態、
ボーカル以外のMidを3dB下げた状態、
ボーカル以外のMidを3dB下げてSideを3dB上げた状態、
ボーカル以外のMidを10dB下げてSideを10dB上げた状態です。
3dBぐらいなので微妙な違いですが、あまり設定を極端に変えると、音がおかしくなるみたいです。
最後の10dBを聴いたら分かると思います。
すっごい微妙ですね。
すっごい微妙ですが、ちょっとだけボーカルがはっきりしますね。
これも無料ですので、試してみるのもよいのではないでしょうか?
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