141.『ひとすみ』

ひっさしぶりの、ひっさしぶりの新しい「ことのは/おといろ」です♪
5か月ぶりぐらいになるのでしょうか。
もう少しで半年じゃないですか。

さて、今回の「ことのは/おといろ」について、いつも通り、つらつらと書いていこうと思います。

まず、「ことのは」。
何度も書きますが、ボクは詞先なので、「ことのは」が思い浮かばないことには、何も始まらない。
そう、何も始まらなかったんです。

やっと、上澄みがろ過されて、少しずつ溜まっていったものが、1曲分になりました。
ボクは、ミクさんに歌ってもらうことをメインの活動にしているはずなのに、「ことのは」が溜まらず、まったく「ことのは/おといろ」が創れず・・・

いやぁ、ブログをやっていてよかったなぁと思いますよ。
「いんすと」も創っているのですが、プラグインを紹介していることで、何とかDTMから離れずにすんでいる気がしますね。

今回の「ことのは/おといろ」の種は「一隅を照らす」です。

「一隅を照らす」っていう言葉があります。
まぁ、一人ひとりが、一隅を照らせばよいって感じの意味ですね。

そう、今回の「ことのは/おといろ」のタイトル『ひとすみ』は、この「一隅を照らす」の「一隅」からきています。
ちなみに、「一隅を照らす」は「いちぐう」と読むのですが、「いちぐう」より「ひとすみ」の方が見た目が可愛いかな、と。

で、この「一隅を照らす」という言葉から、照らすのは「闇」だよなぁってことで、「一寸先は闇」につながったわけです。

「一寸先は闇」と「一隅を照らす」で「一寸先の闇を照らせ」になったわけです。

まぁ、もう一つ、裏のテーマというか、まぁ、ボクが創る「ことのは/おといろ」の多くがそうなんだけど、結局は、ボクのコンプレックスですよね(笑)
Aメロなんて、「一矢報いたい」「一矢報えたらいい」だって(笑)

あとは、それほど書くことはないかなぁ。
あぁ、いくつか韻を踏んだところがあるかなぁ、ぐらいですかね。

「一寸先」と「一瞬先」とか。
「一矢」と「生き」とか。

・・・いや、これぐらいか(笑)

「ことのは」は、創りだしたら何とか、まぁ進んだんだけど、メロディの方がものすごく悩んだ。
悩んだというか、完成してからの修正がものすごくいっぱいあった。

いつも、創り始めると一気に創り上げることが多いんだけど、今回は、それができず、かなり長い日数をかけて創ったんですよね。
すると、これでOKと思って、アレンジを始めると、あれ?ここ、おかしくない?と思って修正。

また、しばらくして、いや、さっき修正したところはやっぱり、違うくねぇ?

うん、今度こそ、OKかな・・・あれ、こっちもおかしくない?と。

たぶん、最初のままでも問題はなかったんだろうと思うんだろうけど、聴いていると違うような気がして。
最終決定分を聴いていただいているんですが、どうですかねぇ。

いまだに、Dメロの最後の「だろう」の「おー」は、これで正しかったのかと悩んでいるんですけど。
いや、今更悩んでも仕方ないんだけど。

ここの「おー」も、かなり何度も修正したなぁ。

Aメロの「願えば」「一矢」の「ね」「が」、「い」「し」のキーも、ものすごく悩んだなぁ。
今更なんだけど、意外と「ド」と「レ」はどっちでも大丈夫だったりするんですよね。
「ミ」と「ファ」なんて、半音なんでもっと大丈夫だったりするし。

で、この「ね」と「が」、「い」と「し」は随分跳躍したんです。

「ね」と「が」は、「ラ」から「ド」に跳んでいるんですよね。
次の「い」と「し」は、「ソ」から「ラ」。

さらに次の「才能」の「さ」と「い」は「ド」から「ド」、次の「一矢」の「い」と「し」は、「ド」から「ソ」ですね。

同じでいいんじゃないかと思ってたんだけど、これも、悩みに悩んで、ここになったんですよねぇ。
いかがでしょうか。

譜割でいえば、さんざん「BPM200の16分音符」と言っていたんだけど、最近は、32分の頻度が増えてきています。
ミクさん、がんばって歌ってくれています。

そうそう、メロディじゃないけど、今回は、ミクさんの声でハモリを入れたんだっけ。
まぁ、そこまで複雑なハモリは入れてないけど。

ただ、ハモリを入れると、ものすごくミックスで悩んだ。
難しいですね、ハモリ。

で、アレンジがまた困ったんだよなぁ。
これは、最近創ってなかったからかもしれないけど・・・

ただ、今回は、ドラムを結構、前面に出しているかもしれない。
やっぱり、ボクはドラムとシンセが好きだなぁと、改めて認識した。

もちろん、他の音も入っているんだけど、ドラムとシンセの比重が大きいなぁ。
苦手なギター音源も一応がんばって入れてるんですけどね。

まぁ、別に、ベース音源もキーボード音源も入っているか。

あと、今回は、できるだけ同じことを繰り返さないように意識してみた。
1番と2番って、コピペすることが多いんだけど、今回は、コピペはするけど(笑)、完全コピペではないようにした。

あと、フィル的な部分ですね。
これも、いろんなパターンを使ってみようと頑張ってみたんだけど、そんなにいろんなパターンを知らなかった・・・

ミックスの方は、特に何ということはないんだけど、今回、ちょっと感じたのが、意図してプラグインを使える場面がちょっと出てきたことでしょうか。
今まで、とりあえずプラグインを挿す、ということをやっていたんですが、この部分のここは、こうならないかなぁと思って使ったり。

あとは、プラグインの設定もこうしたいから、ここをもう少し、こう調整しようか、とか。

そんな場面がちょっとだけあって、ちょっとだけ成長したのかなぁ、と思った。

微々たるものなんだけど、成長しているのかなぁ。

あっ、今更だけど、Dメロも大事な大事なパートです。
ボクの中で。

ということで、楽しんでいただけたら何よりです♪

『ひとすみ』

うたごえ:初音ミク
ことのは/おといろ:SSS

願えば叶うなんてことはないけど
一矢報いたい
才能がなくても結果が出なくても
一矢報えたらいい

努力だけでなんとかなるなんて
幼い妄想からは卒業したけど
有名な人も 有能な人も
夢を掴むための腕の数は同じで

自分以外の人が 自分以上に
自分のことを信じるなんてこと
あるわけないんだから
せめて自分だけでも 自分のことを信じろ

一寸先の闇を照らせ
ただ 一寸先の闇を照らせ
流れ出る血は止血すればいい
涙が流れるならば拭けばいい

一寸先の闇を照らせ
ただ 一寸先の闇を照らせ
最の悪も 最の低も
一度味わえば 怖いものなんてないさ

一寸先の闇を照らせ
さぁ 一寸先の闇を照らせ
一歩踏み出したときの痛みは
過去の罪なのか罰なのか

一寸先の闇を照らせ
今 一寸先の闇を照らせ
才能が無いなら無いで
それでも前だけ見て 足を踏み出せ

何が正しいのかもわからないけど
一矢報いたい
どこを目指すべきなのか見失ってしまっても
生き抜いてやればいい

見た目ばかり ただただ気にして
己以外の何かで飾ってみても
内面の青さが滲みだしてきて
恥をさらし続けてるだけで

見せかけの醜さを
自分でも好きになれなくて
それでも恥を晒して生きるしかないなら
自分だけでも自分のことを信じろ

一寸先の闇を照らせ
ただ 一寸先の闇を照らせ
周りが見えなくてもそれでいい
進むべき場所さえ見えればいい

一寸先の闇を照らせ
ただ一瞬先の闇を照らせ
再の善も 再の高も
一度味わえれば 生きた甲斐があるだろ

生まれてきた意味とか
生きている意味とか
そんなものは迷信みたいなもので
それでも
楽しいとか 今が続けばいいとか
そんな積み重ねだけで
必要十分だろう

一寸先の闇を照らせ
ただ 一寸先の闇を照らせ
楽しい時には笑うのがいい
哀しい時には泣くのがいい

一寸先の闇を照らせ
ただ 一寸先の闇を照らせ
ないも あるも 他の人を羨んだところで
何も変わらないさ

一寸先の闇を照らせ
さぁ 一寸先の闇を照らせ
一歩踏み出したときの痛みは
未来への不安か恐れなのか

一寸先の闇を照らせばいい
一寸先だけで構わない
キミが照らした光が
誰かの希望になることもあるのだから

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