114曲目だお。
今回の「ことのは/おといろ」は、朝日を眺めながら、
あぁ、日が昇るなぁ、まぶしいなぁ、
というところからスタートしました。
いつだって、1日の始まりはつらいボクです。
ボクは基本的に夜型です。
きっと朝型の人は、毎日、夢と希望を持って過ごしている人なんだと思ふ。
夜型の人は、毎日、苦しみと絶望を持って過ごしている人なんです(※1)。
偏見である。
ただ、今日は何があるかなぁ、ワクワク♪という人は朝起きるのも楽しいだろうなぁ。
今日も1日、なんとか生き抜いた。この平穏な時間が少しでも長く続きますように・・・という人が夜型なんだろう。
偏見を追加しただけだな、これは・・・
朝日を眺めながら浮かんだのが
あぁ、太陽は何があっても、毎日昇るよなぁ。
嫌なことがあっても日は昇るよなぁ、みたいな。
そして、人間なんて、たかが それっぽっち(※2)の存在だなぁ、と。
問1.それっぽっちの「それ」とは何を指すか答えよ。
そのあたりを組み合わせて
キミがいなくっても 日は昇り
ボクがいなくっても 日は沈む
のフレーズがいいなぁ、なんて感じですかね。
じゃあ、
たかが(※3) それっぽっちの存在だ ボクだって キミだって
って感じか、と。
「たかが」は「高が」と書く。
これほど漢字の似合わない言葉はないと思ふ。
ボクは結構漢字が好きで敢えて漢字で書いたり、英語はあまり使わなったり、という方なんだけど、
「高が」はボクの感覚には合わない。
もちろん、このままの言葉じゃなくて、
そんなイメージ(※4)を持ちながら、「ことのは」にしてみました。
言ってるそばから英語・・・
ほんとは「・・・日は昇り・・・日は沈む」のところは、
2番からは別の言葉にしようかなぁ、なんて思ったんだけど、
あえて繰り返してみる(※5)のもありかな、なんて。
繰り返し、リフレインともいふ。
日本最古の歌「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」
たったこれだけの中に何回「八重垣」と入れるんだ、おい。
「八」はさらに多いし。
そして、ボクには全く意味がわからない。
繰り返せばよいということでもない。
となると、それに合わせて、サビなんて、
「たかが それっぽっちの存在だ ボクだって キミだって」を
ひたすら繰り返してみようかなと思った。
単調と言えば単調だけど、メロをちょっと変えてみたらいいかな?なんて。
このあたりの評価は分かれるんだろうなぁ。
さて、メロディの方は今回やりたかったのが、シンコペーション(※6)と三連符。
今までも使ってるんだけど、今回は創る前から使ってみようと思って創った。
シンコペーションは日本語で「切分音」というらしい。
節分も近いな、うん。
シンコペーションと聴くと、御新香を思い浮かべるのはボクだけでしょうか。
御新香を見て思い出したが、御御御付ってのがあったな。
これも、リフレインの一種だ。
シンコペーションも敢えて使うと難しいんだけど、三連符がもっと難しい。
何だろう、ボクの感覚が鈍いからなんだろうけど、三連符を混ぜると、とたんにリズムがよくわかんなくなる。
Bメロは全部三連符みたいな形で創った時は、全てを三連符にすればいいから困んなかったけど、
今回は、部分部分で使ってみたから余計に、わかんなくなった(笑)
結局、色々と試行錯誤の末、ほとんどの三連符は、ボクの財布の中身のように消えていった(※7)。
残ったのはどれだけだっけ?
見栄をはりました。
ボクの財布の中身は最初から何も入っていませんでした。
で、「おといろ」の方。
今回は「テープストップ」を使ってみたいなぁと思って、
無料のM’z TapeStop(※8)を導入。
間奏の最後に使ったやつ。
シュルシュルシュルルルルルウン
みたいなやつ。
それ以外のところは、いつものWaves社のOneKnob Filter。
似たような雰囲気のエフェクターだけど、やっぱり違うんだよね。
もうテープストップを使ったところで、この「ことのは/おといろ」は終わらせようかと思った。
無料でも十分問題なし♪
あと、Waves社のS1 Stereo Imagerというのも初めて使った。
何というか、音の広がりみたいなのって、どうやったらいいんかなぁ、なんて考えてたら、持ってた、このプラグイン(笑)
いくつかのトラックに使ってみたけど、どうなんだろうなぁ。
創っている側としては、使う前と使った後の変化がわかるから、おぉ、全然違うじゃないか、
とか思うんだけど、聴く側って感じ取れるのかなぁ。
ボクは、感じ取れる自信はない。
あとは、構成を変えたことかな。
前奏 A B サビ A B サビ 間奏 A B B サビ サビ 後奏
みたいな感じかな。
1番・・・というのかな、一気に2回繰り返してから間奏へいく、みたいな感じ。
2番はBメロを2回繰り返してみた。
これも結構気に入ってる。
あと間奏の後半も結構気に入ってる。
で、結構ボクの中では色々な部分を増やしたつもりだったんだけど、
出力してみると、3分なかった。
ボクの「ことのは/おといろ」の中でも短めだった。
あれぇ?
さて、この「ことのは/おといろ」が、さすがに今年最後の「ことのは/おといろ」になるのだろう。
今年の「ことのは/おといろ」創りを振り返ってみると、エフェクターの年という感じだったなぁと思ふ。
1年目は、ただ創るのが楽しくって、コードなんて一緒でいいや、ドラムパターンだって一緒でいいや、みたいな感じだった。
2年目は、コードって色々あるんだなぁ、ドラムパターンって色々あるんだなぁ、エフェクターって何?おいしい?みたいな感じ。
3年目の今年は、エフェクターを色々と使うようになってきた。
そして、最初の頃はわからなかった、
「このエフェクターを使ったらこんな風になるかなぁ」
「こんな風にしようと思ったら、エフェクターのこの部分をこうすればいいのかなぁ」
なんてことを考えるようになった。
今まではそんなこと、どうでもいいやんか、と思ってたんだけどね。
いいものは、ごちゃごちゃ設定しなくても、いいはずだ(※9)、と。
まぁ、いいものを創ってたかどうかはさておき。
真である。
問題は、いいものを創れていないことである。
いいものを創れないから、ごちゃごちゃとさせないといけなひ。
けど、ここはこんな風にしたいな、なんて考えるようになってきた。
どれほど正確かはわかんないけど、なんとなく、この部分の設定を変えれば、こうなるんだなぁってのが、
ちょっとずつわかってきた気がする。
エフェクターを使うためには、オートメーション(※10)が使えないとダメだったことに気づいてきた。
ずっとかけっぱなしのコンプとかEQは別にいいんだけど、今回書いたM’z TapeStopとか、OneKnob Filterとかは、
オートメーション使わないと、どうしようもない。
この間、オートメーションの設定を各トラックでするのではなく、
オートメーションのみをまとめて設定するトラックを作れることに気づいた。
オートメーションの設定をしようとすると、ピアノロールが暗転(?)するんだよね。
それが、オートメーション用のトラックを作ると、各トラックのピアノロールは暗転しない。
ただ、どのオートメーションかわからなくなりそうで、どっちがいいのかよくわかんない。
そして、未だに使いきれていない機能とかもあるんだろうなぁ。
いつか、使いこなせるようになるのかなぁ。
ということで、どうぞお楽しみください♪
『たかが それっぽっちの』
うたごえ:初音ミク
ことのは/おといろ:SSS
たかが それっぽっちの存在だ
眠たくたって 日は昇り
寝たくなくたって 日は沈む
やる気がなくっても 日は昇り
やる気があっても 日は沈む
どれだけ願っても時は止まらず
大切な想い出も遠くなって
ヤなことはいつまでも忘れられず
思い通りにならず
たかが それっぽっちの存在だ
ボクだって キミだって
たかが それっぽっちの存在だ
ボクだって キミだって
たかが それっぽっちの存在のくせに
頭抱えて 何もできない 自分憂いて
生きているんだ
落ち込んでいても 日は昇り
やり残したって 日は沈む
会いたくなくても 日は昇り
離れたくなくても 日は沈む
キミとの距離は縮まらないままで
いつまで経っても何も変わらず
だからと言って努力は嫌いで
ただ理想だけは高く
たかが それっぽっちの存在だ
ボクだって キミだって
たかが それっぽっちの存在だ
ボクだって キミだって
たかが それっぽっちの存在のくせに
夢も見たいし 成長したいし
一所懸命生きているんだ
生きるのが辛くても 日は昇り
死にたくなくたって 日は沈む
キミがいなくっても 日は昇り
ボクがいなくっても 日は沈む
心が塞いでもお腹は減るし
悲しみに震えても眠くなるし
キミの涙は止められないし
ボクの想いも止められないし
どれほど願っても 何も変わらず
キミへの想いは ずっと変わらず
なりたい自分になれそうにもなく
思い通りにいかず
たかが それっぽっちの存在だ
ボクだって キミだって
たかが それっぽっちの存在だ
ボクだって キミだって
たかが それっぽっちの存在のくせに
足掻き苦しみ もがき苦しみ
自分 信じて生きている
たかが それっぽっちの存在だ
ボクだって キミだって
たかが それっぽっちの存在だ
ボクだって キミだって
たかが それっぽっちの存在のくせに
頭抱えて 何もできない
頭抱えて 何もできない
頭抱えて 何もできない
自分 憂いて 生きているんだ
コメント