この「ことのは/おといろ」は苦しんだ。
いや、ほんと大変だった。
何が大変って、
「千年前の約束を果たそう」という「ことのは」が
ふと浮かんじゃったんだ。
めずらしく。
そうなると、
「千年前の約束を果たそう」が
頭の中をぐるぐる回って、
ボクは千年前にどんな約束をしたんだっけ?
ってことになって、
この「ことのは/おといろ」を創ることを約束したんだっけ?
ってことになって、
そうか、ボクは千年前にこの「ことのは/おといろ」を創ることを
決めたんだった
ってことになっちゃうわけです。
千年前の約束というより、
千年前の呪いの方が近いかもしれない。
しかも、「千年前の約束を果たそう」という「ことのは」以外、
何にも浮かんでないんだよ。
ボクは千年も何をやってきたんだよ、って、
千年間のボクに怒りを感じたりするわけだ。
ニコニコからはもう削除しちゃったから、
もう見れなくなったが、
誰かがコメントしてた。
千年前って平安時代なんだって。
意外と近いじゃないか、千年。
とにかく、千年前に約束したんだな、
じゃあ、どうやってそこに結び付けるんだ?
というところで苦しんだ。
ということで輪廻転生になっちゃうわけですね。
前にもどこかで書いた・・・ような気がするが、
物語的なもの、ストーリー的なものは、ボクは苦手だ。
だから、困った。
困った結果がこれですよ、はい。
唯一これはいいなと思うのは、
「あの指切りのために繰り返す」という「ことのは」かな。
これだけは、今のボクには創れない気がする。
よく考えたね、この頃のボク。
・・・いや、「約束」と「指切り」じゃ、それほどでもないか。
『千年前の約束を果たそう』
Vocals by 初音ミク
ことのは/おといろ:SSS
千年前の約束を果たそう
これで何度目の生まれ変わりか
数えてなどないからわからないけれど
あなたを捜して繰り返している
いつ出会えるのかもわからないまま
いくつもの時代を生きてきたんだ
いくつもの世界を生きてきたんだ
輪廻の輪の中ぐるぐる廻って
眩暈がするような人生リピート
きみに出会うために生まれてきたんだ
何度も何度も生まれ変わって
いつか出会えるとずっと信じて
やっときみを見つけたんだ
千年前の約束を果たそう
きみと結んだあの約束も
遠い記憶となった 忘却の彼方
忘れないために胸に刻んで
いつ叶うのかもわからないまま
いくつもの惑星を生きてきたんだ
いくつもの季節を生きてきたんだ
輪廻の輪の中ぐるぐる廻って
気が狂いそうな輪廻転生
あの指切りのために繰り返す
ただきみを捜して生き続けたんだ
出会いと別れを繰り返して
きみに出会えるとずっと信じて
ただその瞬間を待ってたんだ
きみに出会うために生まれてきたんだ
何度も何度も生まれ変わって
いつか出会えるとずっと信じて
やっときみを見つけたんだ
千年前に果たすことができなかった
約束を果たそう