ボーカル用のプラグイン。
ピッチ補正とかもしてくれるけど、まぁ、ピッチ補正はこのプラグインじゃない気がします。
そして、ボクみたいな完全DTMerには、必要のない機能も結構あります。
まぁ、見ていきましょう。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
UA Connectというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
Topline Key Finder

Topline Vocal Suiteには、Topline Key Finderというのが一緒についてきます。
これ、使っても使わなくてもいいやつです。
が、一応説明しておくと、Topline Key Finderをマスターに挿して、Topline Vocal Suiteをボーカルに挿します。
LISTENをクリックして、音楽を再生すると、下に曲のキーやスケールを予測してくれます。
緑色が一番可能性が高く、黄色、赤色と続きます。
上の画像でいえば、F Majorが一番可能性が高いと言ってます。
C Majorなんだけど(笑)
で、この中から、一つ選んでSENDをクリック。
すると、そのキーやスケールがTopline Vocal Suiteに送られます。

上の画像のように、F Majorに設定されます。
このスケールの設定は、Topline Vocal Suite自体でもできるので、必ずしも、Topline Key Finderを使わないといけないわけでもない。
そもそもキーやスケールがわかってたり、自分でわかるのであれば、使う必要なしです。
Tuner

左上のKEYとSCALEを選択すると、ボーカルの外れた音を自動的に合わせてくれます。
斜線の鍵盤の音は、斜線じゃない鍵盤の方に合わせていくわけです。
SPEEDで合わせる速度、Depthで外れた音をどれぐらい合わせにいくかを設定します。
右上のREF PITCHで±100セントで、微調整できます。
CUSTOMをオンにすると、キーやスケール以外の調整の仕方を決められます。
EDIT SCALEとIGNORE NOTEがありますが、IGNORE NOTEにすると、キーやスケールから外れているけど、そのままにしてほしい鍵盤を選択できるようになります。
わざと外しているやつですよね。
とはいえ、正直、この鍵盤だけそのまま、というより、この部分のみそのままにしてほしい、ということの方が多そうなので、あまり意味がありそうにないんですよね。
そもそも、ボクは人の声を扱わないので、使わないですけどね。
TUNERとある隣の白丸がオン/オフになります。
全然、調整するために使ってないけど、どうなるかはだいたいわかったかと思います。
SHIFT

SHIFTの横の白丸がオン/オフ
左でピッチ、右でフォイルマントの設定。
SHIFTを押しながら動かすと、細かく設定できます。
MixがDRYとWETの割合。
LIVEとMIXINGはLIVEがスピード重視、MIXINGが質重視、ってことですね。
ANALOG

アナログ機器を通した感じにするやつですね。
SOLID STATEはソリッドステートプリアンプをモデルにしているようです。
TUBEはアメリカンチューブコンソールをモデルにしているようです。
Colorは歪み、Saturateはテープサチュレーション。
アナログトーンは、EQ的なものと考えたらよいかと。
Bright、Flat、Hyped、Present、Vintageの5つから選択。
Compress

GATEがゲート、DE-Sがディエッサー。
Compressがコンプレッサー。
コンプレッサーの種類が、Warm、Transparent、Focused、Tight、Aggressiveの5種類があります。
EQ

ハイパスフィルター、ローパスフィルター。
Lowsで低音、Highsで高音、Airで超高音を調整。
上のグラフィック部分で、マニュアルで調整もできます。
ただし、周波数設定はできません。
周波数設定になるのが、下にあるFull Range、Mid-Range Focus、Brilliantの3種類。
周波数が固定されているグラフィックEQ的な感じですね。
MODULATION

モジュレーションとして、Chorus、Doubler、Flanger、Widener、Wow&Flutterの5つが用意されています。
その周りの四角は模様かと思いきや、Intensityの設定で、強度を調整できます。
BlendはいわゆるMixで、DryとWetの割合ですね。
設定がほとんどできないシンプルなやつ。
DELAY

TIMEがディレイタイムで、原音からどれだけずらすか。
WIDTHはMono、Stereo、Wide、Ping-Pongから選択。
MODはディレイタイムを揺らすやつ。
動いているテープみたいなやつで、フィードバック量を設定。
上の山は模様かと思いきや、ハイパスとローパスフィルター。
下にあるのは、ディレイスタイルで、Studio Tape、Cassette、Digitalの3種類から選択。
MixはDryとWetの割合。
FX Duckは原音が鳴ったときにエフェクトを抑えるやつです。
Delayは結構設定できることが多いですね。
REVERB

リバーブです。
Plate、Room、Ambience、Chamber、Hallがあります。
こちらも、山模様がハイパスとローパスフィルター。
MixでDryとWetの割合を設定。
FX DuckはDELAYと同じですね。
PREDELAYは原音とリバーブ音の鳴るタイミングの設定。
MODはリバーブのモジュレーション量らしいが、何をモジュレーションするのだ???
で、DELAYとREVERBの間にSENDというのがあります。
これを上げると、ディレイ音にリバーブがかかります。
PRESETS

色々なエフェクターの合わさったプラグインなので、プリセットを使って、一度に色々なものを使ったらどうなるかを見てみましょう。
まとめ
プリセットを使ってみるとわかるんだけど、いい感じにするよりも変にする方が多いですね。
完全にTUNERを変な方向に使ってるよね。
まぁ、実際問題、TUNERは自動でピッチ補正をしてくれる、という使い方は微妙だから、こうなっちゃうかな。
とりあえず、ボーカルをいい感じにする方向でも、問題なく使えると思います。
価格
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