1088.UNIVERSAL AUDIO社のAmpex ATR-102 Mastering Tape Recorderを使ってみよう♪ ~テープサチュレーション~ 有料プラグイン

テープサチュレーション。
テープ関係については、挿しておけばいい、ぐらいにしか認識していないので、何とも言えない・・・

ただ、このプラグインの特徴は、LとRを別で設定ができる、というところでしょうか。
あとは、たぶん、UADの他のと概ね同じなんじゃないかな。

基本情報

ダウンロードはこちら。

インストール方法

UA Connectというソフトからインストール

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

POWER

電源ですね。

基本的には倍音が増えるので、微妙に変化します。
劇的ってこともないですが・・・

TAPE

テープの種類が7種類。
デフォルトで250、456、900、GP9の4種類が表示されています。
HEADは1のときだけ、468というのが出てきます。
テープスピードが7.5、3.75のときだけ、35-90、111というのが出てきます。

まぁ、倍音の付加の仕方が、それぞれ異なります。
が、本当に微妙な違いですね。

下のTAPEと書かれたボタンでも変更できますが、数字などが書かれているところを直接クリックする方がはやいです。

TAPE SPEED

TAPE SPEEDの違いによって、倍音の付加のされ方も違うし、EQ的な感じに、周波数的なバランスもちょっと変わります。

マニュアルによると、

15 IPS は、低周波の「ヘッド バンプ」(低周波上昇)と温かみのあるサウンドにより、ロックおよびアコースティック ミュージックのお気に入りと考えられています。
一方、クラシック、ジャズ、その他の高忠実度フォーマットでは、30 IPS が標準となっています。
ノイズフロア、より優れた忠実度、よりフラットな応答。
7.5 および 3.75 IPS は、周波数シフトやその他のアーティファクトが大きくなり、さらにカラー化されたエクスペリエンスを実現できます。

らしいです。

もちろん、ここにテープの種類などで、違いが出てくるんですけど。

CAL・HEAD

CALはキャリブレーション、HEADはアクティブ テープ ヘッド モデル。
とりあえず、詳しいことはわかりません。
周波数的なバランスも変わるし、倍音の付加のされ方も変わるし、ややコンプ的に圧縮されたりしますが、微妙な変化です。

EMPHASAIS EQ

NABの方が低音が強調される感じ。

かつ、ハムノイズ周波数が変わるらしいです。
NABは60Hz、CCIRは50Hzらしい。
これも、そうですか、みたいな話。

そして、テープスピードが30ではここは選べなくなり、3.75ではNABしか選べません。

SYNC・REPRO・INPUT・THRU

THRUはスルーで、バイパスです。
INPUTは、音は入るけど、テープを通らないということで、概ねINPUTとOUTPUTだけ影響します。

REPROは録音した音を再生するやつらしいです。
SYNCは録音段階のところの音を再生するやつらしいです。
実機ではREPROの方が音質はよいそうです。
SYNCは音質がちょっと悪くなるけど、録音から再生までにある時間差がないから、時間的にはこちらの方が速い。

ということですが、まぁ、周波数的なバランスがかわるのと、倍音の付加のされかたが微妙に変わる。

デフォルトはREPROで、デフォルトのままでいいんじゃないかな、とは思う。

RECORD・REPRODUCE・METER・AUTOGAIN・LINK/UNLINK

RECORDはインプットゲイン、REPRODUCEはアウトプットゲインと考えればよいかと。
だから、RECORDを上げるとエフェクトが強まるけど、REPRODUCEは単純に音量を上げます。

METERはメーターの表示をインプットにするか、アウトプットにするか。
AUTOGAINはオンにすると、RECORDとREPRODUCEが連動して動くようになり、最終音量が変わらないようにしてくれています。

で、ここの設定がLとRで別設定ができます。

なんだけど、LINKをオンにすると、LとRは同じように同期します。

OPEN/CLOSE・CROSSTALK・WOW&FLUTTER・AUTO CAL・HISS&HUM・TRANSFORMER

OPENをすると、補助的な設定できるようになります。
CROSSTAKLは左右のチャネルで、左の音が右に、右の音が左に入るかどうか、だと思われる。
WOW&FLUTTERはWOW、FLUTTER、まぁ、ピッチ変調のオン、オフ。
AUTO CALはオンにすると、キャリブレーションEQとバイアスコントロールが、TAPE、テープ速度、EMPHASIS EQ、およびHEADにちょうどよいように自動的に調整されます。
HISS&HUMはHISS、HUM、まぁ、ノイズのオン、オフ。
TRANSFORMERは変圧器回路のオン、オフで、色付けの有り無し。

まぁ、AUTO CALとTRANSFORMER以外、オフでもいいんじゃないか、と思うんだけど、好みですよねぇ。

EQ・BIAS・REPRO

EQは録音時に適用されるEQ。
REPROは再生時に適用されるEQ。
BIASはレコード ヘッドのオーディオに適用される可聴範囲を超える発振器らしいんだが、まぁ、音が変わります。

まとめ

テープシミュレーターは、使うならデフォルトで挿しておけばいい派なので、一応説明したけど、正直、よくわからないです。
色々設定はできるけど、デフォルト、もしくはプリセットでいいんじゃないかな。
そんな劇的な変化を与えるプラグインではないし、逆に、そんなわかるほどの変化がついても困る系だと思うんですよねぇ。

価格

【定価】
199ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2025年11月 29ドル(本家さま)

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