iZotopeのCatalystシリーズのマルチエフェクト。
iZotopeといえば、AIって感じですけど、最近、普通(?)のプラグインをやたらと出していますね。
つまり、AIがついてないやつ。
で、FXEQということで、今度はEQを出したんだと思ったら、全くEQではなかった。
いや、EQではない、というと、また、違うのか。
どう表現するのかが難しいな。
まぁ、見ていきましょう。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
iZotope Product Portalというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
基本的な使い方
EQと書いてるけど、見た通り、SATURATE、REVERB、DELAY、MODULATE、LO-FIの5つのエフェクターの集合体です。
じゃあ、なんで、EQと名乗っているかというと、この5つをエフェクトをかける、周波数とかけ具合を6バンドのEQ的に設定することができるからですね。
こんな感じですね。
今までにないタイプのエフェクターですね。
SATURATE
サチュレーターですね。
Driveのつまみでサチュレーションのかけ具合を調整。
TiltはいわゆるチルトEQで、高音を上げたら、低音が下がる、みたいなシーソーみたいなやつですね。
Satinと表示されている部分がモードで、Satin、Tape、Grit、Foldback、Snap、Bump、Steel、Corrodeの8種類から選べます。
右上の4×はオーバーサンプリングですね。
REVERB
リバーブですね。
Pre-Delayは原音とリバーブ音のタイミングのずれの調整。
Decayはリバーブ音の長さ。
それぞれの八分音符マークをオンにするとDAWと同期します。
Hallと表示されている部分がモードで、Hall、Chamber、Plateの3種類から選べます。
DELAY
Timeは原音に対して、どのタイミングでディレイ音を鳴らすかの設定。
八分音符マークをオンにするとDAWと同期します。
Feedbackは何回くり返すかの設定ですね。
Classicと表示されている部分がモードで、Classic、Reverse、Crunch、Modulationの4種類から選べます。
右上のラケットマークをオンにすると、ピンポンディレイ(左右で順に鳴る)になります。
MODULATE
DepthはLFOの深さの設定。
RateはLFOの速さの設定で、右上の八分音符マークをオンにするとDAWと同期します。
Chorusと表示されている部分がモードで、Chorus、Doubler、Phaser、Flangerの4種類から選べます。
Doublerにしたときだけ、つまみがVariationとSeparationに変わります。
Variationが原音に対してピッチを変える設定。
Separationは音の広がりですね。
LO-FI
Wearは摩耗の度合い、Wobbleはピッチ変動の設定。
Cassetteと表示されている部分がモードで、Cassette、Radio、Vinyl、Tapeの4種類から選べます。
右上のボタンをくりっくすると、さらにローファイになります。
Bypass・FX Only・Limiter・Amount
上の部分が全体の設定ですね。
Bypassはバイパスですね。
FX Onlyは、エフェクトのかかっている音のみになります。
Limiterはリミッター。
Amountは5つのエフェクター全部の適用量ですね。
まとめ
なかなかのボリューム。
エフェクトがたくさん入っているプラグインはいくつかありますが、それをEQのように扱うというのは斬新。
これまで、あってもおかしくなさそうな気もするんだけど、なかったんですよねぇ。
もちろん、マルチバンドなどではあったんですけど、EQってのは面白い。
今回は曲全体にかけましたが、それぞれの音源にかける方が良いのかもしれませんね。
この部分にだけ、エフェクトをかけたい、というのがかなり自由にできそうですね。
価格
【定価】
49ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
–
コメント