自動音量調整ですね。
WavesのVocal Riderと同じ機能ですね。
Nectar4になって新しく追加された機能かと思い聞きや、改めて見てみるとNectar3にも一応あったみたいでね。
ただ、こんなにしっかり設定できるものではなかったみたいです。
AIが自動でやっていたみたいです。
もちろん、手動でもできたみたいですが、気づかないぐらいの感じでありました。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
iZotope Product Portalというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
Learn
Learnを押して、歌声を再生すると自動でいい感じの音量設定にしてくれます。
これは、Nectar4内で使用する場合も使えるのですが、そもそもNectar4でAIに完全に任せた場合は、ここも当然自動で調整されています。
つまり、Nectar4内で使用するけどもAIを使わない場合か、Advancedで単体のエフェクターとして使用する場合にしか使わない機能ですね。
はい、あっという間に設定してくれますね。
AIに任せないのであれば、別に使用しなくても問題ないやつです。
Target
表示されていませんが、Targetです。
つまり、どのぐらいの音量にしたいか、ということですね。
Range・Strength
Targetで設定した音量に近づけるわけですが、じゃあ、元の音をどれぐらい調整するのか、がRangeです。
デフォルトではRangeは6dBになっています。
つまり、ターゲットよりも小さい(大きい)音の場合は6dBまでは上げる(下げる)けど、それ以上は上げない(下げない)、という設定ですね。
最大で12dB、つまり±12dBまでは調整してくれるけれども、そこまで音量をそろえるのが良いかどうか・・・の判断が必要になるわけです。
Strengthは、いわばアタックと考えればよいか、と。
Tame Noises
ノイズの除去ですね。
耳のマークをクリックすると、除去しているノイズが聴けます。
ボクの場合は、ミクさんが歌っているので関係ないのですが、実際に録音している人はオンにしてもよいですね。
ちなみに、ミクさんの場合も除去されています。
ノイズじゃない
Sidechain
外部サイドチェインですね。
曲をサイドチェインに設定して、曲の音量に合わせて、ボーカルの曲の音量を調整するわけですね。
Blendを一番右にすると、曲の音量に合わせて音量調整、左にするとボーカルの音量に合わせて音量調整。
つまりは、どれぐらい曲に合わせて調整するのかを設定するわけです。
とりあえず、下の動画では、キックとスネアの音をサイドチェインにしました。
当然、一番右にすると、キックとスネアに合わせて、ボーカルの音量も上がるというわけです。
わかりやすくするように、キックとスネアに合わせましたが、つまりはそういうことですね。
楽曲の音量が上がったときに、ボーカルが埋もれないように音量を上げてくれるわけです。
普通は、キックとスネアだけに合わせるなんてしませんが・・・
オケ全体に合わせておいて、Blendをいい感じに調整するという使い方になるのかなぁと思いますけど。
まとめ
Nectar3では、Targetの設定だけがひっそりとありました。
4になって、しっかりと設定できるようになった上に、Advancedでは単体で使用できるようになったので、使い勝手もよくなりましたね。
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