結局、DAWの設定は24bit/96kHzになりました

ボクは、基本的にオーバースペックが好きです。
スペックは高いに越したことはない・・・お金が許す限り。

ということで、音質は上げられるならば上げればいいんじゃないか、と思ってしまうわけです。

サンプルレートに192kHzという設定があるならば、192kHzにしたいじゃないですか。
曲は最上じゃなくても、音質ぐらいは最上で、って。

ということで、色々試しまくったわけです。
なんとか、192kHzを実現しよう、と。

そのためには、多少の手間は仕方がない、と。
そう思って、やってきたわけですが、いくつかの壁にぶち当たって、結論としては、24bit/96kHzでいいか、ということになりました。

なぜ、そういう結論になったかですね。

1.Bluetoothの壁

以前、Bluetoothの高音質化計画というのを書いた。

そもそも、Bluetoothって、バージョンがあります。
現在の最新は、Bluetooth5.2でしょうか。

そういうバージョンについては、結構、よく見かけるんですよね。
が、このBluetoothのバージョンってのは、音質とは関係ないんですね。

しかし、Bluetoothにはコーデックという、あまり知られていないものがあるんです。
いや、ボクは知らなかっただけで、一般的なのかもしれません。
こっちはバージョンと違い、音質に関係するわけです。

Bluetoothのコーデックには、SBCや、AAC、aptXなど、色々あるわけです。
それぞれ、音質の良さや、遅延性が違ってくるわけです。

その中でも高音質なのがLDACです。
24bit/96kHzに対応しています。

遅延もすごいですが、遅延に関しては楽器を使用しない(ゲームもしない)ボクには無関係。

が、今、書いた通り、Bluetoothの場合、高音質と言っても、24bit/96kHzなわけです(これ以上もあるらしいが特殊なやつらしい)。
DAWを192kHzにしたって、Bluetoothだと結局は96kHzになるわけです。

が、ここは、何とかクリアできなくもない。
有線なら問題ないからだ。

Bluetoothのヘッドホンはやっぱり使用することが多いので、完全に、とは言えないが、有線と無線を使いわければいいわけで。
大事なときは有線を使えばよいわけで。

無線も、ボクの場合は、オーディオインターフェイスから、Bluetoothトランスミッターへ通しているので、結果、96kHzになっているとは言え、192kHzでDAWが使用できないわけではない。

つまり、192kHzの設定にしていても、問題は起きないのです。
ということで、まだまだ、大丈夫。

2.初音ミクの壁

この壁は結構高い。
192kHzでがんばっていたんですが、ミクさんが起きてくれないんです。

何か表示されていると思ったら、ミクさん、96kHzまでしか対応していないって。
おっと、これは結構きつい。

・・・が、ギリギリ、その壁を超える方法が一つ。

ミクさんを使用する曲(ことのは/おといろ)と、使用しない曲(いんすと)で設定を変えればよい。
まぁ、不満はある。
面倒だからだ。

が、96kHzのフォーマットと192kHzのフォーマットをつくっておけば、まぁ、うん、なんとか・・・

3.プラグインの壁

この壁は、ちょっと心くじけかけた。

とあるギター音源を立ち上げようと思ったら、なんか、固まるんですね。
なんか、Studio One、壊れたか?と悩んでいたんですね。

けど、他の音源は問題なく動く。
そのプラグインだけ、固まる。

この音源が壊れてる?

と、思っていたら、どうも、その音源も96kHzまでしか対応していないようです。

まさか、ミクさんだけじゃなかったとは・・・

ここで、「ことのは/おといろ」と「いんすと」で分けるということができなくなったわけです。

んが、まぁ、何とかならなくもない。

というのも、ボクはあまりギター音源を使わないからだ。

とはいえ、これだけの制限が加わるとなってくると、ちょっと嫌になってきますよね。

4.ノートパソコンの壁(再びのBluetoothの壁)

さて、最近、ノートパソコンを購入した。

で、上の記事にも書いたが、ボクはスマホで音楽も聴くので、マルチポイントの無線イヤホンを購入した。
これで、スマホで音楽も聴けるし、DTMもできる。

と思っていたんだが、サンプリングレートが対応していないと言われる。

忘れてた・・・

そうだった、Bluetoothは、そんなに音質がよくないんだった。
とは言え、ノートPCをLDAC対応とか無理だし(できなくはないらしいが・・・)。

そして、発信側が大丈夫でも、受信側が無理なのだ。
イヤホンの方が。

やっぱり、Bluetoothイヤホンに、LDAC対応とか、ほとんどないわけで。
Bluetoothヘッドホンはあるんだけど、外出先でヘッドホンをつけるのも、できなくはないが、結構厳しいわけです。
ヘッドホンって、外の普通の生活には向いていないんですよ、やっぱり。

DTMだけをやる前提で外出先でもっていうのであればいいんだろうけど。

ということで、仕方がなく有線イヤホンへ。

有線イヤホンだって、それほど高音質は対応していないんだけど、とりあえず、DAWは問題なく対応してくれる。
これ、ちょっと不思議なんだけどね。

Bluetoothイヤホンのときは、対応していないっていうのに、有線イヤホンは192kHzに対応していなくてもちゃんと動いてくれる。
出力は192kHzではなくなるけどね。

5.業界標準の壁

で、最後の最後の壁にぶちあたって、24bit/96kHzでいっか、となりました。

いや、これに関しては壁でもなんでもなく、ずっと前から知っていたんですけど・・・

知っている人は知っているでしょうけど、CDって16bit/44.1kHzなんですよね。

そして、業界標準は24bit/44.1kHzと言われています。
ネットとかで調べていると、人によって、24bit/48kHzの方がよいとか書いていることもあります。

いずれにせよ、24bit/192kHzなんて、ものすごくオーバースペックなわけです。

オーバースペック上等と思うボクだけど、さすがに、これだけの壁にぶち当たると、もういっか、ってなったわけです。

ということで、今までの問題を全てクリアできる24bit/96kHzに落ち着いたわけです。

ここで、44.1kHzもしくは48kHzを選ばないのは、半分は意地みたいなもんですね。

ちなみに、サンプリングレートが上がると、データ容量も大きくなるという、ものすごいデメリットも存在します。

ということで、音質にこだわりに、こだわった結果の結論でした。

そんなボクは、平気でmp3で音楽を聴いています(笑)

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