322.有料プラグイン iZotope社のNeutron4 Unmaskを使ってみよう♪ ~マルチバンドサイドチェーンコンプレッサー~

色々忙しかったり、PCをいじったりしてて、プラグインを全く紹介できていなひ。
プラグインがメインの方、お待たせしました。

今回は、Neutron4から導入された新しいエフェクターUnmaskを紹介します。
音が重なっている部分を、カットしてくれるようです。

極端にかけると、いわゆるダッキングみたいになりますね。

マニュアル等を読んでも、コンプともEQとも書いていませんが、まぁ、コンプと思っていただいたら良いのではないか。

ということで、見ていきましょう。

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

準備

そもそも、どの音源に挿すんだという話ですね。

音の重なりといえば、キックとベース。
どっちに挿すかというと、当然、そのままの音で出したい方には挿さないということです。

ベースに挿すと、キックは普通にドン、ドン、ドン、ドンと鳴ります。
で、Unmaskを挿したベースの方が、ンウォン、ンウォン、ンウォン、ンウォンと鳴ります。

このプラグインは、サイドチェインコンプなので、挿した後で、サイドチェインの設定が必要です。
Studio Oneでのサイドチェインの設定は、上で紹介した「24.ごちゃごちゃ言っていないでサイドチェインしやがれ」に載っています。
他のDAWについては、各自お調べください。

ベースに挿して、サイドチェインでキックの音を取り込むわけですね。

Amount・Sensitivity

左側の大きいのがAmount、右の小さいのがSensitivity。
iZotopeのプラグインって、なぜか大きいメインのつまみだけは、何のつまみなのか表記しないという謎のルールがありますよね。

そう、大きいやつが、一番メインのつまみです。

音が重なっているときに、どれだけ音量を下げるんだ、というつまみです。

Sensitivityは、感度ですね。
ちょっとの音の重なりでも「重なってるぞ!」ってするのか、「いや、これぐらいの重なりは重なりと言わないでしょ」ってするかですね。

と、ずーっと文章で書いているので、動画で見てみましょう。
わかりやすいように、だだかぶりしているキックとベースに使ってみましょう。
先ほど書いたように、ベースに挿して、キックがサイドチェインです。

ドンドン動いている紫の線がキックです。
Unmaskを挿したベースがグレーの線です。

まぁ、見た通りですね。

キックの音量が上がった時に、音がかぶっているベースの音量を下げます。
極端にすると、ベースはほとんど音が聴こえなくなってしまいますね。

Attack・Release

これはアタックとリリースで、コンプの設定と同じですね。
重なっていると認識したときに、即座に音を下げるのか、のんびり下げるのか、
重ならなくなってから、即座に音を戻すのか、のんびり戻すのか。

先ほどは、わかりやすくするために、アタックもリリースも最短で行っていましたので、動かしてみましょう。

これまた、見た通りですね。

周波数の選択


はしっこに、ちょっとだけ顔を出しているこいつで、周波数の選択をします。
全ての周波数で重なりをなくすのではなく、この範囲の重なりだけを取り除きたい、という場合に使うわけですね。

ずーっと、キックとベースがドンドン、ンウォン、ンウォンとなっているのを聴くのもなんなので、ボーカルで試してみましょう。

なんか、曲の方の問題が大きくてプラグインの紹介になっていないか?
まぁ、こんな感じですね。

ちょっと設定が雑かもしれませんが、周波数を選ぶことで、随分、変わってきますよね。

最後になったが、このエフェクターを見たことがあるぞ。
TrackSpacerだ。

Unmaskの機能のみで言えば、TrackSpacerという選択もありか。

価格

価格は、Neutron4の方でご確認を。     

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