無色透明祭

ニコニコ動画で無色透明祭というのをやっていた。

いや、やっていた、ではなく、やっているかな。
ただ、もう応募が締め切られた。

匿名で動画をUPしようという取り組みですね。
知名度とか関係なく、自分の創ったものを偏見なしで聴いてもらおうという。

ちょうど、『ふりふり』が完成したのが、応募締め切りの前日だった。

応募しようかな、と一瞬考えた。

一瞬考えたけど、結局やめた。

そもそも『ふりふり』がフルバージョンではなく、ショートバージョンだった。

まぁ、フルバージョンじゃないといけない、などという条件はついていないので、問題はないはず。

ただ、動画は白背景で・・・うんぬんと条件がいくつかあった。
正直、面倒くさいな、と。

ということで、結局やめた。

けど、上のような理由は、応募しない理由というほどの理由になっていない。
本当に応募しようと思うなら、全くクリアできない問題ではない。

結局のところ、ほんとの理由ではないんだ。

狙いの意図はよくわかる。
作品において、「誰が」創ったものかどうかというのは、本来関係ないはずですが、現実はそんなものではない。

やっぱり「有名ボカロPの曲は欠かさず聴くけど、無名ボカロPの曲なんて聴くわけないじゃないか」という人も多い。
何ならボクがそうだ。

曲というものは、曲によって判断されるべきで、誰が創ったかではない。
有名ボカロPが創った曲よりも、すごく良い曲を創る無名ボカロPだって、たくさん・・・かどうかはわからないけど、いると思う。

いい曲が有名になるのかもしれないけど、有名だからいい曲だとは限らない。
悪い曲が有名にならないのかもしれないけど、有名にならないから悪い曲だとは限らない。

世の中、力をもっていながら、認められない人は多い。

だからこその、無色透明祭。

うんうん、よくわかる。

わかるんだけどね、ボクはいらないや、と思った。
自分の力の無さを知っているから。

初めて「ことのは/おといろ」を創り始めた頃なら、応募していたかもしれない。
全く再生されない頃であれば。

今のボクは違う。

何が変わったのか。
ボクの「ことのは/おといろ」が多少は再生してもらえてるからだ。
数は少なくても、0のときに比べたら、それなり。

また、youtubeの方は、youtubeのきまぐれで関連動画に取り上げられて、1000回に近い再生回数になったこともあった。

だから、満足というわけではない。

その結果、わかったことは、リピート率の低さ。
結局、ボクの「ことのは/おといろ」を聴いて、「また聴きたい」「次の曲も必ず聴きたい」「他の人と共有したい」と思ってもらえていないわけだ。

大事なのは、そこだと思うんだよね。

無色透明祭に応募したら、お祭り状態なわけだから、ボクの「ことのは/おといろ」も再生してもらえるかもしれない。
けど、そこまでなんだよね。

youtubeさんの気まぐれのときと同じで。

無色透明になっている場合じゃないんだ。
SSSとして「また聴きたい」「次の曲も必ず聴きたい」と思ってもらえるようにならないとね♪

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