85.DTMerのためのコード入門 その8 ~ドミナントモーション・セカンダリードミナント・ツーファイブ・ツーファイブワン~

さて、コード進行には定番的な進み方というのがあるそうです。
それが、ドミナントモーション・セカンダリードミナント・ツーファイブ・ツーファイブワンの4つです。

前回の強進行を紹介しましたが、いわば強進行中の強進行。
強強進行か、超強進行か、真強進行か。

まぁ、よく使われる進行と考えたらよいでしょうね。

ドミナントモーション

V7 → Ⅰ

4度上(5度下)の進行ですね。
キーがCのときは、G7→Cです。

音はこんな感じ。

うーん、よくわからん(笑)
いや、これが、そこまで強いかどうかはわからんけど、これがドミナントモーションです。

ⅠがⅠ7になっても良いようです。

セカンダリードミナント

ドミナントモーションが強進行V3でした。

さて、キーには、色々あるわけです。
キーが変われば、V7もⅠも変わるわけですよね。
キーがCだから、G7、Cです。

キーがGなら、D7→Gがドミナントモーションです。
このキーがGの時のドミナントモーションを、キーがCのときに使ってやろうというのが、セカンダリードミナント。

キーがCのときは、G7→Cがドミナントモーション。
キーがCのときは、D7(Ⅱ7)→G(Ⅴ)はドミナントモーションじゃないけど、キーがGのときのドミナントモーションだから、代わりにもらってこよう、という話。

D7→Gはこんな感じになりますね。

音はこんな感じ。

ということで、他のキーのドミナントモーションを借りてくるセカンダリードミナント。

Ⅰ7 → Ⅳ
Ⅱ7 → V
Ⅲ7 → Ⅵm
Ⅵ7 → Ⅱm
Ⅶ7 → Ⅲm 

しかし、よくよく考えたら、つまりは、4度上の強進行のことですよね。

ツーファイブ

Ⅱm → Ⅴ

これは3和音でも4和音でも良いらしいですが、一般的にはツーファイブといえば、Ⅱ7 → Ⅴ7と思われているようです。

ということで、改めてまとめると、

Ⅱ7 → Ⅴ7 
Ⅱm → Ⅴ7
Ⅱ7 → Ⅴ
Ⅱm → Ⅴ

が、ツーファイブと呼ばれるやつですね。

・・・4度上じゃないか。
そして、さっきのセカンダリードミナントのとかぶってるじゃないか。

もう少し、計画的にやらないとね。
面倒だから、さっきのを聴いてもらえたら。

ツーファイブワン

さて、ツーファイブ、ドミナントモーションというものを知りました。
気づいた人もいるかもしれませんが、ツーファイブはⅡm → V7、ドミナントモーションはV7 → Ⅰ。

Ⅴ7が重なっているので、当然、これを繋げたくなっちゃうわけです。

Ⅱm → V7 → Ⅰ

これが、ツーファイブワンと呼ばれるやつです。

4度上、4度上ですね。
セカンダリードミナント、ドミナントモーション、とも言えます。

まとめ

強進行の中でも、4度上が最強。

1つ前はこちら。

つづきはこちら。

コメント