91.有料プラグイン AKAI社のVIPを使ってみよう♪ ~プラグイン管理~

さて、このプラグイン、なかなかすごいぞ。
簡単に言えば、自分の持っているプラグインを一括管理できる。
音源もエフェクターも、このプラグインを通して使用することができる。
それが、どう便利なのかを、このあと見ていきましょう。

・・・が、先に不満点を挙げておくと、全てのプラグインに対応していないということ。
それさえなければ、このプラグインだけで済ませてしまいたいぐらいなのだが。

基本情報

ダウンロードはこちら。

本家なんだけど、ここから購入はできないようですね。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

基本的な設定

このプラグインのすごさがこれ。

黄色で囲っている3か所。
真ん中が音源のプラグインの一覧があります。

で、右側にAccodion、Bass、Bells・・・と並んでいます。
Bassの横に742とありますよね。
これ、一覧に載っているプラグインの中のベース音源が742個ある、ということ。

今、Bassを選択しているので、Bassが反転しています。
すると、左側にベースの音源がずらり。

そう、自分の持っている様々な音源のプラグインのベースの音を比べられるんです。
これ、すごくないですか。

今の画面で言えば、上からLoomとBreakTweakerとVacuumProのベース音源が並んでいます。
それぞれの音を確認できるわけです。
一つ一つ、立ち上げなくても!ですよ。

ちなみに、左側の音源をダブルクリックすると、元のプラグインが立ち上がるようになっています。
だから、選んでから、元のプラグインで設定を調整することも可能です。

夢のようなプラグインなんだけど、問題点もあって、まず認識してくれないプラグインがあること。
主力音源だったりすると、すごいショック。
ボクもそうだったりする。

あと、プラグインの中の音源を別々に認識してくれるプラグインと、中の音源を認識してくれないプラグインがあること。
例えば、Vitalは認識してくれているので、プラグイン一覧には出てくるんだけど、音源は1つになってる。
試しに、たった一つの音源をダブルクリックしてみると、Vitalが立ち上がる。
立ち上がったVitalの画面で音源を選ぶと、その音源を使えるようになる。

つまり、中の音源を使えることは使えるんだけど、先ほどのようにBassを選択しても、VitalのBass音源は選択肢に出てきてくれない。

これも、うーん、って感じ。
どうしても不完全感はありますよね。

とは言え、このプラグインはなかなかすごい。
例えばVitalを選んで、Vitalの中から適当に音源を選んでみる。
で、下にある、PLUGINというのをクリックすると、こんな画面になります。

これ、何かというと、Vitalの設定つまみ一覧なんです。
全てではないのでしょうけど、Vitalの方ではなくて、Vipの方で調整できるんです。

音の重ね方

さらに、このプラグインですが、8つまで音を重ねることができる。

この、ミキサー的なアイコンをクリックすると、こんな感じです。
一番左にVitalってありますが、その横に同じような枠がありますね。
ここに別の音源を追加していくことができます。

こんな風に、VitalとLoomとNexusの音源を重ねたりできるんですよ。
さらに、パンで左右に振ったり、キーを変更したり。

他にも、MIDIの反応する範囲を決めたりもできます。
例えば、ベース音源は、C2より上は鳴らないようにするとか。
何もしなければ、全ての音源が全ての高さで鳴ってしまいますから。

例えば、こんな感じ。

BreakTweakerはMIDIをトリガーにしているから、キーの下の方を使う(鍵盤の赤の部分)ことにして、そのままだと音が出ないからTRANSPOSEで2オクターブ上に設定。
アルペジオの方は、BreakTweakerのトリガーの音に反応したらダメなので、逆に、下のキーは使わないよう(鍵盤のオレンジの部分)にする。
というように。

さらに、今回はしなかったけど、それぞれの音源にエフェクター(これも全ては認識しないのが残念なところ)を挿すこともできたりするので、なかなかすごいと思う。
他にも色々と機能はあるのでしょうが、ボクのレベルではそれ以上はパスということで・・・

最初に行う設定

一応、最初に行う設定だけ。

SettingsからPlugin Mannager。


左下のPLUGIN FOLDERSで、プラグインの入っているフォルダを選択(2つまで可)。
SCANをクリックすると、上のようにプラグインがずらっと並ぶので、その中からVIPで使用するプラグインにチェックを入れる。

ここに出てこないプラグインは使えないということになります。
ボクも主力で使っているのが認識しないので、非常に残念なのですが、逆に、主力じゃない音源をこれで一括管理すればいいかとも思ったりする。
主力はどうせ立ち上げているから。

ということで、上手く使えば、かなり使えるのではないかと思われるVIP。
興味があれば、購入してみてはいかがでしょうか。
セールの時にね!

価格

【定価】
150ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2021年3月 19.99ドル
2021年6月 14.99ドル
2021年11月 59ドル
2021年12月 59ドル
2022年5月 31.89ドル

コメント