80.有料プラグイン BABY AUDIO社の I Heart NYを使ってみよう♪ ~パラレルコンプレッション~

パラレルコンプレッションを簡単に実現するプラグイン。
パラレルコンプレッションという方法はニューヨークを中心に使われるようになったから、ニューヨークコンプレッションと呼ばれているらしいです。
だから、名前にNYが入っているんですね。

パラレルコンプレッションとは、コンプレッサーの欠点を補う方法ですね。

コンプレッサーとはこれ。

コンプを使うことで、音量のばらつきが減る。
大きすぎる音を抑えることで、全体的に音量をUPすることができます。

逆に言えば、大きい音も小さい音も同じような大きさになってしまうわけです。
そうなると、メリハリがなくなってしまう。

また、音の認識の多くはアタックの音の要素が大きいのですが、アタック音は基本音が大きい。
つまりは、アタック音が抑えられるので、本来の音の感じと違ってしまうわけです。

そのデメリットをなくすためにはどうすればよいのか。

同じ音源を2つ用意して、片方はそのまま、もう片方にコンプをかける、それを混ぜれば両方の良いところを得られる、という単純と言えば単純な話。
で、パラレルってのは「並列」ってこと。
この2つの音源を並べるってのが並列ですね。

で、それをプラグイン内で行ってしまうのが、このプラグイン。

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

基本的な設定

ニューヨークを名乗るだけあって、なんか見た目がかっこいい。
見た通り、設定するところもほとんどない。

左のSPANKがコンプのかけ具合、真ん中のPARALEL SIGNALで並列側の音量。
OUTPUTは当然、最終的な音量。


特にこだわりがなければ、この左と右の部分が白から赤になるので、赤になる手前ぐらいにすれば、いい感じにしてくれるみたいです。

となると、とりあえず、SPANKを赤になる手前ぐらいに調整する。
あとは、PARALEL SIGNALに合わせて、OUTPUTを合わせていけばよいということになります。

ということで、SPANKを何となく良い感じで調整し、PARALEL SIGNALを上げていきます。
それに合わせてOUTPUTも調整していきます。

後半はバイパスと交互に。
このプラグインはバイパスがないので、Studio Oneの方のバイパスを使用。

劇的、ということでもないですけれども、変化がわかりますか。

SOLOは確認しませんけど、これは、パラレル側のみ、元の音源は出ない状態。
つまりは、通常のコンプレッサーと一緒の状態になります。

単純なプラグインなので、今回は以上。

価格

【定価】
29ドル

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