93.有料プラグイン WAVESFACTORY社のTrackSpacerを使ってみよう♪ ~マルチバンドサイドチェーンコンプレッサー~

タイトルにマルチバンドサイドチェーンコンプレッサーと書いたけど、公式ページによると
「マルチバンドサイドチェーンコンプレッサーに似ていますが、はるかに強力で、透過的で、正確」らしいので、
マルチバンドサイドチェーンコンプレッサーではないということみたいです。

じゃあ、何かというと、「何」とは書いていなかったので、正確に何者なのかは不明です。

簡単に言うと、サイドチェーンの設定(DAWで設定方法が違う)をしたら、その音が鳴った時に、その部分が削られるということです。

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

非常にシンプル。
基本的には3つのノブで調整するだけです。

まずは、サイドチェーンの設定。
Studio Oneの場合、こんな感じ。

とりあえず、コードを鳴らすシンセにTrackSpacerを挿して、サイドチェーンでキックに設定。
キックの音が出ると、シンセの音が下がる状態です。

真ん中のAMOUNTでかかり具合を調整します。
0、100、70、30で聴いてみましょう。

100の時はわかりやすいですね。
これぞサイドチェーンです、って感じ。
が、70、30を聴くとわかるように、このプラグインの基本はサイドチェーンじゃなくて、音のぶつかり合いを調整することらしいです。
まさに、ぶつかりあっている「トラック」から聴かせたい音のための「スペース」をつくるためのプラグイン。

例えば、コードとボーカルがあるけど、ボーカルが埋もれないようにしたい。
そんなときに、これを使うわけです。
ただし、サイドチェーンではないので、AMOUNTを上げ過ぎると崩壊します。
0、5、10、15ぐらいで聴いてみましょう。

使い方としては、これでほぼ半分。
ただ、これだけだと、単に音量を下げただけにしか聴こえませんね。

ということで、残りの半分へいきましょう。
残りの半分はLOW-CUTとHIGH-CUTのつまみ。
これもそのままです。


2つのつまみを動かすと、ややグレーになります。
真ん中の黒いところの周波数だけにかかるわけです。

動画の方がわかりやすそうなので、動画で。
最初はLOW-CUTを上げていくので、低音はサイドチェーンがかからず高音だけにかかります。
後半は逆で、HIGH-CUTを下げていくので、高音にサイドチェーンがかからなくなっていきます。

つまり、聴かせたい音の中でも、特にその音らしさの出ている周波数だけ、スペースを作ってもらうようにするわけですね。
たとえば、先ほどのボーカルも、全ての周波数にかけると、ただ音量が下がっているだけになりますが、必要な部分だけに絞るわけです。

すると、先ほどと違って、音量はそれほど下がった感じではないけど、ややミクさんの声が聴こえやすくなったのではないでしょうか。

最後に、ちょこっとだけ。

この右下の丸をクリックすると、こんな画面が変わります。


この画面で、アタックとリリースの調整ができます。

Panの調整もここでできます。

M/Sに切り替えると、Panで左右ではなくて、ミッドとサイドの調整ができるようになります。

一番右のSidechainは、サイドチェーンをするためではなく、切るためです。
どちらかというと、バイパスですね。

音のぶつかり合いを調整するための方法として、EQを使うことがありますが、EQとコンプを合わせたような機能をもったプラグインですね。
ただ、かかり具合がすごいので、微妙な調整が必要みたいですね。

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