43.有料プラグイン Output社のMovementを使ってみよう♪ ~エフェクトプロセッサ~

面白い。
ただただ、面白いプラグイン。
ボクはどうもこのOutput社の製品は好きそうだ。

基本情報

ダウンロードはこちら。

インストール方法

Output Hubというソフトからインストール

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

モジュレーション

シンプルと言えばシンプル。
が、結果はそんなにシンプルじゃない。
色から分かるように、1つの音源を元に、2種類の効果を与えて、同時に出力するようになっています。


赤の方に2つのモジュレーション、青の方にも2つのモジュレーション。
モジュレーションは、クリックすると、真ん中に表示されます。

右上にあるようにStep、Lfo、Sidechainの3種類。

Stepはパターンがこれだけ。

あとは、ランダム。

もちろん、自分で書き換えることもできる。

Lfoは12種類。

サイドチェインは、4種類。

duck、boostの2種類に、それぞれfull rangeがある。
サイドチェインでキックの音を割り当てると、キックが鳴った時に下がる、キックが鳴った時に上がる、と設定できる。
full rangeにすると、キックが鳴った時に下がって、鳴っていない時に上がるという感じ。

これらを赤で2種類、青で2種類選べる。
が、別に選んだところで何も変わりません。

モジュレーションの割り当て

当然、これを「つまみ」に割り当てるわけですね。

「つまみ」の真ん中がピンク色のところには赤のモジュレーション、水色のところには青のモジュレーションを割り当てることができるわけです。

モジュレーションの数字の部分をクリックすると、その数字を引っ張ってこれます。
それを先ほどのピンクの部分に持っていく。

ピンクの部分に1という数字が入りましたね。
これで割り当ては終了。

その下の部分に、薄いグレーの部分がありますね。
ここを動かすことで、影響の与え具合を調整できます。

ということで、適当なstepを選んで、Volumeに割り当ててみましょう。

音量がステップに合わせて変化しますね。

shapeが4種類あります。
同じステップでも、shapeによって変化の仕方がかわります。

shapeの形で何となくわかりますね。

こっちの「つまみ」がrateで、8 Barから1/64Tまで。
Dは付点、Tは三連符らしいですね。

fluxをonにすると、rateの「つまみ」に1のモジュレーションの場合は2のモジュレーションが、2のモジュレーションの場合は1のモジュレーションが割り当てられます。

ただでさえ、あるパターンで動く設定になっているのが、その設定のrateが、さらに、あるパターンでで動くわけですね。
すると、こうなります。

で、Volume、Panに割り当てるだけでも、それなりに面白いんだけど、当然、これで終わりません。

エフェクター

fxと書いているところの+をクリックすると、こんな画面になります。
delay、eq、filter、dist、reverb、compの6種類。
+が4つあるので、当然、4つ使えるわけです。

6種類を並べてみました。
それぞれに「つまみ」があります。
ということは、当然、この全ての「つまみ」にモジュレーションを割り当てることができるわけです。

XYコントロール

さらに、この割り当てた数字の部分を右クリックすると、こんな画面になります。

「Remove Rhythm」は、割り当てたモジュレーションを外す場合に使います。

で、「Assign to XY Control」です。
これをクリックすると、こんな画面になります。

右上に赤と青のハンドルのようなものがありますが、これをクリックして動かすことで、モジュレーションを割り当てた「つまみ」を動かすことできます。

右側のknob rangeは、右側のハンドルを一番下から、一番上まで動かしたときに、つまみがどれだけ動くかを調整するものです。
一番下から一番上まで動かしたときに、「つまみ」が一番端から、反対の端まで動かすか、元の設定のちょっと下からちょっと上までにするか、ですね。

下にあるrhythm amnt rangeは、ハンドルを動かしたときに、モジュレーションの影響の与え具合がどれだけ動くかを調整するもの。

つまり、ハンドルを動かすことで、「つまみ」そのものと、モジュレーションの影響の与え具合を一度に調整できるようになるわけです。

VolumeにXY Controlを割り当てて、ハンドルを適当に動かしてみましょう。

こんな感じになります。

XY Controlと書いていました。
X軸とY軸の間で、あのハンドルを動かすわけですね。

色で分かると思いますが、Y軸方向(上下)が赤色の調整、X軸方向(左右)が青色の調整になるわけです。

まとめ

まとめると、
1.4つのエフェクター、Volume、Panを「つまみ」で調整できる。
2.それぞれの「つまみ」に、2種類のモジュレーションを割り当てることもできる。
3.「つまみ」に割り当てたモジュレーションの影響を与え具合を調整できる。
4.XYコントロールで、「つまみ」の調整とモジュレーションの影響の与え具合を調整できる。
5.それが赤と青の2種類でできる。

結果、複雑怪奇になる・・・という具合。

XYコントロールはリアルタイムであれば動かすだけでいいんだけど、打ち込みの場合はオートメーションで設定するわけですね。

プリセット

で、プリセットが300入っています。
追加のプリセットも購入できるみたいですが。

ということで、いくつかのプリセットを選んで、XYコントロールも適当に動かしてみましょう。

た、たのしい♪

あぁ、書き忘れたけど、上の部分にinputの音量とdry/wetの調整、下の部分にoutputの音量の調整ができます。

最大152のパラメーターを調整できるらしいです。
ボクは数えてないから、どれが152なのかわかっていないですけど・・・

ただ、複雑怪奇とは言え、モジュレーションもエフェクターも一般的なもの集まりなので、全てが複雑に絡み合ったとしても、まだまだ常識的な範囲内での効果だと思います。

同じくOutput社のプラグインにPortalというのがあるのですが、そっちは非常識な範囲になります。
そちらも、また紹介したいと思います♪

ということで、シンセ的な感じが好きな人は好きかもしれません。
ボクは大好きです♪

価格

【定価】
149ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2021年11月 96ドル
2022年3月 49ドル
2022年4月 105.60ドル
2022年5月 49ドル
2022年11月 105.6ドル
2023年3月 53.9ドル
2023年5月 105.6ドル
2023年7月 16271円
2023年8月 53.9ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2023年9月 THERMAL・PORTAL・MOVEMENTのバンドル 273.9ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2023年11月 74.5ドル(本家さま)
2023年11月 THERMAL・PORTAL・MOVEMENTのバンドル 136.95ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2024年4月 75ドル(本家さま)
2024年6月 53.9ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2024年8月 82.5ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2024年8月 THERMAL・PORTAL・MOVEMENTのバンドル 207.9ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)

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