シンセサイザーは、アナログやノイズやウェーブテーブルなどで音を選ぶんだけど、音を重ねることができます。
音の重ね方にも色々とあります。
まずはphaseplantで見ていきましょう。
■ 音を重ねる(その1)
今、Analogが2つあります。
サイン波とノコギリ波。
このように、どんどん音を重ねられるのですが、1つ大切なことがあります。
phaseplantの場合、一つ音源を立ち上げると、セットでOutというのができます。
このOutよりも下にあるノコギリ波は、音が出ないんです。
だから、2つの音を重ねるためには、Outの上に持っていく必要があります。
途中で行ったように、一番左にあるLEVELが音量になります。
サイン波とノコギリ波をそのまま重ねると、ほぼノコギリ波になってしまうので、LEVELでほどよい感じにするわけです。
■ 音を重ねる(その2)
Outより下のものは音が出ないと書いたけど、それなら、もう一つOutを置けばいい、という話。
これで、その1と同じ状態。
同じなら、別にする必要がないように感じますが、実は、1と2は全然違うんです。
違うんですが、それは後々の話。
■ 音を重ねる(その3)
1、2はサイン波とノコギリ波を重ねましたが、サイン波ばかり、ノコギリ波ばかりを重ねる場合は、別の方法があります。
それがUnisonというもの。
同じ音を重ねることで、音が太くなっていきます。
ちなみに、音をただ重ねるだけでなく、オクターブ上の音を重ねるなどの重ね方があります。
オクターブ以外にも色々な音の重ね方ができます。
■ 音を重ねる(その4)?
これまでは、複数の音を同時に出すというものでしたが、最後は同時に出すのではなく、別の音の波形を使って元の波形を合成して別の音を作り出す方法。
この状態では、下の波形の下にOutがないので、下のは音が出ない状態だと説明しました。
ただ、この状態で上の音を変化させていくということができます。
右下に緑の+があります。
これを使います。
これを、音を重ねると言ってよいのかどうかはわかりませんが・・・
ちなみに、先ほど割り当てたLEVEL以外のものは、基本全部ピッチだと考えてもらったらいいかなぁと思います。
次にVitalで見てみましょう。
Vitalは2と4はなくて、1と3だけができます。
そして、Vitalの方がシンプルな感じです。
Vitalは、オシレーターが3つだけ。
phaseplantは、32個重ねられるらしい。
えげつない。
ただし、UnisonはVitalが16に対し、phaseplantは8。
シンセサイザーによって、色々と違うものですね。
こういう比較をしているくせに、もっとメジャーなシンセを持ってないボク・・・
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