40.シンセサイザーで音創り その1 ~元の音~

何となく、シンセサイザーで音を創ってみようと思った。

Kilohearts社のphaseplantが手に入ったから。

そう、単なる息抜き、気分転換の遊び。

シンセサイザーについて、何も知らないボクが、一から確認していくわけなので、参考になるかどうかはわかりませんが、ボクの遊びが、もしかしたら役に立つかもしれないなぁ、と。
前置きは、これぐらいにして、始めてみましょう。

主に使うのは、phaseplantとVital(無料版)・・・の予定。

さて、まずは元の音を確認します。
■ Analog(アナログ)
アナログシンセの音。
一番最初のシンセですね。
アナログシンセは、だいたい元の音は4種類。

1.サイン波
倍音のない音。

2.三角波
倍音が少なめの音。

3.矩形波
奇数倍音だけを含む音。

4.ノコギリ波
倍音が最も多い音。

そもそも、シンセサイザーはこの4つの音から色々な音を創り出していたようですね。
のですが、そこから、色々と増えてきたようです。

しかし、見てると、サイン波も倍音あるねぇ。
倍音の数というよりも、倍音の音の大きさのような感じだけど、phaseplantだからなのだろうか?

■ Noise(ノイズ)
言葉の通り、ノイズですね。

■ Wavetable(ウェーブテーブル)
波の形が様々なものを集めて、3Dにしたもの。
その3Dの断面を選ぶことで音を決める。

これは、場所によって、サイン波、三角波、矩形波、ノコギリ波になっていますが、もっと色々な形のものがあります。

アナログシンセから進化した結果ですね。

■ Sample(サンプル)
音を取り込みます。
生楽器の音を取り込んで、そこから変化をつけていくなどに使う。
ここまでくると、音を創っているというより、音を加工しているって感じでしょうか。

シンセサイザーには大体これらの音が入っていて、そこから自分の望む音を創っていくわけですね。
もちろん、シンセサイザーによって、入っていないものもあるのかもしれません。

ちなみにVitalの場合、こんな感じ。

一見、アナログっぽいですが、VitalはWavetableです。

2Dと書いているところを3Dに変更すると、Wavetableが表示されます。

つまり2Dの場合は、断面の波形のみを表示しているわけですね。

Vitalの場合は、アナログもノイズもウェーブテーブルも、分けずに、このオシレーター部分に入っています

で、サンプラーは3つのオシレーターの下にあります。
元々入っている音もありますが、自分の持っている音も取り込めます。
試しに、キックの音を読み込ませてみました。

ということで、本当の意味でのシンセサイザーっていうのは、アナログの4つの音から音を創っていくものだったんですね。
ノイズは最初からあったのかな?
Wavetableはアナログの4つの音を組み合わせたりして、形をつくっていったものですので、すでにつくられたものですね。
そこから、さらに色々なことをやって、できあがっているのが、プリセットたちですね。

だから、今のシンセサイザーってのは、
アナログの4つの音から音をつくっていくか、
アナログを元につくられた音(Wavetable)から音をつくっていくか、
そこからある程度使える状態の音(プリセット)から音をつくっていくか、
生楽器など、実際にある音を読み込んで(サンプル、サンプラー)、それを元に音をつくっていくか、
という選択ができるわけですね。

まぁ、どれが正しいという話ではないんでしょうけど。
とりあえず、まずはアナログから始めてみますかね。

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