楽器と声にはずいぶん大きな差があると思います。
はっきりとした言葉になっていなくても、声を素材に使って楽器のように鳴らしても、何かが違うんですよね。
人間の発する声っていうのは、楽器のように扱うことができるけど、それがあるか、ないかで随分と印象が変わる気がします。
ボクはよくボーカルチョップを創りますが、あれなんかも何を言っているかわからないように切り貼りしています。
それでも、ボーカルチョップの入っている「いんすと」と入っていない「いんすと」では印象が違いますよね。
やっぱり普段頻繁に使用しているからでしょうか。
このExhaleも、声を素材にした音源プラグインです。
声を素材にして、OUTPUT的な調理をしたやつです。
ちなみに、このプラグインはNativeInstluments社のKONTAKT上で動くプラグインです。
ありがたいことに、無料のKONTAKT PLAYERの方でも使用可能です。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
Output Hubというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
プリセット・マクロ
下部でプリセットを選択します。
上にプリセット名が表示されていて、一つずつ前後に変更するのは上部でもできます。
真ん中のDIRTY・AIRY・・・などはフィルターで、プリセットの絞り込みができます。
上にあるXみたいなつまみは、マクロつまみになっています。
ExhaleのXなんでしょうね。
このマクロつまみは、プリセットによって、割り当てられている項目が変わります。
色々ありますねぇ。
本当に声素材をもとにしているのか?というものも多々ありますね。
NOTES・LOOPS・SLICES
プリセットは3種類あります。
先ほどの動画はNOTESで、聞いた通り、楽器のようにキーを変更して演奏(?)できます。
LOOPSはループが、SLICESはスライスしたものが、鍵盤に割り当てられています。
LOOPSとSLICESのキーは、鍵盤で選択するのではなく、右上の部分で決めます。
NOTESの設定
声の選択
プリセット以外でも、自分で設定することができます。
上の部分のENGINEというをクリックすると、細かな設定が可能です。
NOTES・LOOPS・SLICESの3種類で異なるのが、3段あるうちの1番上の部分です。
下2段は、3種類とも同じ働きをします。
NOTESの場合、2種類の音素材を使用できます。
人の顔が表示されている部分をクリックすると、声の種類を選択できます。
画像で、女性の声、男性の声を選択します。
声は、字で表示されていますし、複数人の声が入っているものもあります。
また、ONE SHOTやPADS、TAPEなどの種類も用意されています。
右下の方をクリックすると、波形が表示されます。
左側はONE SHOTやPADSを選んだものです。
右側はTAPEから選んだものです。
TAPEは、声の一部分を切り取る形になります。
一番長くて1Barです。
動画でもありましたが、男性の声の場合、高いところまで出ないものもあります。
EQ・ADSR・その他
選択した声自体を調整していくことができます。
LOOPSの声の設定
LOOPSを選択した状態でENGINEをクリックすると、こんな表示になります。
NOTESとは違いますね。
画像でDIRTY RHYTHMとあるのが、ループ素材のプリセットで、ここを変更していきます。
あとは、ボリュームや、フォルマントシフト、スピードなどの設定ができます。
SLICESの声の設定
しまった、LOOPSと同じ設定画面だった。
素材が異なります。
あっ、あとEQとかもないですね。
FX
エフェクターが13種類あります。
上段は電源を入れると黄色く、下段は電源を入れると白く光ります。
色の違いはあとで出てきます。
そして、それぞれのエフェクターをクリックすると、その設定画面が上に表示されます。
AとB、別々に設定できるものもあれば、同時の設定するものもあります。
RHYTHM
なんというか、同じOUTPUT社のMOVEMENTを想起させるような見た目ですね。
FXが黄色と白だったのは、この部分の違いです。
黄色のエフェクターは、エフェクターにリズムを加えることができます。
白は加えることができないエフェクターです。
VOLUMEやPANの上にうっすらとA、Bと表示があります。
この部分がアマウントで、リズムを加える量を設定することができます。
A&Bは個別には設定できない場合です。
各エフェクターのつまみに、MODと書いているものがあります。
それが、リズムが影響するつまみになっています。
マクロ
マクロつまみの設定。
右側のMACROSをクリックすると、こんな画面になります。
今、上の真ん中の1が黄色く、光っています。
つまり、1のマクロにしたの3つが割り当てられているということになります。
ここで割り当ての量や、バイパスができます。
左上のASSIGNで割り当てができます。
現在、マクロの1が選択されています。
左と右下にMACRO1と表示されています。
これは、既にマクロが割り当てられている部分です。
右上のASSIGNとなっているものは、カーソルをもっていくと、マクロを割り当てられる場合は、こんな表示に切り替わります。
この状態でクリックすると、割り当てができる、ということです。
マクロつまみで、色々な設定を一括して動かしたい場合は、ここで設定します。
まとめ
声を素材に、いろいろな設定ができるプラグインです。
最初にも書いた通り、声があるか、ないかで、やっぱり印象が変わってきます。
唯一、難点というか、こうなったらいいのになぁ、というのが、サンプル素材が入れられない点でしょうか。
自分の持っている音源を取り込めたら、もっといろいろできるんですけどねぇ。
よく考えたら、これでボイパできるんじゃないの?
ということで、こんな感じ。
もう少し真面目にやれば、問題なく、つくれそうな気がするなぁ。
まぁ、それをする意味があるかないか、よくわかんないけど(笑)
価格
【定価】
199ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2023年10月 141.9ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2023年11月 99.5ドル(本家さま)
2024年4月 99ドル(本家さま)
2024年8月 108.9ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2024年10月 163.9ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2024年11月 99ドル(本家さま)
コメント