166.自作PC やめとけ?

ネットで「自作PC やめとけ」という文字を見た。
自作PCと入力すると、予測変換で出てくるんですよね。

これ、どういう人が書いてるんでしょうね。
普通に考えたら、自作PCをつくって失敗した人が書いてるんでしょうね、きっと。
一応、親切心なのだと信じたひ。

自作PCをやめておいた方がいい理由は、失敗する可能性があることと、保証がない(ないわけでもないが)ことと、コスパがそれほど良くないことかと。
いや、実際の記事を読んでないので、正確なことはわからないのだが。

実際にPCを自作しているボクから言わせてもらうと、

全くもって、その通りだ。

どれだけ大変な目にあってきたか。
PCなんて、お金を出せば、電源を入れればいいだけのものが手に入る。
不具合が起きたら、購入したところに持っていけば、修理もしてくれる。
それでいいじゃないか。

ちなみに、コスパに関しては、長い目で見れば、必ずしも悪くはないとも言える。

ということで、自作PCは「やめとけ」なのか、という結論を出す前に、ボクのことを書いてみる。

ボクの自作のスタートは、多分、ソフトウェア的なところから始まる。
パソコンを触ってると、こうすれば速くなる、とかいう情報が入ってきますよね。
クリーンアップがどうとか、最適化がどうとか。
なるほど、と思ってやってみるわけです。
うん、なんか速くなった気がする、みたいな。

そうこうすると、メモリって増設できるらしい、とか知るわけです。
増設してみたいじゃないですか。

増設って、意外と簡単にできるじゃないか。
増設できれば、交換もできるんじゃないか?
ってなると、交換してみるじゃないですか。

CPUも交換できるらしい。
じゃあ、CPUを交換してみよう。

CPUは難易度が高いんですよね。
初めて買ったCPUは中古で、しかも中古ということもわかってなかったと思う。
しかも、マザーボードと全く合わないやつを買って、結局、交換できなかった。
グリスの存在も知らないから、外したCPUクーラーはそのまま付け直したと思ふ。

ストレージは増やすことができると知り、追加してみる。

モニターは2つ使えると知り、モニターの挿し口がある部品を買って、つないでみた。
このときもグラフィックボードという名前を知らなかったし、そもそも、その部品がちゃんと挿せるのかも知らなかった。

SSDというのを知り、SSD換装をすればHDDをSSDに変更できるらしいということでやってみる。

こんなことをやっていると、自作PCというものを自然と知るようになる。

そうだ、PCを自作してみよう。

まぁ、自然な流れですよね。
ということで、これまで、5台以上は作ってるわけです。
パーツの交換はもっとしてるし、全部バラして組み立て直したことも何度もあるが、それらは数に入るのか?
そんなのも合わせると、十数回はやってる。

そんなボクの結論としては、

自作PC やりたきゃやっとけ!

です。

別にものすごくオススメするほどのことでもないし、「やめとけ」というほどのことでもない。
自作PCじゃないとできないことって、全てのパーツを自分で選べるってことぐらいじゃないでしょうか。
中身はBTOでも概ね選べる(あくまで概ね)し、もしかしたらケースを選べるのが一番のメリットか?

じゃあ、お前はなぜ自作をするのか?と問われると

楽しいから

と答えます。
それ以外に理由ってあるんですか?

最近、やたらとコスパとか、タイパとか聞きますが、みんな、コスパが悪かろうが、タイパが悪かろうが、好きなことはしてるんじゃないんですか?

ということで、やりたきゃやればいいんですよ。

ついでに、「自作してみたいが悩んでいます」って人が、ここに迷い込んだ時のことを想定して書いておこう。

まず、「難しいんじゃないか?」という問いについては、「そこまででも」と答えておく。
基本的には、ドライバーがあれば作れるものを難しいとは言わないのではないか?
パーツやケーブルを挿すべき場所に挿すだけなのでねぇ。
さすがに「簡単」とは言わないが、とは言え、小学生でもできる作業だしなぁ。

「専門的な知識が必要なのでは」というのは、「うーん、まぁ、たしかに」ぐらい。
必要か必要でないかで言えば必要だが、ネットで調べられないことはほぼないので、絶対必要かと言えば、返事に困る。

「壊れないですか」に関しては「壊れるときは、壊れます」。
精密機械ですし。
落とせば壊れることもあるし、間違った挿し方をすれば物理的に壊れることもあります。
物理的に、と書いたのは、間違った挿し方はあまりできないようになってるからです。
変な方向に力を入れれば、折れたり、曲がったりします。
物理的な物体ですからねぇ。

何台作っても、電源を入れる時は、ドキドキしますよ。
動かなかったら、どうしようか、と。
逆に、動いたら、ものすごく嬉しい。
と、書いてから気づいたが、PCが動くのは当たり前のことだな(笑)

まあ、成功も失敗も含めた経験自体が楽しいんですよね。

つまり、「リスクはない」とは、さすがに言えないですよね。
とは言え、ボクはほとんど壊したことはないですよ。
意外と丈夫だと思います。
壊れる時は壊れるけど。
13世代CPUは、ボクが原因ではなく、えらい目にあったけど。

それでも、やってみたいが勝つなら、やればいいじゃないか。
興味や好奇心は大事。
もちろん、痛い目にあうかもしれないし、やって後悔することもあるかもしれないけど、「やめとけ」なんて、大きなお世話だ。

話は変わるが、DTMも「やめとけ」と書かれてるし、ボカロPも「やめとけ」と書かれてるし、ブロガーも「やめとけ」と書かれてる。
全部やってるやん、ボク。

DTMも、ボカロPも、ブログも やりたきゃやっとけ!

ボクは、どれも楽しんでるし、どれも後悔してないよ。

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