フェーダーの目盛りって、なんで等間隔じゃないんだ? ~デシベルについて~

さて、新曲をつくりながら、なんとなく気になっていて、創り終えたので改めて、確認してみる。
何が気になったかというと、フェーダーの目盛りって、なんで等間隔じゃないんだ?ってことです。

フェーダーって、Studio Oneではこんな感じ。

正直、曲を創っているときに、別に数字を見てるわけではないので、どうでもいいんだけど、数値がこんな感じ。

なぜか、6の倍数。
そして、0から6の間と、48から72の間に差がありすぎるでしょ。

ということで、なんでそうなっているか、確認。

とりあえず、0、-1、-2・・・と下げていった場合の音量を見ていきましょう。
結果がこれ。

でしょうね、って感じですね。
つまり、0から-6までの音量の差が大きいんですね。

今回は-20までしかしなかったけど、数字が小さくなるにつれ、音量の変化が小さくなるので、フェーダーを細かく動かす必要がないということです。

もう一つ、気になるのが、なぜか6の倍数。
これも、確認してみましょう。

きれいに並んでおります。

これ、調べてみると、0から-6にしたら、音量が半分になるらしいです。
-12だと-6の半分、0の1/4。

つまり、6ごとに半分になっていくわけですね。

フェーダーがどうこうではなく、デシベルってのが、こういう単位だということですね。

というように、確認している中で、今更気づいたんですけど、Studio Oneのフェーダーのつまみの線と、数字がずれているんですね。

これ、左側の数字はメーターの数字だったんですね。
てっきりフェーダーの数字だと思っていました。
というより、今の今まで、フェーダー側に線が入っていることに気づいてなかった・・・

ちなみに、フェーダー側には数字が書かれていません。
ただ、多少ずれていますが、数値的にはメーター側の数字と同じです。

ついでに書いておくと、図書館では50dB、工事現場が100dBとか言うのを聞いたことありますよね。
0dBは無音です。

けど、DAWでは、マイナス表示。
無音より小さいってどういうことだよ、って話ですよね。

実はずっとdBと書き続けていましたが、DAWで使っているのは、実はdBFSなんです。
つまり、別物なんですね。

FSは「フルスケール」のことらしいんですが、簡単にいえば、デジタルにおいて音が割れない(クリップしない)のを0dBと設定しているんです。
だから、DAWにおいて、最終的に0dBを超えないようにしないといけないんですね。

ということで、dBって単位は、そんなものだったらしいというお話でした。
正直、作曲するためには特に影響しないんですけどね。

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