2つ目の透過ディスプレイ~普通のモニターでも透過ディスプレイはつくれる。ただし、光源が大事~

色々忙しくて、ブログの更新ができていなかった。

さて、色々忙しかったのだが、色々忙しいくせに、透過ディスプレイをつくっていた。
というのも、モニターが余ってしまったんですよね。

ずっと余らせておいても仕方がないので、透過ディスプレイにした。

いつも思うんだが、何となく普段使っているのはモニターと呼ぶんだが、透過ディスプレイだけは透過モニターと呼ばない。
なんでなんでしょうね。
別に透過モニターと呼んではいけないというわけではないですが、ネットで調べても、透過モニターより透過ディスプレイの方が使われているようです。

まぁ、それは、どうでもよいとして・・・

透過ディスプレイとは、こんなやつ。

前に紹介しました。

モニターというものは、基本的に一番後ろに白い紙のようなシートがあるんですね。
他にもいろいろな役割をするフィルターがたくさんあるんです。

で、それらのフィルターを全て取っ払ってしまうと、パネル自体は透明なわけで。

前回つくった透過ディスプレイは、7インチの小さなやつでした。
Amazonとかで、「ラズベリーパイ 7インチ」とかで検索したら、基盤とセットのものが出てきたりします。

で、とにかくつながっている線を切らないように、枠を外して、パネルのみを取り出しさえすれば完成なわけです。

ただ、パネルのみにすると、透明なだけあって、端的に言えば、何が映っているのかわかりづらいんです。
まぁ、そのために、モニターは白いシートがついているんです。

そう、背景が白いからよく見えるわけです。
が、その白いシートがあるから透過にはならない。

また、明るさがないと、これまたあまりよく見えない。

ということで、透過ディスプレイの後ろに白色LEDのファンをつけたり、白色LEDテープを周辺に貼ったりして、光の量をマシマシにして非常にクリアに見える上に透けるという、なかなか良き感じのものができたわけです。

で、今回、余ったモニターを使って、大きい透過ディスプレイをつくって、パソコンのサイドにつけてしまおう、と。

さて、結論から言うと、普通のモニターは透過ディスプレイに向いていない、ということ。

(追記)
方法により、十分可能であることがわかった。

7インチのものと同じように、剥いていったわけです。
で、最終的にパネルを取り出して気づいたんですが、パネルが黒い。
7インチのやつは、パネルが無色透明だったんですが、普通のモニターは、黒色透明でした

(追記)
これは、モニターの種類によるものらしく、電気をとおしていない状態で、黒色のものと無色のものがあるらしい。

そして、パソコンのサイドパネルにつけるということは、パソコン内部が背景になるわけです。
パソコンの背景全てを、白色のLEDで照らすというのは、なかなか無理があるわけです。

そして、パソコンの内部って、黒がメインなんですよね。
もちろん、これらを、全て白くすれば、また違うのかもしれませんが、そこまでは頑張れる気がしない。

あと、モニターが非光沢だったんですよね。
これまた、透過ディスプレイとしては見にくい。
すりガラス的な感じなんですね。

ということで、スマホとかに貼るような感じの、保護フィルムを貼ってみる。
これは、非常によかった。
保護フィルムを貼るだけで、非光沢のディスプレイが、きれいに透明になった。

すりガラスにセロハンテープを貼ったら向こうが見えるようになる、みたいな効果ですね。

問題は、どうやっても空気が抜けない点だろうか・・・

LEDテープも追加してみる。
が、やはり、どうがんばっても光の量が足りない。

もう、LEDテープを大量に張り付けてやろうかと思わなくもないが、そうすると、たぶん、透過して見えるのが、全てLEDテープになるだけだし。
サイドパネル一面に、ファンを取り付けるスペースもないしねぇ。

透けてはいるので、透過ディスプレイではあるのだが、うーん・・・

まぁ、表示しているものにもよるんだけども。
白系のものであれば、きれいに見える。

ボクは、動画を流していたりするので、動画の内容によって、黒系だったりするので、それがなぁ。

ボクの動画は、白っぽいので結構クリアに見える。

うーん・・・

まぁ、なんというか、7インチのやつが、ものすごくきれいだっただけに、不満が残る。
特に、パソコンの黒い部分に、暗い映像が重なった場合、黒くて見えない状態になるんですよね。
背後にファンとかがあると、きれいに映るんだけど、この、きれいに映ったり、見えなかったりが混在しているのって、結構ストレスなもんですね。

そして、映っていない部分には、がっつりと基盤が丸見え状態で存在している。

これまた、もっとうまくできればよいのだろうが、なかなか難しい。

そもそも、サイドパネルよりも透過ディスプレイの方が横長という点からして、無理があるんだよね。

たぶん、白系でイラストでも描いて、それをスライドショーのように流しているのが、一番きれいな使い方だと思うんですよね。
と、書きながら、ボクの横では、ずっと暗っぽい動画が流れ続けているんですけどね。

ということで、

・ずっと暗いような映像(ライブ映像とかは基本暗い)は見にくいから避ける。
・パソコンの内面を限りなく白くする
・光量をできるだけ確保する

という条件を満たせるのであれば、普通のモニタでも、透過ディスプレイにできますね。

あぁ、使わなくなったり、使えなくなったモニターを見ると、とりあえず剥いてみる癖があるボクのこれまでの経験によると、

・非光沢は透過ディスプレイには向いていない(保護フィルムを購入すれば、きれいに見える、というか透ける)
・TNパネルは、液晶パネルよりも黒いので透過ディスプレイには向いていない
・画面が小さいモニターや安物のモニターは、基盤とモニターをつなぐ部分が簡素なつくりになっていて、すぐに切れてしまうから、透過ディスプレイを作りにくい

という感じです。
まぁ、そうは言っても、そんな大量に試しているわけじゃないので、ボクが剥いたものがそうだっただけかもしれないですが。

今回のはDELLの19.5インチ、TNパネルのやつでした。

透過ディスプレイづくりの専門家の方(専門家なんていないだろうが・・・)で、間違っている部分があれば、教えていただければ幸いです。
また、透過ディスプレイにするモニターなら、これが一番良いというのも、教えていただけると嬉しいです。

ということで、やや不満の残る透過ディスプレイづくりでした。

(追記)
その後、色々改善した結果、随分ましになった。
やったことが2つ。

1つが、モニターの一番後ろについていたアクリル板を液晶パネルの裏につけたこと。
よくよく観察すると、アクリル板だと思っていたら、うっすらと白色が入っている。

やっぱり、何でもよくできているもんですね。
透明感はそのままに、でも、うっすら入った白色により、映像が見えやすくなった。

(追記の追記)光量さえたりれば、やはり、ない方が透明できれいだった。

もう1つは、これまたモニターに挟まっていた数種類のシートのうち、白の強めのシートを切って、パソコン内部に貼りまくるという作業。

上にも書いたけど、モニターのパーツは黒ばっかり。

液晶パネルに白のシートをくっつけると、当然透過しなくなりますが、パソコンパーツに白のシートを貼る分には、透過には影響しない。
曲面に貼るのは難しいが、平面部分にとにかく大きさを合わせて切って、貼りまくる。

この2つで、映像が随分クリアになった。

最終的に、PC内部のLEDを白にすると、完璧なんだろうけど、そこは、したくないから、多少暗くなるけどあきらめるか。

(追記)
一時期、白いPCを創ろうかと思っていたのだが、全てのパーツを交換していくのが難しかった。
現在のPCも白いパーツ多めにしたのだが、やはり黒はどうしても存在する。

何度も書くが、光量が十分であれば、黒いパーツでも十分見える。
しかし、白いところは、よりきれいに見えるので、白くすること自体は有効のようです。

あとは、剥きだしの基盤ですね。
これについては、簡単な解決方法がある。
透過ディスプレイ以外の部分を、黒のアクリル板でふさいでしまうだけ。
サイドパネルが透過ディスプレイの範囲しか見えなくなることを可とするかどうかですけど。

まぁ、ボクのPCの場合、ディスプレイの範囲外にあるのは、電源とファンの半分ぐらいでしょうか。
うーん、どうしようかなぁ。

(追記その2)
最終的に、Amazonで、極細白色LEDテープを見つけたので、モニターの一番後ろについていたアクリル板の周囲にLEDテープをぐるりと貼り付けることで、くっきり見えるようになった。
やや残念な点は、LEDま貼り付けることにより、アクリル板のうっすら白が、結構白く見えるようになったこと。

基本的に、透過ディスプレイの場合、白は完全に透明になるんですよね。
で、真っ白の画面を写した場合、透過してはいるんだが、白になるんですね。

これを透過と呼んでよいのか・・・

もちろん、透過しているので、透過ディスプレイと呼んでよいのだろうが、うん、まぁ、難しいところですね。

ただ、何もない、普通のアクリル板でも試したが、普通のアクリル板だと、やはりそこまでの明るさが実現しないんですね。
そこは、やはり白がうっすら入っているのは、よくできた工夫なんだろうねぇ。

まぁ、映っているのか、映っていないのか、微妙な感じの場合のストレスがないわけでもないので、やはり、そこは妥協すべきか。

(追記)
結局、光量を確保できたら問題なかった。

あと、極細白色LEDは、思いのほか明るかったので、黒色絶縁テープ(・・・まぁ、端的に言えばビニールテープですね)で、LEDテープを貼り付ける&光を漏らさないようにしました。

(追記)
これも、ディスプレイの後ろに光源をおけば、ディスプレイがある程度、光を抑えてくれるので、そこまで明るくはない。
実験段階では、モニター、ライト、アクリル板(PCのサイドパネル)という順だったので、ライトの光が漏れていてまぶしかったのだ。
PC内部に入れると、モニター、アクリル板、ライトになり、ライトの光はモニター越しにしか見えなくなり、そうであれば、そこまでのまぶしさはない。

しかし、やっぱり液晶パネルが黒い。
うーん、黒い。

(追記)こちらも、光量が足りれば、問題はなくなった。

まぁ、ひとまずは完成ということで。

そういえば、基盤は今もむき出しのままです。

ということで、ボクのPCは全面とサイドに透過ディスプレイがある状態になりました。
果たして、これはPCなのか、モニターなのか。

(追記)
最終的に、モニターの枠を活用して、枠にLEDテープを貼り付ける(←枠を使うのも最終的にやめた)ことで、かなりクリアになったので、シートは無しにした。

それにより完全透過になった。

枠を使うことで、サイドパネルのアクリル板からLEDライトまでの距離が少しできたことにより、アクリル板が全体的に明るくなったようだ。

(追記)これも、枠を使わなくても大丈夫だった。

見た目は不細工だが、透過ディスプレイとしては、良き感じになった。

やはり、普通のモニターを透過ディスプレイにすると、画面が大きすぎて、なかなか光量の確保が難しいですね。

パソコン内部を全部白色LEDにすれば完璧っぽい。
ただ、そこはどうしてもしたくないんですよねぇ。

これで、透過ディスプレイを入れると、モニター6台になってしまったなぁ。

(最終結論)
結局、モニターがついていた枠は、見た目がすっきりしないので、やめてしまった。

パソコン内部の透過ディスプレイの周囲ぐらいの場所に、ぐるりと白色LEDテープライトを設置することで、きれいに見えるようになった。

パソコンの横の長さと透過ディスプレイの横の長さがほぼ同じなので、横、下はケースにそのままつける形でできた。
上部は、パソコンの縦の長さの方が長いので、アクリル板を細く切って、パソコンケース内部に、LEDテープライトを渡せる橋(?)を作成。

試行錯誤している中で余った白色LEDテープライトをパソコンの奥側に設置。
これまた、より非常に見えやすくなった。

これらは白色のLEDを使っているが、PC内部のファンなどは、これまで通りの色。
白色LEDでPC内部は明るくなるが、ファンなどの色は、それ自体が光っているので、あまり影響を受けなかった。

とはいえ、流している映像の色には、当然のように影響をうけるのだが。

そういえば、白色LEDテープライトと何度も書いていますが、ボクの場合は、このライトの電源はPC外部からとっています。
PCケースのバックパネルの隙間から入れています(笑)

そして、結局は、光量さえ確保できれば、普通のモニターでも、きれいな透過ディスプレイにすることができるんだという結論になりました。

こんな感じですね。

途中経過に比べ、やはりきれいにPC内部が見えるようになっている。
やっぱり透過ディスプレイは、こうじゃなくっちゃね♪

こういう淡い色の映像よりも、原色を使った動画の方が良いのだが、他の人の動画は権利の関係とかがあるかもしれないし。
本当は有名ボカロPさんの〇〇の動画なんて、とってもきれいに見えるんですけどね。

◇小さなモニターで透過ディスプレイをつくる方法はこちら。

◇普通のモニターで、透過ディスプレイをつくるために必要なものはこちら。

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