124.『1行しかない自伝』

ひさしぶり!
ひさかたぶりの「ことのは/おといろ」!
本職!
いや、本職じゃねぇ!

最近、忙しくて、時間が取れない。
今回の「ことのは/おといろ」も、作り始めてから結局2週間かかった。
2週間とわかったのは、記録をとっているからではなく、ブログの更新が2週間前で止まっているから。
どうも、「ことのは/おといろ」を創り始めると、他のことに手が回らなくなるんですよねぇ。

「いんすと」はそうでもないんだけど。

もちろん、普段であれば、「ことのは/おといろ」創りに煮詰まったら、ブログでも更新しようかなぁとか思うんだけど、今は、煮詰まる暇すらなかった。

えーっと、今回の「ことのは」のテーマは「自伝」。
歩きながら、ふと、「自伝・・・」と思ったわけです。
なぜ、「自伝」と思ったのかは、自分でもよくわかんないのですが。

自伝・・・自伝・・・
ボクが書くとしたら・・・書くことねぇなぁ。
というのが、スタートです。

自分の自伝なぁ、「生まれた、まだ死んでない」以上。
やっぱ、自伝を書けるぐらいの存在になれる人はすごいよなぁ、と。

いつも思うんだけど、詞先でやってるくせに、無策でスタートしてしまうんだよなぁ。

とりあえず、「生まれた まだ死んでない」は、「ことのは」的にあまり美しくないなぁ、ということで、「ことのは」の最初の部分となりました。
そこからは、もう、ほとんど、同じことを違う表現で書いているだけだな、と今、改めて見て、思った。

時間があまりとれないと言っても、DAWを使う時間がないだけで、何かを考える時間はある。
ボクの場合、直感的偶発性試行錯誤作曲法の使い手なので、DAWを、パソコンを触らないことには、先に進まない。
鼻歌とかないの。
そもそも、自分の創ってるメロも頭に入ってない。
速すぎるんですよね、あれ(笑)

本などに、「人が歌えるように」とよく書いているんだけど、ほんとそうですよね。
歌えない歌は、まったく頭に残らない。
・・・と、自分の「ことのは/おといろ」を全否定してるようなものなんだけど。

ただ、「ことのは」に関しては、イメージだけはできるんですよね。
実際には、音に合わさないといけないので、実際に打ち込まないと、合うかどうか、わからないので、イメージだけ。

で、そのイメージの中から出てきたのが、「キミ」との出会い。
あぁ、完全にボクのいつものパターンです。

ということで、とにかく書きたかったのは、他の人からしたら、何の参考にもならないような、何の特別なこともできないボクだけど、
それでもボクはボクの人生を生きているし、
その人生はやはり大切なものだし、
それはどの人だって同じだろうし・・・

と、書きながら思うが、別に自伝を書くことは自由なんだよなぁ。
誰も読まないというだけで。

はっ、誰も聴かない「ことのは/おといろ」を創ってるのに、誰も読まない「自伝」は書けない、という意味合いの「ことのは」は、なかなかのジョークかもしれない。

さて、「おといろ」の方。
これも、毎度のことながら、苦しみっぱなし。
自分が曲をつくる時間がなくても、他の人の曲を聴く時間はある。

有名な曲たちを聴いていると、シンプルなんですよ。

ボクも、「ことのは/おといろ」を創り始めた時は、シンプルでしたよぉ。
これではダメだということで、色々と音数を増やしたり、音を重ねる工夫をしていったり・・・
創り始めたころに比べると、随分、変わってきたけど、そして有名な曲を聴くと、いや、シンプルだ。

シンプルで、印象的だ。

ボクは、シンプルじゃなくなって、印象的でもなくなった・・・気がする。
自分なりに、工夫するんだけど、根本的に違う気がするんだよなぁ。

さて、「おといろ」・・・「おといろ」ねぇ。
最初の部分のループ的なやつ。
あぁいう感じが好きで、創るんだけど、「ことのは/おといろ」を合わせられない。

コードは相も変わらず、とりあえず、自分の耳で決める。
コード進行として、正しいかどうかもわかんない。

後はドラム系、パーカッション系がやっぱり中心になるよなぁ。

うん、いつも思うんだけど、ブログに書けるほどの技がなひ・・・

さぁ、次は何をテーマにしようかな。

『1行しかない自伝』

うたごえ:初音ミク
ことのは/おといろ:SSS

西暦XXXX年XX月XX日に生まれ 今に至る
どれだけ頭を捻ってみたって
何も書くことがない 
1行で終わるボクの自伝

この世に生を受けたことと 今も生きているということと
それだけがボクの全て
どれだけ思い返してみたって何も書くことがない
1行しかないボクの自伝

特筆することもなく
自慢できることもなく
誇れるようなことだって
認められるようなことだって
誰にもできないような 
そんなことは特になかった

特に
書くほどでもないような出来事がボクの全てで
書くほどでもないような出来事がボクの全てで

みんなが知ってる映画を見て涙したことだって
ボクじゃなくてもできることで感謝されたことだって
負けてばかりの部活に打ち込んでいたことだって
可も不可もない得点を競いあったことだって

書くほどでもない そんなくだらない一つ一つが
ボクの大切な 大切な想い出なんだ

西暦XXXX年XX月XX日にボクはキミと出会う
二人の出会いが世界を大きく変えるようなこともない
そんな 何処にでもあるような事件

この世は何も変わりはしないけど
キミとので出会いはボクの世界を変えたんだ
ボク以外の人にとっては特に何も書く価値がない
1行しかないボクの自伝

何処にでもあるような 誰にでもあるような
どこまでも平均的で どこまでも一般的で
特別でも何でもない二人の出会いだった

あえて
書くほどでもないような出来事がボクらの全てで
書くほどでもないような出来事がボクらの全てで

キミと朝まで声が嗄れるまで唄ったことだって
満天の星空を見にバイクをとばしたことだって
何もない公園で手をつないで歩いたことだって
叶いそうもない夢を二人で語り合ったことだって

書くほどでもない そんなありふれた一つ一つが
ボクらにとっては かけがえのない想い出なんだ

たった1行の自伝でも
たかが1行の自伝でも
ボクが綴った1行は
きっと意味のある1行なんだ

特に
書くほどでもないような出来事がボクの全てで
書くほどでもないような出来事がボクの全てで

倒れるまでバイトをしてバイクを買ったことだって
ギターばかり弾いていて赤点を取ったことだって
徹夜で書いた手紙を渡せなかったことだって
いつまでたっても夢を捨てられないことだって

書くほどでもない そんなくだらない一つ一つが
ボクの大切な 大切な想い出なんだ

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