113.『ないないないや』

113曲目。

今回は「才能なんて ないないななななないないや(不正確)」からのスタート。
思い浮かんだ「な」と「い」の組み合わせも、色々と変えたので、結局、ボク自身、正確には覚えていない。
ただ、本当にこっから何を進まなくて(※1)大変だった。

※1 
最近思うのだが、ボクはずっと詞先だと言ってきたが、きっと違うんだな。
詞に合わせてメロを変えるし、メロに合わせて詞を変えるし、そもそも詞ができていない状態から始めてる時点で詞「先」のはずがないか。
かと言って、曲が「先」にあるわけでもなくて。
創りはじめのきっかけが「詞」だから、「詞先」で許されるのかな。

というか、いくつか浮かんでるんだけど、後を続けられなさそうなものが、たまっていく(※2)。
そのうちのどれかでスタートするかなぁ、なんて考えていたときに、ふと浮かんだのが「才能・・・」だったので、まだ、こっちの方が創りやすいかなぁ、と。
「ない」の部分は、ふんわりとしたメロ、というよりリズム付きだったので。

※2
浮かぶのに、たまる。
なんだか違和感。
「たまる」のが「底」を連想させるからか。
しかし、たまるのは必ずしも「底」に限らない。
広辞苑で調べても「沈む」という意味合いは出てこないから、ボクの個人的な感覚みたい。
お風呂に、平べったい嘴の黄色い物体がたくさんある状態も「浮かんで、たまる」でいいのか。
「浮かんでは消えていく」も、よくよく考えると変なのかな。
シャボン玉イメージなんだろうな。
あるいは、本来の水の色からはどうやっても抽出できそうにない、霧の中にある池みたいところから、ぼこぼこでている空気の塊のイメージか。

最近は、変な表現をつかうのにはまってる。
まぁ、以前からともいふ。
「バター(※3)」の部分とか、「天上天下唯独りぼっち(※4)」とか。
「バター」の方は同じところをグルグルからの連想。
分かりやすくしているのか、分かりにくくしているのか。

※3
「さんぼ」だか「さんぽ」だか。
言葉を扱うヒト、それも公開してるヒトは、注意しないといけないですね。
意図せずにひっかかることは避けたひ。
※4
「天上天下唯我独」の日本語訳。
「天上天下唯我独尊」の訳は、また異なる。

あと、サビの2回し目(というのだろうか)、「お金なんてない」の後の「だからと言って」は気に入ってる。
「才能なんて」の後で創ったときに、字数を無視して考えたわけですよ。
字数が合わないなら、考え直せばいいんだが、さらに付け加えてみたら、
これはこれでアクセントになって逆に良かった。
偶然の産物だけど(※5)。

※5
こんな書き方をすると、他の部分は必然の産物っぽいけど、ボクの創るものは、ほぼ偶然の産物だから、よくよく考えると改めて書くことでもなかった。

「おといろ」の方は、相変わらず、ブラックフライデーの恩恵で成り立っています。
今回は、色々な音と色々なエフェクターを試すために、創ったような感があります。

新しくというと、フィルを意識したところかな。
というか、基本、単調なんですよね。
どうしても面倒くさくなって、コピペ、コピペとやっちゃうんですよね。
工夫が足りないというか、熱量が足りないというか、引き出しが足りないというか・・・
とりあえず、単調から脱しないといけないなと思ってまふ。

そして、そんなことを考えるようになった結果、
やっぱり週1で「ことのは/おといろ」を創るのは無理じゃね?と思っている次第です。

最初の頃に週1で創れてた(※6)のは、週1で創れる(※6)ものを創っていた(※6)からであって、今は2週間ぐらいかけないと創れない(※6)ものを目指そうと思ふ。
きっと、そうやって、創れる「ことのは/おといろ」が減っていくんだろうなぁ。
かと言って、これ以上、時間を生み出せないからなぁ。

※6
創行5段活用。
どれだけ創る、創ると書くんだか。
「つくる」には、「創る」、「作る」、「造る」、「つくる」があるが、ボクは意図的に遣い分けている。

そうそう、2番のBメロは、転調してみようかと思ったけど、
どうも違和感があって、何度か忘れたけど、ずらした。
Cメジャーのまんま。
どうなんだろ、それほど違和感を感じないと思うんだけど、気づくのかなぁ。

まぁ、楽しんでいただけたら何よりです♪

『ないないないや』

うたごえ:初音ミク
ことのは/おといろ:SSS

周りの人との歩幅が合わずに 
いつも独り取り残されちゃって
行くべき場所だって 行きたい場所だって
すぐに見失って迷って立ち尽くす

何にもないとこを歩いていたのに
見えない何かに躓いてしまって
ただボクだけを狙った罠なんて
あまりにも不公平じゃないですか 神様

バターになるには十分過ぎるほど
同じところをグルグル廻って
独り善がって のたうち廻って
また振り出しに戻らされて

パンに塗られるつもりがないボクは
同じ所をグルグル廻らず
人にバカにされ 人に笑われて
それでも前に進んでいく

才能なんてないや 
それを補うほどの やる気もないや
お金だってないや
だからと言って稼ぐために働く意欲もないや

天上天下唯独りぼっち

道に迷うのは ボクの唯一の
他人より優れているところでありまして
最寄りの駅だって 進むべき道だって
すぐに見失って迷って立ち尽くす

何んにもないところを進んでたのに
見えない壁にぶつかってしまって
他の人はすんなり通過してるのに
ボクだけダメなのは不公平じゃないですか 仏様

回し車を楽しむ齧歯類みたいに
ずっとテクテク走って
悩みまくって もがきまわって
前より悪くなってきちゃって

たぶんホモサピエンスだったボクは
同じところをテクテクするのは
楽しくもないし 幸せでもなく
逆方向でも進んでいこう

才能なんてないや 
それを補うほどの やる気もないや
お金だってないや
だからと言って稼ぐために働く意欲もないや

時間なんてないや 
他に割り当てるほどの 余裕もないや
安定感もないや
だからと言って人に合わせる器用さだってないや

結局のところ 生者必滅 楽しんだもん勝ち

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