84.『いつかキミに届くと信じて 』

ミクさんの調子が悪かったので、最初の「ことのは」が発音できなくなった。
風邪薬を与えてみても、治らなかったので、
そのままUPした。

さて、ハイスピードな曲が続きます。

失恋ソングという評価をいただきましたが、
これまた、ボクの中では、別に失恋ソングのつもりではなかったんだけど、
まぁ、失恋ソングでもいいや。

「キミが側にいないから、キミに届くまで、叫ぶように歌う」
というのが今回のテーマ。

「言葉が届くように、大声で歌う」ってのが、
なんとなく浮かんだんですよね。
逆に言えば、届かないのがわかってるけど、それでも届くようにって。

・・・ん?逆か。

伝えたい人が、目の前にいるならば、
歌を歌う以外に、伝えたいことを伝える方法は
いくらでもあるんだよね。

見つめ合うだけでも、
手をつなぐだけでも、
伝わることはある。

でも、そばにいないと、伝わるまで叫ぶしかない。

この曲は、転調ばっかりして遊んでいた。
この転調が結構気に入ってる。

Bメロで2回、最後に1回。
Bメロの転調は、1番は下から上に、2番は上から下にしてみた。
戻すのも転調なら5回だね。

ほんとは、最後に半音ずつ、どんどん転調してみたかったんだが、
さすがにねぇ(笑)

転調って、面白いよねぇ。
不思議なんだよねぇ、あれ。

本当は転調にもいろんな転調があるらしいが、
ボクのは急に変わる。
いや、それ以外にはできないから。

けど、ボクは気に入ってるからいいや。

この「ことのは/おといろ」も、いつかキミに届くかな。

『いつかキミに届くと信じて』

Vocals by 初音ミク
ことのは/おといろ:SSS

キミに
いつかキミに届くと信じて

今日も唯一人 ことのは綴る
キミのことを思い浮かべながら
ボクに何ができるんだろうなんて
できもしないことばかりが 
ただ脳の中をうごめいている

いつだってボクは夢見がちで
自分の力の無さを解らずに
ボクにだって何かができる
そんな現実さえもちゃんと理解できない
子どものまま成長できずに

いつもキミは遠くの景色を見つめ
ボクは近くにいたキミを見ていたんだ
違う景色を見ていたボクとキミは
同じ場所に留まる事できず

必然の結果が現実になり
見たくもないリアルを受け入れ
刻はボクに留まることを許してくれず
仕方なく前に進む

キミが
きっとキミが側にいるならば
ボクは
たぶんボクはこんな歌なんて創っていない

キミが
きっとキミが側にいるならば
こんな叫ぶように歌を
歌うことだってないだろう

ここにいないキミに届くように
ボクは声の限り 叫び続ける
どこかにいるキミに届くように
ボクは想い込めて叫び続ける

キミに
いつかキミに届くと信じて
今はただ
叫ぶように歌を歌い続けているんだ

例えば子どもの頃の正しさ
迷う余地なんて何処にもなくて
今生きる世界は曖昧で
価値観なんて人それぞれで

子どもの頃に学んだ価値観に
縋って生きていたボクは
結局ガキのままだったんだろうな

例え
純粋な想いだろうと
不純な想いだろうと
人の受け止め方
素直な気持ちなんて
誰にでも見せていいもんじゃない

早く大人になって
キミと同じ場所に立ったならば
キミが見ている景色を
共有することができるんだろうか

キミが
きっとキミが側にいるならば
ボクは
たぶんボクはこんな歌なんて創っていない

キミが
きっとキミが側にいるならば
こんな叫ぶように歌を
歌うことだってないだろう

ここにいないキミに届くように
ボクは声の限り 叫び続ける
どこかにいるキミに届くように
ボクは想い込めて叫び続ける

キミに
いつかキミに届くと信じて
今はただ
叫ぶように歌を歌い続けている

キミに
いつかキミに届くと信じて
今はただ
叫ぶように歌を歌い続けているんだ

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