ボクは本が好きで、結構本を読むんですよね。
本について書いてみようかな、と。
本について書いてみよう、とか書きながら、内容を紹介するという感じにはならないと思います。
とりあえず、このブログがDTM関係なので、一応、最初だけ、DTM関係にしておこうか、と。
たぶん、すぐに、DTMと関係ないものになっていくと思います。
ということで、とりあえず、今回紹介するのは、こちら。
『作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話~』仰木日向/ヤマハミュージックメディア
ボクの大好きな本。
DTM関係で、一番、印象深いやつ。
シリーズであるので、全部、読んだ。
作曲の勉強というよりは(いや、ものすごく勉強にもなるんだけど)、好きなんだよなぁ。
「でも作曲かぁ。教えるのは別にいいんだけど、作曲って大変だぞ?」
「うん。それはもう何となく……」
「おどかすわけじゃないけどさ、作曲ってほかの創作と比べて敷居高めなんだよ。絵とかだとさ、下手でも下手なりに1枚描き上げるってのわりとできるけど、作曲ってその最初の1枚を書き上げるまでが大変なんだ。本屋とか行ったら『誰でも 作曲はできる!』とか『サルでもわかる作曲』みたいな本いっぱいあるけど、あんなの嘘だよ。作曲は明らかに、特殊技術だ」
「それ! 私その本買った! あんなの嘘だよね!」
「ああ、買ったんだ。全然わかんなかっただろ?」
「うん。なんか、いろんな用語とか全部知ってるのが前提っていうか……これ絶対サル知らないでしょってことも普通にいっぱいあるし……あ、それはいいんだけど。小さい楽譜みたいなのとか書いてあるんだけど、それがどういう音なのかとか、そもそも何の話をしてるのかとか、どういう時に使う知識なのかとか、全然わからなくて……」
「だろうな。普通作曲を始めるという場合において必要なのは、楽器経験だ。ギターでもピアノでもトランペットでも、何でもいいからとにかく1種類は楽器ができるっていうのが、まず導入で大事な部分だろうな」
「そうだよね……」
「その前提条件を満たしていない完全初心者のいろはが作曲をするっていうのは、現実的に考えてかなり厳しい」
「うん……」
「でも大丈夫だ。あたしに考えがある」
「え?」
(略)
「端的に言おう。作曲を身に付けるために必要なのは、理論書ではない。何にもわかってなくていいから『何がなんでもとにかく1曲作る』。これなんだ」『作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話』
山波いろはという高校生が、現役高校生作曲家の黒白珠美に作曲を教えてもらうというお話。
小説という形をとっていますが、実際に作曲ができるための方法について書かれています。
ボクは、この山波いろはと、ほぼほぼ同じ状況で、楽器経験も全くない状態で、急に思い立って作曲を始めたんだよなぁ。
だから、非常に共感できるんだよなぁ。
この本の通りにやっていけば、確かに作曲ができるようになりそうな気がします。
ボクはやってないからわからないけど・・・
さて、引用したところにあるけれど、作曲を身に付けるために必要なのは、「何が何でもとにかく1曲作る」ことらしい。
これは、わかるような気がする。
この本に限らず、作曲関係の本やブログや、その他、諸々が共通して言ってるのが、この「とにかく1曲作る」ってこと。
わかるぅ。
未だに作曲のことは、全然わからないけど、かれこれ、5年ぐらい(?)続いている。
読書とパソコン関係以外に、こんなに続いている趣味は初めてだ。
これだけ続けられたのは、とにかく1曲創ったからのような気がする。
ボクは、創った「ことのは/おといろ」を、Youtubeに全部UPしてるから、聴いたらすぐわかるかと思いますが、まぁ、なかなかすごい(笑)
最初の頃は、今以上に作曲のことがわからないから、とにかくカノンコードをずっと鳴らしてた。
何曲もカノンコードをずっと鳴らしていた。
けど、最初の1曲を創っていたなかったら、やめてたんじゃないかな。
これだけ作曲を続けて(上達しないにせよ)、ブログを書いていると、たまに、「作曲って難しいですか?」と言われることがある。
難しいに決まってるんですよね。
ただ、難しいというのは、すごい曲、ものすごく聴いてもらえる曲を創るという意味での難しいであって、作曲自体は難しくないんですよね。
何でもいいなら、作曲はできる。
けど、意外とそれが難しいみたい。
「私には無理でした」「できないから諦めます」というようなことも聞きます。
ボクには理解ができないんだけど、そういうものみたいですね。
なぜかな、と考えたときに、どうもボクが全く音楽に触れてこなかったことが良かったのかな、と。
作曲どころか、楽器は弾いたことないし、音楽もそれほど聴いてこなかったし、まぁ、カラオケとかで歌うのは好きだった、ぐらいの人間なわけです。
だから、すごいものが創れるなんて、最初から思っていなかったんですよね。
ただ、初めて曲を創り終わったときは、ものすごく嬉しかったし、「ボクは天才なのではなかろうか」なんて思ったものです(笑)
ドキドキしながらYoutubeにUPしたけど、全くと言っていいほど、誰にも聴いてもらえなかったんですよねぇ。
今も、ほとんど聴いてもらえないけど、やっぱり、曲ができたときは嬉しいし、自分の創った曲は好んで聴いていたりします。
もしかしたら、音楽というものにちょっとでも触れてきた人の方が、ハードルが高いのかもしれません。
正直、作曲なんて、絶対にしないといけないものではないので、面白くないならしなくてもいいと思うんですよね。
でも、ボクは作曲と、DTMと、初音ミクと出会ったことにより、人生が変わったなぁと思うし、今でも楽しんでいます(「ことのは/おといろ」が最近まったく創れてないけど・・・)。
ということで、作曲に興味がわいたのであれば、一度、この本を読んでみるのもいいんじゃないかなぁと思います。
いろはは、ずっと楽しんでいるだけじゃなくて、やっぱり苦しんだり、つらくなったり、やめようと思ったりしながら成長していきます。
ぼくも、少しでも成長できたらなぁ、なんて思いながら、飽きるまでは続けていきたいと思います♪
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