パソコンには、MacとWindowsという二大巨頭がある。
というか、二大巨頭しかないと言っても、まぁ、過言ではないだろう。
で、DTMをやっている人はどちらを使っているかというと、どっちもいる。
では、DTMをするには、どっちを選ぶのが正解か?という話。
前提として、ボクはWindowsを使っていて、Macを使ったことがない。
だから、Macユーザーからしたら、ふざけるな!と思うことも多々あるだろうと思う。
そういう方は、読まない方がよいと思います(笑)
結論
最初に結論を書いておく。
DTMをする人にとって、どっちを選ぶのがよいかというと、
どっちでもいい
ということ。
だって、どっちもいるんだから。
なんじゃそりゃ、ということですが、正直、好きな方でいいんじゃない?と思います。
ただ、それなら、こんな記事を書く必要がないわけで・・・
だから、
Windowsを使っているボクが、
Macを使ったことがないボクが、
もう少し書いてみようと思う。
PCの性能なんて、もう必要十分なところまできている
よく、芸術系?の人って、Macを使うということを聞く。
まぁ、それも実際、どうなのかはボクは知らない。
DTMだって、芸術系なので、Macがいいという人も結構いる。
Macを使ったことがないので、よくわからないですけど、Macは操作性がいいということをよく聞きます。
が、操作性についていえば、Windowsしか使っていないボクにしたら、別にWindowsの操作性が著しく悪いと感じたことはない。
じゃあ、PC自体の性能はどうなんだろうか、というと、正直、現在のPCの性能って、結構、いきつくとこまでいってるんじゃないか?と思う。
CPUの性能なんて、もうかなりのところまで来ていて、よほど特殊なことをしない限り、必要十分だと思うんですよね。
他のことは知らないけど、現在あるものの中で、それなりの性能のものを選べば、DTMで困ることはないと思うわけです。
それを、使い勝手というより、いかに性能を上げるかを今でも競っていて、その結果が、
Intelの13世代、14世代の不具合&爆熱問題
だったわけです。
あぁ、ひどい目にあったさ。
いや、もしかしたら、今もひどい目にあってるのかもしれない。
MacのCPUとWindows(主にINTELかAMD)のCPUと、どっちが性能がいいか、というよりも、Macのどれを選ぶか、Windowsのどれを選ぶかで、性能は変わるわけです。
Macの下位とWindowsの上位、Macの上位とWindowsの下位を比較しても意味がないわけで・・・
なんてことを考えると、MacかWindowsか、ではなく、
お金をいくらかけるのか?
っていう結論になるのかもしれない。
それでもWindowsを選ぶべき理由
どっちでもいいと書きながら、ボク的にはやっぱり
Windowsの方がいいよ
って思っています。
Windowsの利点を書いていきましょう。
Windowsの方が安い!
ボクはMacに全く興味がない(いや、興味はあるんだが・・・)ので、購入ということをほぼ考えたことがない。
ということで、どんなものか調べてみた。
Mac Pro・・・100万!!!!!(2025年現在)
100万?????
え、マジか。
100万って、えぐいな。
Macは高価とは聞いていたが、それほどとは。
Mac Studio・・・60万!!!!
どれだけすごいんだろうと思って、スペックを見てみたけど、それほどではない。
同じ性能なら、Windowsで半額ぐらいでいけるんじゃないか?
どうも、PCの性能よりもグラフィックの方が強めなのかもしれない。
ちなみにボクはゲームをするわけじゃないから、そっち系に弱い。
もしかしたら、グラフィック性能を同じぐらいにしようと思ったら、グラフィックボードがすごい価格になるのかなぁ?
グラフィックボードも、えげつないしなぁ、値段が。
映像系は強いのかもしれないけど、DTMにそんな映像系の強味は必要ない。
まぁ、動画にものすごく力を入れるんだ、というのであれば、もしかしたらMacの方がよいのかもしれない。
とはいえ、この値段はえぐい。
Windowsが安いというよりは、Macが高い!
Windowsは自作・カスタマイズができる
そして、ボクがWindowsをすすめる最大の理由が、ここです。
自作ができる!
Macは自作ができない。
カスタマイズもほぼほぼ、できないっぽい。
完成系なんですね。
その点、Windowsはいくらでもカスタマイズができる。
自作もできる。
基本的に、ボクはCドライブ(OSの入っているドライブ)にプラグインを入れたい人なんです。
DドライブにDAWを入れたり、プラグインを入れたりしてみたこともあったんだけど、イマイチなんですよね。
これ、調べてみたら、別にどっちに入れてもいいって、出てくるんだけど、どうもボクがやった実感としては、やっぱりCドライブに入れる方がよい感じ。
あくまで実感ですよ、実感。
これ、昔はストレージの容量が小さいことが多かったので、Cドライブにアプリを入れていくと、Cドライブがすぐに満タンになって、OS自体が不安定になるということがあったからだと思うんですよね。
最近は、ストレージの容量がかなり大きい、というか、かなり大きくても、それなりの値段で買えるようになった。
だから、Cドライブにどれだけ入れても、まぁ、OSが動かなくなるぐらい、ぎちぎちになることがなくなったんですよね。
それをあえて、Dドライブに入れるという必要性がない。
そして、PCの仕組み上、概ねCドライブの方がDドライブより速いことが多いんですよね。
まぁ、ボクは自作だから、最近のメーカー製のPCがどうなってるのかわからないけど・・・
例えば、CドライブがM2.SSDを使っていて、DドライブがSSDなら、M2.SSDの方が確実に速い。
DドライブがHDDだったら、なおのこと。
まぁ、CドライブもDドライブもM2.SSDということも最近だと多いのかもしれないから、その場合、速度的には変わらないのかな。
とはいえ、DAWがCドライブにあって、プラグインを動かすのに、Dドライブからデータを取ってきて、っていう使い方って、やっぱりロスが多い気がするんですよね。
不具合が多くなりそうな気が・・・
しかも、すべてのアプリ、プラグインがDドライブにインストールできるようになってるわけでもない。
となると、CとDに入れるようになって、それはそれで・・・
とはいえ、DTMの音源プラグインって、良いものは、かなりの容量をとられるわけです。
となると、Cドライブに大容量のストレージが必要になってくる。
その点、
Windowsはストレージなんて、いくらでも増やせる
わけです。
現在、ボクのCドライブは4TB×3枚の12TB。
12TBあれば、どれだけ大容量の音源プラグインを入れようと、まぁ、問題はない。
そして、この4TB×3枚というのがポイントで、3枚を1つのストレージにすることで、さらに高速になるわけですね。
RAIDというやつです。
RAIDというのは、複数のストレージを1つのストレージとして使用する方法です。
これ、単に容量が増えるというだけではなく、ボクのPCの場合は、1つのデータを保存するときに、3枚に分割して保存する方法です。
1枚に保存する速度は当然、そのストレージによって、上限があるわけです。
が、データを3つに分けて、3枚に保存するということは、単純に言えば、1/3の時間で保存できるわけですね。
まぁ、実際にはそんな単純じゃないっぽいですけど。
だから、4TBのM2.SSDを1枚使うよりは、1TBのM2.SSDを4枚用意してRAIDをくんで4TBにした方が性能はよい。
ただし、4枚のうちの1枚でも不具合を起こしたら、全滅ですけどね。
とはいえ、別に、その1枚を交換して、改めてクリーンインストールすれば、それで問題ないわけで・・・
で、こういうことをWindowsはいくらでもできるわけです。
Macって、RAIDになってるのかなぁ?
そのあたり、詳しくは知らないけど、自分の好きなようには組めないしね。
買うときに決めてしまうしかないようだし。
Windowsは、お金が貯まってから、追加するということもできる。
あるいは、容量が足りなくなってから、追加することができる。
後から決めれるというのは、便利。
ローンを組むという手もあるけど、いつかものすごい容量の音源プラグインを入れるかもしれないから8TBのMacを購入したけど、DTMに飽きてやめちゃった、なんてことになったらショックですものねぇ。
お試しでDTMをするなら、Windowsの場合、500GBで始めて、足りなくなってから1TBにする、2TBにするってこともできるわけです。
もちろん、このあたり、PCについてちゃんと理解しないといけないんですけど。
あと、メモリだって、変更し放題。
正直、この点だけでも、Windowsを選ぶ価値はあると思うんですよねぇ。
改めて結論
ということで、改めて結論。
DTMerにとって、MacとWindowsのどちらがよいかというと、
どっちでもいい。ただし、自作(カスタマイズを含む)するつもりがあるならWindows一択。
って感じですね。
とは言え、Macって、ちょっとだけ憧れるんですよねぇ(笑)
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