70.『恋月』

これは記憶にある。
太陽と月と地球をモチーフにして創りたかった。
そして、いつものやうに、ボクとキミに重ねて創った。
それだけ。

ボクは月ですね。
キミは地球ですね。
アイツは太陽ですね。

ボク(月)とキミ(地球)とアイツ(太陽)の関係って面白いですよね。

まず、1番はボク(月)とキミ(地球)について。
ボク(月)って、キミ(地球)の周りを回っているのに、
ずっと同じ面しか見せない。

すごいよね。
ボク(月)はずっとキミ(地球)を見つめてる。
キミ(地球)のこと大好きなんだね。

キミ(地球)の方は、ボク(月)をずっと見てないのにね。

2番はアイツ(太陽)が登場しますね。
暑苦しい奴。
ボク(月)よりも熱く、まぶしく、大きい存在。

あんな奴いなくなればいいんだが、
アイツ(太陽)がいなくなると、
ボク(月)は見えなくなる。
ボク(月)はアイツ(太陽)の輝きに照らされるから、
キミ(地球)にも見える。

あるよねぇ、こういう関係。

これをストーリー的に創ると、
普通にできそうな関係ですよね。

それなのに、物理的な数値を入れてくるあたりが
ボクらしい。

それにしても、最後はふざけてるなぁ。
ボクのふざけたところが、
色濃く出てる。

うん、こりゃひどい(笑)

『恋月』

Vocals by 初音ミク
ことのは/おといろ:SSS

どれだけキミに振り回されても
ボクはキミから離れることができない
ボクが魅かれるのはキミの魅力のせいか
それとも引力のせいなのか

ボクに比べて キミの存在は
あまりにも大きすぎて
ボクを1とすると キミの大きさ
だいたい4で 重さは約80倍

あぁ あまりにキミのことが好きすぎて
これ以上近づけない
あぁ キミとの距離は 
約38万キロもあるというのに

ボクは24時間 時速3600キロの速度で
回りながら キミを見つめ続けているのに
キミは 首を23.4度傾けて 時速1700キロで 
グルグルグルグル グルグルグルグル 回り続ける

ボクの公転周期と キミの自転周期が
いつか等しくなれば
いつ いつまでも 
ボクとキミは 見つめ合い続けられるのに

どれだけキミのことを思っても
キミはあの熱いアイツに夢中なようで
ボクがキミに振り回されてるように
眩しいアイツに振り回されてばかり

キミに比べても アイツの存在は
あまりにも大きすぎて
キミを1とすると アイツの大きさ
約109で 重さは30万倍

あぁ あんな暑苦しいやつ 
いなくなればいいのに、と思うが
あぁ アイツがいなくなれば
ボクはキミに気づいてもらえないんだ

一・二・三・はいっ!

ボクは45億1000万年もの長い間
キミと共に過ごし続けてきたのに
キミは46億歳のアイツの周りを
時速10万8千キロ 
つまり秒速30キロの速さで回り続ける

色々な数字 出てきたけれど
全て現時点での数値だから
あくまで諸説ありということで
理解しておいてください

だからテストで×がついても
責任転嫁はしないでください

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