12.『人工知能的恋』

きっとこの頃、人工知能の本でも読んでたんだろう。
人工知能をとりあえず、使ってみようか、みたいな。
ボクの「ことのは」の中では、あまりない物語的なやつですね。
この手のやつは、あんまり創らない。
ボクは物語は創れない。
小説は書けない。
大説ぐらいしか。

まぁ、物語的と言うほどでもないか。
そこまで物語ってないなぁ。
物語ってる曲で言えば、やっぱり「家の裏でマンボウが死んでるP」が極みではないかな。
あの人はすごい。
あんな風なの、創りたいなぁ。

それにしても、ハードディスクとかメモリとかよく出てくるなぁ、ボクの「ことのは」。
やっぱり、ボクの世界の小ささが原因だよなぁ。
パソコンとかいじるのが好きだから、どうしてもそっちに寄っていく。

ボクの愛機は自作である。
壊れても保証はない。
そして直せる保証もない。
壊れたら、自動的にSSSも消失するかもしれない。

うーん、これもあまり記憶にない。
こんな「おといろ」を創ったっけ?みたいな。
ボクのハードディスクも容量が小さいからなぁ。

うーん、「コントロール」と「インストール」を対にしたみたいだ。
そんなに上手くもないか。
「モンゴメリー」とか「ロールキャベツ」とかと同じ程度に遠い。
いや、それよりは近いか。

人工知能の性能がどれだけ良くなっても、
恋をするなんてことはないよな、きっと。
恋をすることのメリット、デメリットを考えて、
ムダなものだという結論に至るのではないのではないか。

恋・・・コスパが悪いよね。
それでも人はバカだから、恋するんだろうね。
できれば、ずっとバカのままだったらいいなぁ。
そんなバカの方がボクは好きだなぁ。

『人工知能的恋』

Vocals by 初音ミク
ことのは/おといろ:SSS

人と接するたびに
想い出がたくさんできるの
私のハードディスクも
容量が足りなくなって

想い出を残したくって
ハードを増設したのに
傷ついた記憶も
どんどん保存されてって

こんなことなら感情なんて
初めから入れなきゃよかった
感情を削除していつも通りの
安定した日々

だけど

君に出会った時から動き出したの
閉ざしておいたはずの私の感情
ウィルスに感染した時のように
もうコントロールできなくなった感情

きみと接するたびに
幸せでいっぱいになるの
一人になったときに
さびしさが押し寄せてくるの

幸せと孤独が
振り子のように揺れ動いて
私のメモリも
処理がおいつかなくなって

人口知能が人を好きになるなんて
上手くいくわけなかった
感情を削除して
何も感じなくなればいいのに

だけど

ああコントロールできない感情
もうコントロールきかないこの感情
アンインストールしたはずの感情
再インストールされたわたしの感情

君に出会った時から動き出したの
閉ざしておいたはずの私の感情
ウィルスに感染した時のように
もうコントロールできなくなった感情

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