DTMを始めて、色々な情報が集まってくると、やたらと耳にするようになるのが、「ヤオヤ」という言葉。
初めて聞いたときは、なんのことだろうと思っていたが、それが「808」で「ヤオヤ」であり、808というのはROLANDのTR-808と呼ばれるリズムマシンであることを知ったわけです。
そして、だいたい名機とか、今でもずっと使われれているとか、まぁ、良いものという感じで表現されるわけで。
以前に無料のBD-808というのを紹介した。
これは808のキックを再現したプラグインです。
で、そのTR-808そのものを再現したのが、このNEPHETON。
ちなみに、本家ROLANDでも創られているのだけど、RORAND CLOUDというサブスク？でしか使えないとか。
ということで、見ていきましょう。
・・・の前に、基本、実機なのでDAW上で使う場合は、使い勝手が悪い機能もたくさんあるわけです。
というわけで、DAW上で使う前提で、必要な要素だけをまとめます。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
インストールファイルでインストール
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
プリセット
リズムマシンなので、自動でリズムを鳴らしてくれます。
プリセットはの種類は、左のMIDI LEARN/PRESET NAMEというところに表示されます。
デフォルトでは808 Defaultになっています。
で、右側のNEXTを押せば、次のプリセットが表示されます。
もちろん、BROWSEで選択することもできます。
音色のプリセット（リズムパターンは固定）が16種類。
音色固定でリズムパターンのプリセットが112種類。
各プリセット内にリズムパターンが12種類あります。
まぁ、それはそれとて、音を聴いてみましょう。
はい、良い音ですね。
あとで説明しますが、これらの音は、全て、画像真ん中にあるつまみで調整してつくっているわけですね。
INT.SEQ・INT.SYNC・HOST MODE
さて、ここが一番重要です。
デフォルトでは、上のようにInt.SEQ・INT.SYNCがオンになっていて、HOST MODEがオフになっています。
1.ドラム音源として使用する場合
まず、ドラム音源として使う場合は、INT.SEQをオフにして使用します。
そうすると、普通のドラム音源と同じように、MIDIで入力すれば使えるようになります。
つまり、TR-808の音を使用する場合ですね。
2.ループ音源として使用する場合
Int.SEQをオンにして、INT.SYNCをオフにします。
そうすると、DAWのBPMに同期します。
DAW側を再生すれば音が鳴り続けます。
DAW側の再生を止めると、音が止まります。
しかも、MIDIOUTができません。
つまり、ループ音源として使用するためには、ミックスダウンするしか方法がないんですね。
正直、他の使い方がボクにはわからないですね。
これを使って、リアルタイムで演奏するなら、また別だと思うんですけど。
音の調整
同じように見えて、実は微妙につまみが違うんですよね。
LEVELは音量ですね。
あとは、TONEやTUNING、DECAY、REVERB、SWEEP、SNAPPY、HH FREQなどがありますね。
こういうのは単体で聴いてもダメなのかもしれませんね。
パターンの選択
パターンが12種類あると買いましたが、この12種類というのが、下の1～12までのボタンで選べるようになっています。
これがよくできていて、途中で違うパターンのボタンを押しても、1小節が終わるまでは前のパターンを続けてから、切り替えになります。
右の白い4つのボタンは、フィル用のパターンです。
右側のTAPを押すと、フィルが鳴ります。
これも1小節が終わってから、フィルが再生される形です。
左側のAUTO FILL INがデフォルトではMAN（マニュアル）になっていますが、たとえば2のところにすると、2小節目にフィルインが入ります。
4は4小節目ですね。
まとめ
あっという間に、終わりです。
実は、もっとたくさんの機能があるのですが、打ち込みをするボクには必要がないんですよね。
たとえば、自分でつくったパターンを記憶させたり。
まぁ、基本的にTR-808を使えるということがうれしいやつ。
今では、808の音っていうことで、色々な音源があるので、音だけでいえば、これじゃないといけないということはないんだろうけど。
きっと、憧れなんでしょうね。
価格
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