(2023年8月 追記)
音源データを削除してしまいました。
しかたがないので、改めてつくりなおそうかと思ったけど、書いていることがなかなかハチャメチャ(笑)
この頃は、どうすれば音圧を上げられるのか、模索していたころですね。
ただ、この頃にこういうことをしていたのだ、という記録として残しておくことにする。
音源がありませんが、素人って、こういうことを考えるんだな、と笑っていただけたら何よりです♪
あぁ、ちなみに、2023年8月のボクも素人ですので、えらそうなことは言えませんが・・・
曲を創り始めて気がついたのが、どうも有名ボカロPの有名ボカロ曲と比べると、
自分の曲の貧弱だということ。
何が違うんだろうなぁと思っていたら、音量が違う。
正確には音圧なんだろうけど。
色々調べたところ、マキシマイザーというやつで、ポンと上げられるみたい。
なのだが、元々小さいものを、マキシマイザーでポンと上げても音がひどい状態になるっぽい。
つまり、マキシマイザーでポンとする前に、ある程度、音を上げておかないといけないみたい。
でも、でもですねぇ、ボクだって、可能な限り上げているんですよ。
けど、これ以上あげたらダメってStudio Oneが言ってくるんですよ。
これ以上、一歩でも入ってきたら撃ち殺すぞ、みたいな、赤い警告マークを出してくるんです。
ということで、音量・音圧を限界までUPするための方法を、ボクが理解した範囲で、実際に試しながら検証してみようと思う。
端的に言えば、大掃除に対する現実逃避です。
さて、今回もまたカノン進行でいきましょう。
ドラム・ベース・コード2種です。
単体の音を確認。できるだけ最大音量にしていきます。
できるだけ抑揚のない音源を選んではみたけど、そう簡単にはいきませんね。
ドラムは四つ打ち、ベースは八分音符刻み、コードは二分音符で並べてみました。
ドラム
※音源なし
ベース
※音源なし
コード(オルガン)
※音源なし
コード(ギター)
※音源なし
とりあえずわかったこと。
高音は同じ音量でも大きく感じる。
では、これを重ねていく。
普通はしないのだろうけど、とにかく、4つの音源が0デシベルを越えないギリギリのラインに設定して、
その上で、全体の音量も0デシベルを越えないところに調整していく。
ドラム・ベース・コード2種
※音源なし
やはり単体のものに比べると、それぞれの音源の音は小さくなります。
当然ですね。
では、EQで音の音域の棲み分けをしてみましょう。
ドラムはドラムセットを使っちゃったので、EQのプリセットでドラムセットのものを選択。
ベースは、すでにEQがセットされた音源を選んじゃってた(笑)
オルガン・ギターはあまりいじり出すとややこしいので、ボクが聴く範囲で音が変わらない範囲で低音だけをバッサリとカット。
※音源なし
数値的にはドラム・コード2種の音量については、大きくする余地ができたので、ちょっとだけUPした。
ベースはすでにEQがセットされてたから変化なし。
けど、聴く限り、ボクには違いがわかんない。
ということで、コンプをかけてみよう。
コンプをかけると、ある程度音量が上がった時に、それ以上、上がらないようになる。
実験なので、レシオは20:1にして、アタックは0.1ms。
つまり、決められた音量を超えると、即座にそれ以上、上がらないように、上から頭を押さえつける感じですね。
※音源なし
これまた、ドラム・ベース・コード2種の全ての音量を大きくできたけど、
こうやって出力してみると、うーん、どうだろ。
ちょっと変わった気がしないでもない。
これ、コンプとEQはどっちが先なんだろうなぁ。
では、パンで左右に振ってみる。
よく言われるが、左右に振ることで、音の大きさも左右に分散されて、
全体の音量は下がる、つまり上げる余地ができる、ということ。
極端にいってみよう。
コード2種は完全に左と右に振ってみる。
※音源なし
コード2種を左右に振ってみたのだが、コード2種の位置が変わっただけで、
それぞれの音源の音量は変更がない。
ただ、コード2種が左右に振った結果、全体の音量が下がった。
ということで、全体の音量を上げてみる。
うーん、数値的には上がったんだけど・・・
たしかにちょっと上がった気もしないでもないが・・・
マキシマイザー投入。
とりあえず3デシベルほど上げてみる(上げるって表現で合ってるのか?)
※音源なし
あぁ、何となく上がった。
9デシベルに上げてみる。
※音源なし
明らかに上がった。
上がったけど、明らかに割れてる。
マキシマイザーを3つにしてみる。
3デシベル×3=9デシベル(で合っているのか?)
※音源なし
面白いことに、9デシベル一気に上げるのと、マキシマイザーを3つ重ねて3デシベルずつあげるのでは、ちょっと違う。
音の割れ具合がちょっとまし。
とりあえず、EQ、コンプ、パンを戻して、マキシマイザーを投入してみる。
マキシマイザー×3の9デシベルUP。
つまり、EQたら、コンプたら、パンたらをいじる前から、とりあえず速攻音圧UPしてみたらどうなるか。
※音源なし
よかった。
やっぱり色々設定してから、マキシマイザーを使う方が、マシだ。
これが全く変わらなかったら、全てが無にかえるところだった。
ちなみに、リミッターで強制的に9デシベル上げてみた。
リミッターは、0デシベルと設定したら、0デシベルを越えた時点でばっさりと切ってしまう感じ。
※音源なし
なるほど、やはりひどい。
うーん・・・
とりあえず、音圧を上げられるだろうと思われることを、
極端な設定でやってみたところで、結論。
EQもコンプもパンも、音圧を上げるためだけに使うものではないってことだね。
今まで音圧を上げるためだけに設定をしたことがなかったけど、
音圧を上げるために極端に設定しても、それほどの効果はなかった。
もっと劇的に上げられるのかと思った。
やっぱり、音楽的な表現が先にあるんだね。
その中で、音楽的に変更可能なところがあれば、音圧を上げることも意識すればよし。
そして、マキシマイザーも最後の最後にちょっと音圧を上げるために使うものだ。
極端に上げても、やはり限界がある。
ただ、コンプで無理矢理潰してあげたり、リミッターでバッサリ切ったりするのに比べ、
マキシマイザーは自然ではある。
やっぱり、音圧を上げることを第一の目的にしても、あまりうまくいかない、という、
当たり前のことが分かった実験でした。
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